NPO 法人無花果、岡山県初となる緊急避妊薬の無償提供を開始。

NPO法人 無花果
PR TIMES

妊娠にまつわる課題への根本解決を行うソウレッジと、みやびウロギネクリニックとの提携により実現

NPO 法人 無花果(所在地:岡山県岡山市、理事長:中藤寛人)を含む無花果グループ 以下、「無花果」)は、一般社団法人ソウレッジ(所在地:静岡県掛川市、代表:鶴田七瀬、以下「ソウレッジ」)と、みやびウロギネクリニック(所在地:岡山県岡山市、院長:井上 雅)との提携により、 緊急避妊薬の無償提供を開始いたします。また、性に関する様々な悩みを LINEで相談できる 「Cotatsu ~ おかやま性の相談窓口 ~」を設置いたします。

■ 活動の背景

日本における避妊方法は非常に少なく、主流であるコンドームの使用は避妊失敗率が高いため、自分の身体を自分で守ることは簡単ではありません。

また、望まない妊娠を防ぐ最後の砦である「緊急避妊薬」は、金銭面だけでなく、心理面・アクセス面でも入手のハードルが高く、必要な時に手に入れ ることが困難です。

望まない妊娠をしてしまった場合、年齢が若いほど妊娠をした際に中絶を選ぶ割合が高いです。中絶手術あとは PTSD になる割合が高く、心身への悪影響与えてしまいます(*1)。

子どもたちの可能性を信じ、教育事業をおこなってきた無花果として、望まない妊娠により子どもた ちが何かを諦めなければいけない状態や、心身を苦しめてしまう状態を防ぐことへの必要性を感じて います。

これまで無花果では、「無花果もえぎフリースクール」や通信制サポート校(学習等支援施設)「無花果高等学園」に通う子どもたちや教師を対象に、”よい”教育の一部として、包括的性教育(*2) を行ってきました。

今後は、岡山県初(*3) の緊急避妊薬の無償提供という、より具体的な取り組みを通して、子どもたちを取り巻く性に関する問題を解決していきます。無償提供を通したつながりを一時的なものにせず、その後も正しい性知識の提供や相談窓口の設置により、子どもたちを見守り続けます。

(※1)出典:ソウレッジ「おひさまプロジェクトの目的」https://sowledge.org/ohisama-project
(※2)包括的性教育:セクシュアリティの認知的、感情的、身体的、社会的側面について、カリキュラムをベースにした教育と学 習のプロセス。人権をベースに、「互いを尊重し、よりよい人間関係を築くことを目指す教育」、「健康とウェルビーイング、尊厳 を実現し、子どもや若者たちにエンパワーメントしうる知識、スキル、態度、価値観を身につけさせる教育」を重視する。出典:日本財団「『包括的性教育』推進を目指し提言書を発表」https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2022/20220812- 76281.html
(※3)自社調べ・調査年月2023年9月・岡山県内における緊急避妊薬の提供機会として

■ 具体的な取り組み
緊急避妊薬の無償提供

提携クリニックへの受診により、緊急避妊薬を無償で提供します。提携クリニックは「Cotatsu ~おかやま性の相談窓口~」の公式 LINE よりご紹介します。
● 対象:24 歳以下
● 利用方法
1. 公式 LINE を登録 → https://lin.ee/a8nZcQd
2. 提携先クリニックを受診
3. クリニックで緊急避妊薬を服用

「Cotatsu ~ おかやま性の相談窓口 ~」の設置

ジャンダー、セクシュアリティ、性行為、避妊、性被害などの性に関する様々な悩みを、チャット形式またはオンライン個別相談という形で、相談することができます。
● 対象:24 歳以下
● 相談方法
1. 公式 LINE を登録 → https://lin.ee/a8nZcQd
2. チャットで相談、またはオンライン個別相談の予約を行う

■ ソウレッジ代表コメント
一般社団法人ソウレッジ代表
鶴田七瀬 氏

都内には支援団体が多くこのような支援もある程度は広げやすいのですが、地方だとなかなか難しい現状にあります。そんな状況でみやびウロギネクリニックさん、無花果さんという志を共にする仲間 がいてくれて大変心強く、うれしく感じています。

■ みやびウロギネクリニック 院長コメント
みやびウロギネクリニック院長
井上 雅氏

性についての悩みがあっても、婦人科受診はハードルが高く、なかなか相談出来ずに悩んでいる人も多いと思います。また、金銭面でも躊躇される人も多くいます。この取り組みは若い人が受診するハ ードルを下げてくれるものと思います。また、緊急避妊薬を無料にするだけでなく、性に関する正しい知識や避妊方法について相談できるため、非常によい取り組みだと思い、協力させていただくこと にいたしました。

■ 無花果コメント

これまで無花果で行っていた性教育に加えて、より具体的な取り組みを実装し広げていけることを、 心から嬉しく感じております。「避妊に失敗したかも」というとき、きっと不安で仕方がないと思い ます。身近に緊急避妊薬を無償提供するクリニックがあることで、相談や受診のハードルが少しでも 下がるといいなと感じております。また同時に、性にまつわる様々な悩みを匿名で相談できる窓口を 設置しています。性の多様性を尊重する声が大きくなっている一方で、性にまつわる話題をタブー視する姿勢やジェンダー規範も根強く残っています。「Cotatsu ~ おかやま性の相談窓口 ~」では、 匿名性を維持したままチャットやオンラインで相談ができますので、「人には言いにくいけど誰かに相談したい」「話を聞いてもらいたい」というときに、ぜひ使っていただけると嬉しいです。この取り組みが、一人でも多くの人の安心につながりますことを、心から願っています。

■ 一般社団法人ソウレッジについて

ソウレッジは、誰もが自分の人生を主体的に生きられるよう、誰もが避妊にアクセスできる社会を目 指しています。そのために、若者の予期せぬ妊娠や性暴力などの性にまつわる課題に向き合い、根本 的な課題解決を目指す活動をしています。 緊急避妊薬をはじめとした避妊薬の無償化プロジェクト「おひさまプロジェクト」や、教員への性教 育研修、企業向け研修、避妊具の無償化に向けた政策提言など、さまざまな取り組みを行っていま す。

■ みやびウロギネクリニックについて

当院では泌尿器科と婦人科の両方の観点から女性のオシモに関する疾患を専門的に診察しています。 通常の泌尿器科疾患、婦人科疾患はもちろん、性交痛や性欲低下などの女性の性機能についても診療 を行っております。

■ 無花果グループについて

無花果グループでは、無花果株式会社とNPO法人無花果の二つの形態で、「“よい教育”をつくる。とどける。」ための活動を行なっています。

無花果高等学園

無花果高等学園は、週1日以上の通学とレポート学習により、高校卒業資格が取得できる通信制サポ ート校(学習等支援施設)です。2022年4月に岡山県岡山市にて岡山キャンパスが、2022年9月に岡山県津山市にて津山キャンパスがスタートしました。「一人でも、みんなでも」「好きでも、嫌いでも」「あっても、なくても」の3つのコンセプトを大切に、生徒の希望する今や未来の実現に向けてコースを提供しています。
URL : https://1ziku.jp/school 公式 LINE : https://lin.ee/Jv9LLhO

教員研修システム開発

教育事業を行う法人に対し、“よい教育”をより実践していくための教員研修・ノウハウ提供を行なっています。現在、“よい教育”を実質化するための“よい教師”を養成する「先生のための先生AI」を開発中で、今後社会に普及させていきます。

無花果もえぎ フリースクール(NPO 無花果により運営)

子どもたちに学校以外の居場所をつくるフリースクールです。小学校 1 年生から高校 3 年生を対象に、子どもたちが自分たちのペースで「やりたい」ことを見つけ、実現するための場所を提供しています。また、フリースクールで学びの機会を無償提供しながら、受けた相談をもとに適切な機関に繋ぐソーシャルワークとしての相談業務を担う団体として活動を発展させていきます。
URL:https://1ziku.jp/moegi/
公式 LINE : https://lin.ee/XDYo8ar

■ NPO 法人 無花果について

法人名:NPO 法人 無花果(いちじく)
代表:理事長 中藤寛人
設立:2022年11月
事業:フリースクール・通信制サポート校(学習等支援施設)
住所:岡山県岡山市北区駅元町 25-14
URL:https://syncable.biz/associate/1zk

■「無花果」に込めた想い

「無花果」は「花の無い果実」と書くように、外からは花が見えません。でも実は、その内部では花が咲き誇っています。当社は、この花の咲く様子が、大人には見えない場所に独自性や創造力を秘めている子どもたちと同じであると考え「無花果」と名付けました。

私たちは、目に見える結果や才能の有無で、人を判断してしまいがちです。けれど、表面に見えていないだけで、誰しもが大きな可能性を持っているのだと信じています。「無花果」は、地方における教育について考え続け、内面に咲き誇っている子どもたちの可能性を信じるプロジェクトです。

「無花果」ホームページ:https://1ziku.jp/](https://1ziku.jp/

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ

Pick up