【ABABA総研】就活うつに関するアンケート調査2024

株式会社ABABA
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「死にたい」、「先が見えない」、「自分には価値がない」、「自分を否定された」、「自分の頑張りが足りない」・・・就職活動時のメンタル不調“就活うつ”という社会問題に対し、大学4年生300人の意見を調査

 「就職活動の過程が評価されたスカウト」が届く、これまでにない新しい視点から生まれたダイレクトリクルーティングサービス「ABABA」を展開する株式会社ABABA(本社:大阪府吹田市、代表取締役:久保駿貴・中井達也)は、2025年3月卒業予定の大学4年生のうち、「就活うつを自覚したことがある」という学生300名を対象に、「就活うつに関するアンケート調査」を行いました。
【調査概要】
調査対象:2025年3月卒業予定の大学4年生
調査機関:株式会社ABABA
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年10月29日~11月12日
有効回答数:300名
【調査結果の要約】
事前調査:就活うつを感じたことがある人は46.3%と約半数
本調査:
1.就活中に死にたいと思ったことがある人はほぼ半数の49.3%
2.就活うつへの対処は親や友人への相談が多数。カウンセリングの受診や就活を休止する人も。
3.就活がつらいと感じた原因は、先の見えない就活期間選考落ちが多数。「周りと比較してしまった」、「自分を否定された気がした」などの意見も。
4.就活うつによる影響・変化は、「自分自身には価値がない」と自分を否定する意見が約半数。
5.うつの自覚症状は「なにもやる気が起きなくなった」が半数以上。
6.就活生が考える就活うつの原因は「自分の頑張りが足りないから」が6割以上。
7.就活うつを患っていた期間は1週間以上3か月未満がボリュームゾーン。
8.就活うつを患っていても、就活を中断しなかった学生が約半数。
9.就活うつが改善したと感じたタイミングは「1社目の内定が決まったとき」が多数。
10.就活うつが社会問題であることを認識していない学生が4割。

事前調査:就活うつを自覚したことがある人は46.3%と約半数。
 本調査を行うにあたり、就活うつを自覚したことがある学生を募るための事前調査を実施。2025年3月卒業予定の就活生1,277人のうち、「就活うつになった」、「就活うつっぽいと感じた」と回答した人が合計で46.3%にも上り、半数近い就活生が、就活を原因として心身のバランスが崩れる「就活うつ」の自覚症状があったことがわかりました。

本調査:就活うつを感じたことがある学生300人を対象としたアンケート調査
 以下は、上記の事前調査により「就活うつになった」、「就活うつっぽいと感じた」という方を対象としたアンケート調査です。
1.就活中に死にたいと思ったことがある人はほぼ半数。
 「就活中に死にたいと思ったことがありますか?」という設問に対し、ほぼ半数の49.3%の就活生が「ある」と回答しました。一時的にでも死にたいと意識してしまうほど、学生にとって就活がつらいものになってしまっていることが伺えます。

2.就活うつへの対処は親や友人への相談が多数。カウンセリングの受診や就活を休止する人も。
 就活うつへの対処として「親や友人に打ち明けて相談に乗ってもらった」という回答が40.3%と最も多く、次いで「特に何もしなかった」という回答が32.3%でした。また、「就職活動を一時的に止めた」が18.7%という結果に対し、「面接やエントリーの数を増やした(考える時間がないくらい動いた)」という意見も14.7%ありました。そのほか、14.3%の学生が「専門機関でカウンセリングや診断を受けた」という回答でした。

3.就活がつらいと感じた原因は、先の見えない就活期間、選考落ちが多数。「周りと比較してしまった」、「自分を否定された気がした」などの意見も。
 就活がつらいと感じた原因を尋ねると、「就活の期間が長く、先が見えにくいから」が40.7%、「選考に落ちたから、または選考落ちが続いたから」が40.0%と多数を占めました。その他、「周りの友人と比べてしまった(内定数、内定先など)」(32.0%)、「面接に落ちて自分を否定された気がしたから」(31.7%)などの意見も3割以上を占めました。

4.就活うつによる影響・変化は、「自分自身には価値がないと感じるようになった」。
 就活うつによる影響・変化はあったかという質問に対し、最も多かった回答は「内定が決まっていない自分自身には価値がないと感じるようになった」が42.7%と、半数近い学生が自分を否定する考えに陥っていたことがわかりました。そのほか、「内定が決まっている友人と気まずくなった」(19.3%)、「仲がいい友人や親とも会いたくなくなった」(16.0%)など交友関係への影響や、「就活セミナーや勉強会に行く気が失せた」(20.0%)、「面接をキャンセルしてしまった」(17.0%)、「エントリーシートの申込が怖くてできない時期があった」(16.7%)など活動自体に支障をきたしていた学生も見受けられました。

5.就活うつの自覚症状は「なにもやる気が起きなくなった」が半数以上。
 うつを自覚した症状について質問すると、「なにもやる気が起きなくなった」という回答が54.0%と半数以上を占めました。次いで、「よく眠れなくなった」が35.7%、「ベッドから起き上がるのが億劫になった」が25.0%など、心身ともに影響がでていることがわかりました。また、その他(自由回答)の回答の中には「涙が止まらなくなった」や「好きなことにも興味がなくなった」というコメントもありました。

6.就活生が考える就活うつの原因は「自分の頑張りが足りないから」が6割以上。
 就活うつの原因は何かと質問すると、「自分の頑張りが足りないから」という回答が最も多い62.7%で、そのほかの回答と大きく差を付けました。2番目に多い回答は「企業との相性が良くないと感じたから」(30.3%)でした。一方で、「企業の見る目がなく、採用してくれないから」(17.3%)、「大学のキャリアセンターやセミナーで良い対策を教えてくれなかったから」(9.3%)、「親や友人がアドバイスをくれないから」(6.3%)という回答も一定数ありましたが、学生の多くが就活うつの原因が「自分自身の努力不足である」と考えてしまう傾向があることがわかりました。

7.就活うつを患っていた期間は1週間以上3か月未満がボリュームゾーン。
 就活うつを患っていた期間を尋ねると「1週間以上、2週間未満」(23.3%)、「2週間以上、1か月未満」(19.7%)、「1か月以上、3か月未満」(21.0%)がそれぞれ2割程度でボリュームゾーンであることがわかりました。また、「3か月以上、6か月未満」が11.0%、「6か月以上」が7.0%と、長期間就活うつを患っている学生も一定数いることがわかりました。

8.就活うつを患っていても、就活を中断しなかった学生が約半数。
 就活うつにより就活を中断したかという質問に対し、「中断しなかった」と回答した学生が50.0%と半数を占めました。また、中断したと回答した学生の中でも、中断期間が長い方が人数は少ない傾向にあります。
 就活うつを自覚していても、「早く就職先を決めたい」、「休んでいる場合ではない」という学生の意思や焦りなどが影響していると予想できます。

9.就活うつが改善したと感じたタイミングは「1社目の内定が決まったとき」が多数。
 就活うつが改善したタイミングを尋ねると、「1社目の内定が決まったとき」が33.3%と最も多く、次いで「時間の経過とともに自然と楽になった」が28.7%という回答でした。
 また、「今もまだ就活中、または就職浪人が決まっており、改善されていない。」という回答が24.0%と3番目に多く、就活うつは現在進行形で続いている解決すべき課題であることがわかります。

10.自身が患っている就活うつが社会問題であることを認識していない学生が4割。
 「就活うつが社会問題であることを知っていましたか」という質問に対し、「はい」という回答は43.7%、「いいえ」という回答は56.3%でした。
 就活うつは、人生の大きな節目である就職活動の最中に、心身の健康や人間関係に悪影響を及ぼし、最悪の場合には命を脅かす可能性を孕んでいます。それが学生自身に降りかかっている社会問題であり、自分自身が当事者であることを認識することが重要であると考えられます。

【お祈りエールを日本の文化に。新卒対象スカウトサービス「ABABA」】
「お祈りメール」を少しでも前向きな応援するもの(エール)に変えたい。そんな気持ちから生まれたのが、ABABAの「お祈りエール」です。最終面接で採用できなかった就職活動生に送る不採用通知メールの中で「当社で採用はできませんでしたが、あなたは素晴らしい人材なので他社に推薦したいです。ABABAに登録していただければ、今後の就職活動を応援させていただきます。」という文面でABABAへの登録を促し、その企業の最終面接まで進んだ就職活動生として、他企業のスカウトを受け取ることができるスカウト型サービスです。選考の過程を評価することで「就職活動うつ」に悩む就職活動生の心理的ストレスの軽減に寄与しながら、採用企業のブランディングにも貢献できる、社会課題と事業課題の双方を解決する事業活動を展開しています。

【ABABA総研とは】
ABABA総研は、就職活動を行う「就職活動生」と新卒採用を実施している「採用企業」のリアルを届けることを目的とする調査研究機関です。
新型コロナウイルスの影響や日本経済を取り巻く環境の先行き不透明感が高まったことで、新卒学生が企業選びにおいて安定性を重視する傾向が強くなり、大手企業への応募者が集中して採用競争が激化しています。さらには、早期のインターンシップ開催が一般化したことで就職活動が長期化するケースも増えており、学業への影響が懸念されるなど、現代の就職活動生を取り巻く外的環境は過酷さを極め、心身ともに大きな負担を抱えながら活動せざるを得ない状況になっています。最近では、就職活動がきっかけでメンタルヘルスに不調をきたす「就職活動うつ」が社会問題として注目されるようになりましたが、就職活動生のメンタル面の実態を捉えたデータはまだ少なく、不明瞭なまま語られることが多いのが現状です。私たちABABAはこれらの問題を重く受け止め、現代の就職活動における本質的な問題を明らかにすることを目的に、継続的に調査研究を行う機関として『ABABA総研』を発足するに至りました。

■受賞歴・アクセラ採択
・東京ベンチャー企業選手権大会2023 – 東京都知事賞(最優秀賞)
・アクセラレーションプログラム未来X2024 – HR Innovation賞(株式会社三井住友銀行
より)/ Nikko Open Innovation Lab賞(SMBC日興証券株式会社より)
・第15回 ビジネスプランコンテスト ドリームDASH! – 優勝
・第17回 キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)全国大会 – 最優秀賞
・第5回 価値デザインコンテスト – SDGs日本賞
・2020年度 岡山イノベーションコンテスト – グランプリ
・経済界主催 金の卵発掘プロジェクト2021- 審査員特別賞受賞
・NEXs Tokyoモデル事業創出プログラム
・NTTドコモ・ベンチャーズ 伴走型インキュベーションプログラム
・日本の人事部「HRアワード」プロフェッショナル部門(人材採用・雇用) – 最優秀賞

■株式会社ABABA会社概要
会社名 :株式会社ABABA
所在地:〒153-0061 東京都目黒区中目黒一丁目1番71号 KN代官山ビル7階 B号室
従業員数:50名(インターン・アルバイト含む)
設 立 :2020年10月19日
資本金 :4億9,388万円(資本準備金含む)
URL : https://hr.ababa.co.jp/ababa

■サービス利用を検討される人事様はこちら
LP: https://hr.ababa.co.jp/company?utm_source=pr&utm_medium=pr20241127

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