高専GCON2024本選を開催しました!

独立行政法人国立高等専門学校機構
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~文部科学大臣賞は米子高専チームが受賞!~

 独立行政法人国立高等専門学校機構(東京都八王子市 理事長:谷口 功)は、日本経済新聞社(東京都千代田区 代表取締役社長:長谷部 剛)と共催で、高専女子を中心とするチームが、SDGsの視点で日頃の研究や演習の成果を基に社会課題解決の技術開発を提案するコンテスト「第3回高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2024)」の本選を2024年12月15日(日)に開催し、米子工業高等専門学校のチーム「誰もがきっと、速くなる!」が文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞しました。
 同チームは、AI動作解析により選手の動きを数値化・可視化し、競技力向上につなげるスポーツテックの導入と異なる視点から、ドローンとAI動作解析を用いて、誰でもどこでも簡単にスポーツ力を向上できるスマホアプリの開発をめざす「ドローン×AI動作解析によるスポーツ競技力向上アプリの開発」を提案。カーボンニュートラルへの貢献度、地域における持続的な産業の発展を目指す点などが高く評価されました。
 また、優秀賞は、沼津工業高等専門学校のチーム「サイトマン」が提案する「オープンデータを使って斜面崩壊リスクを全部可視化するプロジェクト」と函館工業高等専門学校のチーム「COWNECT」が提案する「酪農家・乳業界と社会を革風製品でつなぐ」が受賞しました。

文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞した米子工業高等専門学校チーム 誰もがきっと、速くなる!

 高専GCON2024本選の模様は、日経チャンネルでご覧になれます。
https://channel.nikkei.co.jp/kosengcon2024/

 高専GCONは、「女性技術者・研究者が少ない日本の現状打破」を趣旨に、日本の高専制度創設60周年記念として2022年度にスタート。第3回の本年度は全国の高等専門学校から48高専85チームがエントリーしました。
 書類・面談選考を突破した本選出場12チームのうち、当日は11チームが「SDGsへの理解と自分との関り」、「イノベーション視点」、「実現への道程」の審査項目に沿ったプレゼンテーションを繰り広げました。

当日発表した11チームの学生

 本選出場チームは、1年生チームから5年生の卒業間近なチームまで、また、専門分野も電気・電子、情報、生物・化学、建築・建設等多岐にわたり、高専で培われた技術力とそれぞれの社会課題解決に向けたパッションをぶつけ合うプレセンテーションを繰り広げ、会場は熱気に包まれました。
 本選審査員の後藤 景子氏(豊橋技術科学大学特任理事、奈良国立大学機構特任教授)は、「11チームのどれもが、審査ポイントの4つの観点のバランスがとれていて難しい審査だった。その中でも表彰されたチームは、シミュレーションや実験を通じて技術的に証明しようという進め方や、社会実装へのプロセスの意識が高かったことが評価された」と各チームの健闘を称えました。

<高専GCON2024本選へ進んだ12チーム>

 本選へ進まれた12チームの提案の詳細は高専GCON2024オフィシャルサイトで公開中です。
https://gcon.kosen-k.go.jp/2024/final-round

<高専GCON2024本選 審査員>
後藤 景子 氏(豊橋技術科学大学特任理事、奈良国立大学機構特任教授)
横田 浩一 氏(一般社団法人アンカー共同代表理事、 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科(SFC)特任教授)
角田 夕香里 氏 (vivola株式会社 代表取締役CEO)
長 伸明 氏(株式会社リバネス 製造開発事業部 ものづくり研究センター センター長)
有吉 恵子 氏(キオクシア株式会社 先端技術研究所)

<高専GCON2024概要>
主催:独立行政法人国立高等専門学校機構
共催:日本経済新聞社
協賛:JFEスチール、住友金属鉱山、TDK、日東電工、FIXER、村田製作所、アイング、アクセス ネット、伊藤忠テクノソリューションズ、AGC、鹿島建設、サイオステクノロジー、東芝三菱電機産業システム、トヨタ自動車、日本精工、ピューズ、マブチモーター、三菱電機エンジニアリング
後援:内閣府、文部科学省、(一社)全国高等専門学校連合会、(独)国立女性教育会館、(研)科学技術振興機構、(公社)日本工学教育協会、(一社)ロボットシステムインテグレータ協会、(一社)日本ディープラーニング協会、(一社)高専人会、(公財)山田進太郎D&I財団、(特非)Waffle、(特非)ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク(J-Win)、日本女性技術者フォーラム(JWEF)
協力:(一社)アンカー、(株)高専キャリア研究所、(株)リバネス

協賛社ロゴ一覧

■独立行政法人国立高等専門学校機構について
 社会が必要とする技術者を養成するため、中学生の卒業生を受け入れ、5年間一貫の技術者教育を行う高等教育機関として、現在、全国に51の国立高等専門学校(高専)を設置しています。
 高専のカリキュラムは、実験・実習を重視した専門教育を早期段階から行う事により、20歳の卒業時には大学と同程度以上の知識・技術を身につけるものとなっています。卒業生は日本の産業や社会の発展を担う中心的な役割を果たし、ものづくり大国である日本を支えています。

【機構概要】
 機構名:独立行政法人国立高等専門学校機構
 所在地:東京都八王子市東浅川町701-2
 理事長名:谷口 功
 設立:平成16年4月1日
 URL:https://www.kosen-k.go.jp/

■日本経済新聞社について
 日本経済新聞社は、加速するデジタル社会の担う人材の育成を進める「高専」に着目。2017年より、日経産業新聞で「高専に任せろ」編集特集を連載開始、社会のソーシャルドクターとしての高専生、高専OB・OGの活躍を発信してきました。また年に1回、本特集を再編集した「日経産業新聞高専生向け特別版」を、国立高等専門学校機構等の協力で全国の高専への特別配布として発行してきました。
 今年度は「高専生夢へ 未来へ 世界へ」を2024年11月26日に発行しました。

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