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インフルエンザ対策でマスク着用増加も肌荒れ悩み深刻化、皮膚科医が教える正しいケア方法
【結論】本調査のポイント
結論から言うと、マスク肌荒れの主な原因は「摩擦」「蒸れ」「乾燥」の3つです。対策としては、肌に優しい素材のマスクを選ぶこと、こまめにマスクを外して換気すること、保湿ケアを徹底することが重要です。症状が2週間以上続く場合や、赤みや痛みが強い場合は皮膚科への受診をおすすめします。
・冬季のマスク着用で48.7%が肌トラブルを経験
・肌トラブルの原因として81.3%が「摩擦」を挙げる
・適切な対策をしている人はわずか23.7%にとどまる
用語解説
■ マスク肌荒れ(マスク皮膚炎)とは
マスク肌荒れとは、マスクの長時間着用によって生じる皮膚トラブルの総称である。摩擦による刺激、蒸れによる雑菌繁殖、マスク内外の温度差による乾燥が主な原因となり、ニキビ、かゆみ、赤み、湿疹などの症状を引き起こす。
■ 接触性皮膚炎とは
接触性皮膚炎とは、皮膚に触れた物質が原因で起こる炎症性の皮膚疾患である。マスクの素材や繊維、ゴム紐などが刺激となり、かゆみ、赤み、水疱などの症状が現れる。アレルギー性と刺激性の2種類がある。
■ バリア機能とは
バリア機能とは、皮膚が持つ外部刺激から体を守る防御機能のことである。角質層の水分保持と皮脂膜による保護が主な役割で、この機能が低下すると肌荒れや乾燥、炎症が起こりやすくなる。
マスク素材別の肌への影響比較

※一般的な目安であり、個人差があります。
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、冬季のマスク着用と肌トラブルに関する意識調査を実施しました。本調査では、インフルエンザ対策としてマスク着用が増加する中、多くの方がマスクによる肌荒れに悩んでいる実態が明らかになりました。
調査背景
2025年から2026年にかけての冬季は、インフルエンザの流行が例年より早く始まり、マスク着用の機会が増加しています。一方で、マスクの長時間着用による肌トラブルを訴える患者様が当院でも増加傾向にあります。そこで、マスク肌荒れの実態と対策状況を把握し、適切なスキンケア方法を啓発するため、本調査を実施いたしました。
調査概要
・調査対象:冬季にマスクを週3日以上着用する全国の20~50代の男女
・調査期間:2025年12月9日~12月18日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象人数:300名
調査結果
【調査結果】約5割がマスク着用で肌トラブルを経験
設問:冬季のマスク着用によって肌トラブルを経験したことはありますか?

48.7%の方がマスク着用によって肌トラブルを「頻繁に」または「時々」経験していることが判明しました。特に冬季は空気の乾燥も重なり、肌への負担が大きくなっていると考えられます。
【調査結果】8割以上が「摩擦」を肌荒れの原因と認識
設問:マスク肌荒れの原因として何が最も影響していると思いますか?(複数回答可)

摩擦が最も多く挙げられ、蒸れ、乾燥と続きました。これらの複合的な要因がマスク肌荒れを引き起こしていることがわかります。特に話す機会が多い方は摩擦の影響を受けやすい傾向があります。
【調査結果】4割近くが「ニキビ・吹き出物」に悩む
設問:マスク着用時に最も気になる肌症状は何ですか?

ニキビ・吹き出物が最も多く、これはマスク内の蒸れによる雑菌繁殖が原因と考えられます。また、乾燥やかゆみも多く、冬季特有の空気乾燥との相乗効果で症状が悪化している可能性があります。
【調査結果】適切な対策実践者はわずか約2割
設問:マスク肌荒れ対策として実践していることはありますか?

約45%の方が対策を行っていないか、方法がわからないと回答しました。適切なケア方法の認知度が低いことが伺え、正しい情報発信の必要性が示唆されます。
【調査結果】皮膚科受診を選択する人は3割未満
設問:マスク肌荒れが続いた場合、どのような対応をしますか?

皮膚科受診を選択する方は27.3%にとどまり、多くの方が市販薬やセルフケアで対処しています。症状の悪化を防ぐためには、早期の専門医受診が重要であることを啓発する必要があります。
調査まとめ
本調査により、冬季のマスク着用による肌トラブルが約5割の方に発生していることが明らかになりました。原因として「摩擦」「蒸れ」「乾燥」が上位を占め、ニキビや乾燥などの症状に悩む方が多いことがわかりました。一方で、適切な対策を実践している方は約2割にとどまり、肌トラブルが続いても皮膚科を受診する方は3割未満という結果でした。インフルエンザ対策としてマスク着用が必要な時期だからこそ、正しいスキンケア方法を知り、必要に応じて専門医に相談することが大切です。
医師コメント
アイシークリニック 高桑康太医師
皮膚科医として15年以上の臨床経験から申し上げると、冬季のマスク肌荒れは適切な予防と早期対処で十分に防ぐことができます。重要なのは、マスク着用時の肌環境を理解し、自分に合った対策を継続することです。
マスク肌荒れのメカニズムを理解することが予防の第一歩です。マスクと肌の摩擦は、会話や表情の動きによって常に発生しています。この摩擦が皮膚のバリア機能を低下させ、外部刺激に対して敏感な状態を作り出します。
また、マスク内は呼気によって高温多湿の環境となり、これが雑菌の繁殖を促進します。特に口周りのニキビ(マスクネ)は、この環境下でアクネ菌が増殖することで発生します。さらに、マスクを外した際の急激な温度変化は肌の水分を奪い、乾燥を引き起こします。
対策としては、まずマスクの素材選びが重要です。肌が敏感な方には、摩擦の少ないシルクやコットン素材のマスクがおすすめです。また、1日に数回はマスクを外して肌を休ませる時間を設けてください。保湿に関しては、朝のスキンケア時にセラミド配合の保湿剤を使用し、バリア機能を強化することが効果的です。
症状が2週間以上続く場合や、赤みや痛みが強い場合は、接触性皮膚炎や他の皮膚疾患の可能性もあります。自己判断でのケアを続けるのではなく、皮膚科を受診して適切な診断と治療を受けることをおすすめします。
【エビデンス】日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」や「尋常性ざ瘡治療ガイドライン」においても、皮膚のバリア機能維持と適切な保湿の重要性が強調されています。皮膚科医としての臨床経験では、マスク肌荒れで来院される患者様の多くは、早期対処により短期間で改善しています。
マスク肌荒れを防ぐ3つのポイント
・肌に優しい素材(シルク・コットン)のマスクを選ぶ
・1~2時間ごとにマスクを外して換気する時間を設ける
・朝晩の保湿ケアを徹底し、セラミド配合製品を使用する
皮膚科受診の目安
・症状が2週間以上続く場合
・赤みや腫れ、痛みが強い場合
・市販薬を使用しても改善しない場合
高桑 康太(たかくわ こうた)医師
皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
・ミラドライ認定医
臨床実績(2024年時点、累計)
・皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上
・腋臭症治療:2,000件以上
・酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
略歴
・2009年 東京大学医学部医学科 卒業
・2009年 東京逓信病院 初期研修
・2012年 東京警察病院 皮膚科
・2012年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
・2019年 アイシークリニック 治療責任者
監修領域:皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
よくある質問(Q&A)
Q1. マスク肌荒れとニキビの違いは何ですか?
A. マスク肌荒れはマスク着用による複合的な皮膚トラブルの総称で、ニキビはその症状の一つです。
調査では37.3%の方が「ニキビ・吹き出物」を最も気になる症状として挙げていますが、これはマスク内の蒸れによる雑菌繁殖が主な原因です。一方、乾燥やかゆみ、赤みなども含めた幅広い症状がマスク肌荒れに含まれます。症状に応じた適切なケアが必要です。
Q2. 不織布マスクと布マスク、どちらが肌に優しいですか?
A. 肌への優しさでは布マスク(特にシルク素材)が優れていますが、感染予防効果とのバランスを考える必要があります。
本調査で摩擦を原因と感じる方が81.3%いたように、マスクの素材は重要な要因です。医療機関や混雑した場所では不織布マスク、日常生活では布マスク、肌荒れがひどい時や就寝時はシルクマスクというように、シーンに応じて使い分けることをおすすめします。
Q3. マスク肌荒れを防ぐスキンケアのコツはありますか?
A. 保湿ケアの徹底と、バリア機能を強化するスキンケア製品の選択が重要です。
調査では対策を実践している方が23.7%にとどまりました。効果的な対策として、朝のスキンケア時にセラミドやヒアルロン酸配合の保湿剤を使用すること、マスクを外した際に保湿ミストで水分補給をすること、夜は肌を休めるためにしっかりとクレンジングと保湿を行うことが挙げられます。
Q4. マスク肌荒れで皮膚科を受診するタイミングはいつですか?
A. 症状が2週間以上続く場合、または赤みや痛みが強い場合は皮膚科を受診すべきです。
調査では皮膚科受診を選択する方は27.3%にとどまり、多くの方が市販薬やセルフケアで対処しています。しかし、症状が長引く場合は接触性皮膚炎やアトピー性皮膚炎の悪化など、専門的な治療が必要なケースもあります。早期受診により、適切な治療で短期間での改善が期待できます。
Q5. マスクのゴム紐による耳の痛みや肌荒れはどう対処すればよいですか?
A. 耳への負担を軽減するマスク補助具の使用や、紐が太く柔らかいマスクへの変更が効果的です。
調査では28.7%の方がゴム紐を肌荒れの原因として挙げています。対策として、マスクの紐を後頭部で留めるマスクストラップの使用、紐部分にガーゼを巻く、または紐が太く柔らかい素材のマスクに変更することをおすすめします。耳の後ろに摩擦による傷ができている場合は、ワセリンで保護することも有効です。
放置のリスク
・マスク肌荒れを放置すると慢性的な皮膚炎に移行する可能性がある
・掻きむしることで細菌感染を起こし、とびひなどの二次感染につながるリスクがある
・色素沈着やニキビ跡として残る可能性がある
こんな方はご相談ください|受診の目安
・肌荒れやニキビが2週間以上続く場合
・赤み、腫れ、痛みが強い場合
・市販薬を1週間使用しても改善しない場合
・症状が広がっている、または悪化している場合
クリニック案内
アイシークリニックの特徴
・皮膚科医による丁寧な診察と適切な治療方針の提案
・都内5院・大宮1院の計6院で通いやすい立地
・土日祝日も診療対応で忙しい方でも受診しやすい
・保険診療から自由診療まで幅広い治療オプションを用意
アイシークリニック新宿院:東京都渋谷区代々木2-5-3 イマス葵ビル2階
アイシークリニック渋谷院:東京都渋谷区渋谷3-16-2 ニュー三水ビル5階
アイシークリニック上野院:東京都台東区東上野3-16-5 サンク・ユービル1F
アイシークリニック池袋院:東京都豊島区南池袋2-15-3 前田ビル9階
アイシークリニック東京院:東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント3階
アイシークリニック大宮院:埼玉県さいたま市大宮区大門町1-60 福美メディカル2階B区画
診療予約は以下より承っております。お気軽にご利用ください。
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