【開催報告】「“いまここ”に、愛はある」── 第1回「世界一のラブレター・コンクール」表彰式を開催

公益社団法人難病の子どもとその家族へ夢を
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2026年2月14日、東京ウィメンズプラザにて難病の子どもとその家族、来場者、応援者が“愛のカタチ”を分かち合う時間に

公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を(所在地:東京都中央区、代表理事:大住力)は、2026年2月14日(土)、東京ウィメンズプラザ ホールにて、「第1回 世界一のラブレター・コンクール」表彰式および記念イベントを開催いたしました。多数の来場者が参加し、会場は温かな拍手に包まれました。

■ 開催の背景と想い
現代社会において、「愛」という言葉は時に表面的に消費され、本来の深さや多様性が見失われつつあります。しかし、愛とは本来、恋愛だけではなく、子どもへの愛、謝罪したい愛、喪失の愛、感謝の愛など、極めて多様で深い感情です。

当法人は、「人は幸せになるために生まれてきた」という人間本性を信じ、家族という「世界中で一番小さくて基盤となる組織」から社会全体への関係性再構築を目指しています。その一環として、誰もが心に秘めている「愛」を言葉にし、分かち合う機会を創出することで、改めて人と人とのつながりの尊さ、いのちの意味を問い直したいと考え、本コンクールを企画いたしました。

■ 代表・大住力からのメッセージ
体調不良のため会場参加は叶いませんでしたが、代表理事・大住力は沖縄よりビデオメッセージを寄せました。
「愛と言っても、いろんな愛があります。でも、間違いなく目の前、そして今、愛があるんです。世の中にはいろんなことがあって、辛い時も苦しい時も痛い時もありますが、嬉しいことにちゃんと愛はあるんです。その愛を感じて、そして一人だけのものにしないで、みんなで温め合って、この世界中美しい社会にしていきたいと願っております」

その言葉が会場に流れると、温かい拍手が広がり、イベントは幕を開けました。

■ 2025年度活動報告
法人スタッフ・伊藤より、2025年度の活動報告が行われました。
伊藤自身も難病の子の父であり、ウィッシュバケーションとの出会いを経て、現在は法人スタッフとして活動しています。報告では以下の活動が紹介されました。

ウィッシュ・バケーション:全国5カ所で開催(新潟、東京、京都、沖縄、和歌山)
シンデレラ・プログラム:群馬高崎にて緩和ケアを実施する3歳の女の子の七五三を実現
地域連携プロジェクト:高校生ボランティア、企業、法人が三者連携し、難病家族を地域全体で迎える新しいモデルを沖縄で第一弾の実施

LOVE FAMILY CHARITY CUP – HOPE IN ONE:チャリティーゴルフイベントを千葉で開催
伊藤は、バケーションで出逢ったある難病家族が、行政から受けた心ない言葉を紹介しながら、「社会の無関心が何よりも寂しい」と語りました。その言葉に会場は静まり返りながらも、深い頷きが広がり、伊藤を温かく見守る空気が流れました。

■ 表彰式
本コンクールは、Hope and Wish 部門(法人活動参加家族対象)と一般部門の2部門で実施。今回はHope & Wish 部門より、最優秀賞・優秀賞・審査員特別賞が選出されました。
優秀賞:吉野英司さん「天国のマッキーへ」
2012年にウィッシュバケーションに参加した仙台のご家族。亡き妻へのラブレターが受賞しました。
「ただただ会いたい。それだけです。」

今年19歳になる息子・一心さんの成長を伝えたいという父の想い。妻から受け継いだ「簡単にはあきらめない姿勢」が息子に宿っていることへの誇りが、静かに、しかし力強く綴られていました。
朗読を務めた柴田が声に出すと、会場は静まり返り、涙を拭う姿が多く見られました。子どもたちも真剣な表情で耳を傾けていた姿が印象的でした。
最優秀賞:井上しのぶさん「あなたへ」
佐賀県唐津市の離島で、漁師の夫と3人の子ども、義母と暮らして20年。葛藤と支え合いの歳月を経て、辿り着いた言葉が綴られていました。
「居場所は”場所”ではなく、”家族がいる場所”。」

幸せは、遠くに探しに行くものではなく、いまここに、すでにある–。このメッセージは、代表・大住が日頃から語る想いとも深く響き合いました。
重度の難病を抱えた長男は今年20歳を迎え、成人式でオーダーメイドのスーツを着て、大人への一歩を踏み出しました。
審査員特別賞:岡崎さんファミリーのみなさん
家族全員でラブレターを書いたことが評価されました。
表彰式後、お母さまにお話を伺うと、笑顔でこう語ってくださいました。
「ラブレターを書くという機会が、家族や子どもたちに思いを馳せる、とても良い時間になりました。子どもたちも一緒に書いてくれたのですが、その内容は『秘密』にされてしまって」

どんな言葉を書いたのかは、家族だけの秘密。しかし、想像するだけで気持ちが伝わってくるような温かさがありました。兄弟・姉妹に対して、家族に対して、思いを伝える本気の機会になったといいます。

■ 特別講演:細谷亮太先生
元聖路加国際病院 小児総合医療センター長で、小児医療の第一人者である細谷亮太氏が登壇。「いいこと探し」をテーマに講演しました。
細谷氏は、エレナ・ポーターの小説『少女ポリアナ』に由来する”良いこと探しゲーム”を紹介。困難の中でも”その日の良いこと”を見つけながら生きることの大切さを語りました。
講演では、以下の2本のドキュメンタリーが上映されました。

6歳同士の病棟での絆
難病で視力を失いつつある男の子と、スキーの怪我で入院した男の子。5ヶ月間同じ病室で過ごし、互いの困難を理解し尊重し合う深い絆を育んだ記録。

18歳の当事者が選んだ人生
8歳で心臓移植を受け、15歳で人工呼吸器を装着した花子さん。18歳で腎不全を発症し、人工透析を拒否。自宅で家族と過ごすことを選択し、両親に見守られながら穏やかに旅立った記録。
会場には涙があふれましたが、細谷先生の温かな語り口とユーモアにより、穏やかな空気が流れていました。

細谷氏は語ります。
「困難な状況でも、明日の天気や小さな喜びなど、その日の良いことを見つけながら生きることができる」

そして、
「どんなに小さくても、一人の人間として尊厳と権利がある」

表彰式で交わされたラブレターの言葉と、深く呼応する時間となりました。

■ 大住代表からの2つのメッセージ
イベント終盤、大住代表から岩井俊二監督、中山美穂主演の映画『ラブレター』が紹介され、2つのメッセージが伝えられました。

1.「小さな一歩を大切に」
  何気ないことから始まったことが大きなことになる。
  一言でも誰かに手紙を書いてみることの大切さ。
2.「潜在的な財産」
  
昔の思い出・記憶を振り返ることで、自分が持っている財産に気づくことができる。
  そして、それがいまを、これからを、生きていく「希望」になる。

ラブレターはパートナーだけでなく、いろんな人に向けて、いろんな形の愛があっていい–その想いが、会場全体に静かに響きました。

■ “いまここ”に、愛はある
第1回 世界一のラブレター・コンクールは、家族の関係を結び直し、命と暮らしの尊さを見つめ直す機会となりました。
小さな一歩。一言の手紙。それが、誰かの心を温め、社会を優しくしていく。
本コンクールは第1回で終わるものではありません。来年に向けて、再び多くのラブレターが生まれることを願っています。

■ 団体概要
法人名:公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を
設立:
2010年3月(2012年公益社団法人認定)
代表理事:
大住力(おおすみ りき)
所在地:
〒104-0042 東京都中央区入船2-9-10 五條ビル4A
TEL:
03-6280-3214
FAX:
03-6280-3215
E-mail:
info@yumewo.org
公式サイト:
https://www.yumewo.org

主な活動内容:
– ウィッシュ・バケーション(難病の子どもとその家族への旅行支援)
– Hope & Wish バケーションハウス(沖縄・恩納村)の運営
– シンデレラ・プログラム、スノーホワイト・プログラム
– 小児訪問看護ステーション「ダイジョブ」
– 企業研修・講演活動(ソコリキ教育研究所と連携)
– 映画『Given~いま、ここ、にあるしあわせ~』の制作・上映
– 100年カレンダー/LIFE IS A JOURNEY協会の運営
– 米国「Give Kids The World」と姉妹提携

■ 本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を
担当:
柴田礼子
TEL:
090-4386-0386(柴田携帯)/03-6280-3214(代表)
E-mail:
info@yumewo.org
受付時間:
平日 10:00~17:00

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