江戸のエネルギーが4,000平方メートル の巨大建築を侵食する。クリエイティブスタジオLIL、リニューアルオープンに伴う江戸東京博物館の常設大型映像プログラムを演出・制作

株式会社LIL
PR TIMES

江戸の記憶を現代へと接続する“装置”としての映像体験。総合演出・橋本大佑のもと、建築構造そのものを取り込んだ3つの映像世界を構築。


東京都江戸東京博物館 3階江戸東京ひろば 常設映像投影プログラム「Traditional GRID」

映像演出・空間体験を手がける株式会社LIL(以下、LIL)は、2026年3月31日にリニューアルオープンした東京都江戸東京博物館において、3階「江戸東京ひろば」で展開される常設映像投影プログラムのうち、中核となる3作品を制作いたしました。

▪️プロジェクトの背景:巨大建築を「江戸と現代をつなぐ装置」へ

舞台となるのは、建築家・菊竹清訓氏の設計による高床式倉庫をイメージした巨大構造体、約4,000平方メートル におよぶ天井面と柱面です。LILはこの圧倒的なスケールに対し、単なる映像演出ではなく、建築構造そのものを演出に取り込んだ映像設計を実施。江戸の浮世絵や絵図といった文化資源を、現代の都市へエネルギーとして解き放つことで、来館者が江戸の息吹を身体的に感じられる「空間体験」として再構成しました。

【LILが制作した3作品】

1.Traditional GRID

天井面の格子構造を活かしながら、江戸東京博物館の収蔵資料の葛飾北斎や東洲斎写楽をはじめとする浮世絵作品70点以上をダイナミックに展開。巨大な日本刀が空間を駆け巡り、やがて両国ならではの相撲の世界へと転換し、力強い取り組みが天井いっぱいに広がります。 さらに、北斎《富嶽三十六景》の波や、歌川広重《讃岐院眷属をして為朝をすくふ図》に描かれる鰐鮫が、全長100メートル級のスケールで出現し、天井面を圧倒的な存在感で躍動します。
🎬Traditional GRIDダイジェストMOVIE
 https://vimeo.com/1186851760?fl=pl&fe=sh

2.Moving Picture


Moving Picture」では、江戸東京博物館収蔵の絵図をもとに、江戸の人々や町の賑わいを立体的に表現

『新酒番船入津繁栄図』や『神田祭出しづくし』など、江戸東京博物館収蔵の横長の巨大絵巻や屏風絵をもとに、江戸の人々の営みや町の賑わいを立体的に描いた作品です。
総勢300人を超える江戸の人々が、誰一人として同じ動きをしない個性豊かな存在として、天井いっぱいに生き生きと登場します。
見る者を、まるで動き出した巨大な絵巻物の中へ入り込んだかのような感覚へと誘います。
🎬Moving PictureダイジェストMOVIE
 https://vimeo.com/1191809296

3.Another Sky

天井面を巨大な“空”に見立て、現代の四季から江戸の情景へと時間が移ろう、没入型のアート作品。 桜、新緑、雨、雪――移ろいゆく日本の四季はやがて、無数の凧が舞い上がる江戸の大空へと接続されます。クライマックスでは、夜空を埋め尽くす大量の花火が打ち上がり、空間全体が祭りの熱気へ。見上げるという身体行為を通じて、現代の現実感と江戸の記憶が溶け合い、観客を時空を超えた異世界へと誘います。
🎬Another SkyダイジェストMOVIE
https://vimeo.com/1186851836?fl=pl&fe=sh
【総合演出・橋本大佑 コメント】

私は、この象徴的な巨大な高床式構造を、江戸の時間が現代へと接続される「装置」として機能させたいと考えました。
博物館の“底”からエネルギーが溢れ出し、北斎の波や歌川国芳の怪魚へと姿を変え、やがて体長20メートルの力士たちがぶつかり合う光景へと昇華していきます。
江戸東京博物館が両国国技館に隣接していることから、この相撲のシーンは、場所の文脈を強く反映させる要素として、あえて手描きの作画で表現しました。
デジタルでは再現しきれない“人の熱量”や“魂の震え”を宿したかったからです。
その奔流は両国を起点に都市へと広がり、遠景からでも視認できるほどのスケールを持っています。
ここでは、過去と現在は分かれているのではなく、時間そのものが地層のように重なり合っている。
この場所に立ったとき、江戸は過去ではなく、「いまも続いているもの」として感じられる。
その実感を、この空間に立ち上げようと試みました。

【上映・施設について】

東京都江戸東京博物館では、3階江戸東京ひろばにおいて、約20分の映像投影プログラムを上映しています。
4月~9月:19:00/19:20/19:40
10月~3月:17:20/17:40/18:00/18:20/18:40/19:00/19:20/19:40
プログラムには、LILが制作した「Traditional GRID」「Moving Picture」「Another Sky」のほか、「Traditional Colors」「Memories of Edo」などが含まれています。
また、3階江戸東京ひろばでは、強風などの天候の影響や投影機材の整備等による安全確保のため、急遽、映像投影が中止となる場合があります。
ご来館の際は、最新情報を公式Xにてご確認ください。
▪️江戸東京博物館公式X:https://x.com/edotokyomuseum?s=20
【注釈】
※上映内容・上映時間は変更となる場合があります。最新情報は東京都江戸東京博物館公式サイトをご確認ください。

【東京都江戸東京博物館 施設概要】

施設名:東京都江戸東京博物館
所在地:東京都墨田区横網1-4-1
対象エリア:3階 江戸東京ひろば
LIL制作作品:Traditional GRID/Moving Picture/Another Sky
公式サイト:https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
映像投影案内:https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/en/news/projection-contents.html
上映スケジュール:https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/en/education/event/10159/

【LILについて】

LIL(リル)は、映像・空間演出、アニメーション、サウンドデザイン等を主軸に、コンテンツの企画から制作までを包括的に手がけるクリエイティブスタジオです。
テクノロジーを活用した大規模な体験設計を展開し、映像を「人と空間、記憶と時間をつなぐ媒体」と捉え、その場にしかない身体的な体験を創造しています。
LILはこれまで、展示空間やエンターテインメント領域における体験設計を手がけてきました。
今後も、文化施設や観光領域において、その土地に流れる文脈を現代の感覚へと翻訳するクリエイティブを推進してまいります。
一過性の表現ではなく、時間を越えて残り続ける体験を目指し、感覚に深く触れる驚きと余韻を持った演出を追求していくと共に、その場所に積み重なった時間や人の記憶に静かに触れるような表現を、これからも丁寧に形にしていきます。

▪️Webサイト:https://www.lil.vision/
▪️Official Instagram:https://www.instagram.com/lilvisualartsstudio/
【本件に関するお問い合わせ先】
会社名:株式会社LIL
担当:原田新平
Email:contact@lil.vision
Webサイト:https://www.lil.vision/

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