FASHION
世界を舞台に活躍した女性アーティストたち ― 国境をこえた創作の軌跡と、作品にやどる豊かな生命力をコレクション展でご紹介します

マリア・ファーラ《ルームサービス》2021年、油彩、麻(3点組)、各180.0×130.0cm、寄託作品 (C)Maria Farrar/ Courtesy Ota Fine Arts
– 企画展と一緒にたのしめる!同時開催の企画展「マリー・アントワネット・スタイル」(11月23日まで)の主役、マリー・アントワネットは、ウィーン生まれでフランスの王妃となったファッションリーダー。そんなアントワネットにちなみ、このコレクション展では国境をこえて活躍した女性たちに着目します。
– 「毛利悠子 Recompose」展とコレクション展だけでもたのしめる!コレクション展は小学生以下無料、大人もワンコインでたのしめます。同時開催の「毛利悠子 Recompose」展(無料/11月23日まで)とも連動した内容です。今回のコレクション展は2027年2月までと会期も長いので、いつでも気軽に、何度でも、ご覧ください。
– はじめて展示される作品も近年、あらたに収蔵された作品のなかから、テーマに沿う作品を厳選し、初公開します。
– 「名品」をゆったりと横浜美術館の顔となる「名品」をゆったりと展示するハイライトコーナー。今回はテーマにあわせて女性作家の作品もご紹介します。おなじみのダリ作品に加えて、久しぶりに他館の展示から戻ってきたルネ・マグリット《王様の美術館》、シュルレアリスムの女性アーティスト、メレット・オッペンハイム作品も。初公開の草間彌生(寄託作品)も見どころのひとつです。
横浜美術館では、横浜が開港した19世紀後半から現代にいたる約15,000点の作品を所蔵しています。コレクション展では、会期ごとにさまざまな角度からコレクションの魅力を発信しています。
今回のコレクション展では「海をこえてゆく彼女」と題した特集コーナーを設け、20世紀以降、国境をこえて活動した女性たちに焦点をあてます。この特集は、海外文化に接した女性画家の第一世代となった、3人の作家と家族との関係をふりかえるところから幕を開けます。続いて、欧米圏から日本を含むアジアへ渡航した作家たちの作品を紹介します。彼女たちの創作からは、異なる風土や文化への新鮮な驚きや視点が伝わってきます。また日本では第二次世界大戦後、高度経済成長期を迎えると、1964年に海外旅行が自由化されました。こうした時代背景のもと、異国で美術を学ぶ作家や、世界各国を旅し、創作の糧とした作家も多くいました。さらに20世紀後半以降、ヴェネチア・ビエンナーレに代表される国際展においても、女性アーティストたちはめざましい活躍をみせました。
この展示では、世界を舞台に、しなやかに、そしてたくましく生きた女性たちの創作をたどります。グローバリゼーションのうねりのなかで生まれた彼女たちの作品にやどる生命力にどうぞご注目ください。
●特集:海をこえてゆく彼女
1. 家族とともに
五姓田芳柳、五姓田義松、渡辺幽香、岡村政子、吉田博、吉田ふじを、吉田遠志、吉田穂高、吉田千鶴子、吉田亜世美

吉田ふじを《伊国ヴェニス市 ドーヂの宮殿》1906年、水彩、紙、22.6×28.3cm 吉田千鶴子氏寄贈
2. 交差するまなざし
ヘレン・ハイド、バーサ・ラム、エマ・ボーマン、マリア・ファーラ

ヘレン・ハイド《かたこと》1908年、木版、28.8×46.4cm
3. それぞれの航路
岩見禮花、榎本和子、奥山民枝、桂ゆき、北久美子、川久保玲、小西真奈、小林ドンゲ、篠田桃紅、嶋田しづ、辰野登恵子、丹阿弥丹波子、富山妙子、福田美蘭、福島秀子ほか

榎本和子《記憶の時》1951年、油彩、カンヴァス、90.8×65.2cm 旧・大岡信コレクション(明治大学寄贈)

桂ゆき《飛ぶ》1950年、油彩、カンヴァス、145.5×97.0cm
4. ヴェネチア・ビエンナーレという舞台
江見絹子、草間彌生、田中敦子、石内都、やなぎみわ、束芋、塩田千春

やなぎみわ《案内嬢の部屋B3》1997年、発色現像方式印画、アクリル板、180.0×450.0cm、寄託作品 (C)Miwa Yanagi
●ハイライトサルバドール・ダリ、ルネ・マグリット、メレット・オッペンハイム、パブロ・ピカソ、奈良美智、草間彌生ほか

ルネ・マグリット《王様の美術館》1966年、油彩、カンヴァス、130.0×89.0cm
ギャラリートーク
さまざまな切り口で、学芸員やエデュケーターが作品の見どころやたのしみ方を紹介します。
詳細は、決まり次第ウェブサイトにてご案内します。

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