結婚式にお呼ばれするとなるとウキウキしますよね。ドレスは決まったものの、靴はなにを履こうか意外に悩みませんか？
今回、元ブライダルプランナーであり、マナー講師の筆者が“結婚式ゲストのヒール＆パンプスマナー”についてお伝えします。
■結婚式にNGな靴とは？
結婚式では、オープントゥパンプス、ミュール、サンダル、ブーツ、スニーカーなどはNGと言われています。
結婚式のお呼ばれには、パンプスが基本。フォーマルの場では“足先とかかとを見せない”のがマナーです。
カジュアルウェディングや1.5次会などではオープントゥパンプスでもよい場合もありますが、出席している年配の方への配慮を忘れないようにしましょう。
■パンプスの素材
結婚式の華やかなシーンに合う光沢感のあるシルクやサテン、ツヤのあるエナメルがおすすめです。スエード素材も可。革は、殺生のイメージがあるのでNGでしたが、靴の素材の多くは革なので時代とともに革もOKになってきました。
一方、パイソン、ワニ革、ゼブラ、レオパート柄やファーなどの装飾が付いたものは不向きです。コットン素材やデニム、麻などもカジュアル性が高いので避けましょう。
■靴の色は？
結婚式で履いてはいけない色はとくにありません。花嫁の色“白”も靴や小物に使うのは、OKです。
気をつけたいのは、バイカラー。2色使いは、二人が離れる・別れると連想させるので避けたほうがベター。
■ヒールの高さ
ヒールは、3センチ以上のものを履くのがマナー。また、ヒールは細いほうがフォーマルになります。ただし、妊婦さんは、フラットな靴でも大丈夫！
また、ウッドヒールやウェッジヒールは、結婚式にはカジュアルになりすぎるのでおすすめできません。二次会やレストランウェディングなどのカジュアルウェディングの場合は履いてもよいでしょう。
■ストッキングのマナー
結婚式にはベージュのストッキングを履くのが基本です。夏場だからと素足はNG。
冬に黒のタイツや黒のストッキングを履いている人をたまに見かけますが、喪服を連想されるので避けたほうがよいでしょう。もちろん、網タイツやカラータイツもNG！ ベージュのストッキングに少しラメが入ったものや、ワンポイントは、履いても大丈夫です。
幸せなひと時を過ごすには招待する人もされる人も、マナーを守ることが大切。恥をかかないようにしっかりとポイントを押さえておきましょうね。
文／桜 美月
元ミス松山、イメージアッププロデューサー。愛され美人の立ち振る舞いやビジネスマナー研修講師として活躍中。
画像／Shutterstock（Lemusique、 Alena Mozhjer、nullplus、Moustache Girl）
