結婚式やパーティーなど、大人レディになるとさまざまな場面に招待されることも増えてきます。
「どんなヘアスタイルにしよう」「どんなファッションがいいの……」そんな悩みの前に考えなければいけないのが招待状への返信ですよね。
返信マナーができていないと、招待した人もがっかりしてしまうかもしれません。
そこで今回は、マナー講師の筆者が招待状の返信マナーを紹介します。
出席の返事は2〜3日中に出す
どんな招待状でも、受け取ったらできるだけ早く返事を出すのが基本です。
とくに出席の返事は早ければ早いほど楽しみにしている気持ちが相手に伝わります。
電話で話したり、直接会って返事をした場合でも、後からすぐに返事のはがきを投函することを忘れずに。
ただし欠席する場合は即答するより数日おいてから出した方が“参加できずに残念”という気持ちが伝わります。
あくまでも早めに、という点を忘れずに。
実際の書き方は?
出席、欠席のどちらかに丸をつけ不要なほうを二本線を引いて消します。
この際、「御出席」「御住所」などの「御」の文字を同様に二本線で消すこと。
また宛名の下の「行」も消して「様」と書きます。
自分には謙虚に、相手に対しては敬意を払うのがマナーの基本です。
結婚式の招待の場合は二本線のかわりに「寿」の文字を使って消す場合もあります。
こんなときはどうすれば?
(1)都合がはっきりしないとき
仕事などで当日の都合がはっきりせず、すぐに返事ができなこともありますよね。
そんなときはその旨を電話で連絡し、いつごろ返事が出来るかを大まかに伝えましょう。
直前のキャンセルを避けるために、ギリギリまで予定がわからない場合は欠席にしたほうが無難です。
(2)当日、急に欠席することになったとき
すぐに主催者側に連絡を入れます。
当人と連絡が取れない場合はメールなどでも連絡しつつ、会場の人にも伝言をお願いし連絡してもらうようにしましょう。
また身内の不幸などで欠席する場合はあえて理由には触れないほうがいいでしょう。
後日あらためて欠席のお詫びをするのを忘れずに。
(3)親友の披露宴に呼ばれたのに欠席
披露宴に欠席する場合には祝電を打って相手にお祝いの気持ちを伝えましょう。
NTTの各支店や局番なしの115番、ネットなどで申し込みができます。
早めに手配をしておくことを忘れずに。
招待状を出す相手のことを考えれば、早めの返信、また出席が難しくなった時の対応もスマートにしたいものですね。
自分が招待する側だったらどんな対応が嬉しいかを考えながら返信するように心がけましょうね。
文/前濱瞳 画像/PIXTA(ピクスタ)(Komaer、amirage、Taka、MaddyZ)