結婚式に招待されたとき、披露宴ではフルコースをいただく機会が多いものです。
食事にはいろいろな決まり事がありますが、これらのマナーや作法をあらかじめ確認しておくと緊張せず食事を楽しむことができますよね。
そこで今回は、披露宴のテーブルマナーについてご紹介します。
大人レディなら知らないと恥をかくかも!?
正しい乾杯マナー
グラスを持っている手の部分が自分の鼻の位置の高さまで上げて目と目で乾杯をしましょう。
シャンパンやワイングラスを「カチャン」とぶつける人を見かけますがマナー違反です。
シャンパンやワイングラスは非常に繊細な作りになっています。
「カチャン」と触れ合わせた衝撃で割れてしまうこともありますので気をつけて。
ナプキンの使い方
ナプキンは、二つ折りにして、折り目が手前になるように膝の上に置きます。
口を拭くときは、内側の部分を使うと、汚れが見えず服を汚す心配もありません。
食事中に席を立つのはNGですが、どうしてものときは、ナプキンを椅子の上か、イスの背もたれにかけておきます。
食後は、ナプキンをテーブルの左側に置いて立ちましょうね。
カトラリーの使い方と食事マナー
基本的に出される料理の順に従って、左右のナイフとフォークを対にして外側から使っていきます。
スープ用のスプーンだけは、右隅に置いてあることが多いので気をつけてくださいね。
スープは、手前から向こう側にすくいます。左手は優しくスープ皿にそえましょう。そのときに「ズズー」と音をたててすするのはマナー違反ですよ。
披露宴の円卓で間違いやすいのはパンです。自分の左側にあるものをいただくのが正しいマナー。
一口大にちぎってバターナイフは、バターを塗ったらその都度、お皿の上に横向きに置くようにしましょう。
お肉やお魚は、左側から一口サイズに切りながら食べますが、魚用のナイフは、お肉と違い、鉛筆をもつように先端が上向きになるように握るのがポイント。
また、食事中にナイフとフォークを置くときは、「ハ」の字で置きましょう。ナイフは刃を内側に、フォークは背を上に置きます。
食べ終わったら、ナイフ、フォークは、そろえてお皿の上の斜め下に置きましょう。
いかがでしたか?
テーブルマナーは、一緒にお食事をする人と気持ちよくお料理を楽しむためのお作法です。
堅苦しく考えずに新郎新婦の幸せな空間を楽しみながら食事をしてくださいね。
文/桜 美月
ミス松山、イメージアッププロデューサー。愛され美人の立ち振る舞いやビジネスマナー研修講師として活躍中
画像/PIXTA(ピクスタ)(MalkovKosta、ふじよ、mizina)