結婚式に出席するにあたって事前に準備することがいろいろとあります。
まず、招待状の返信からはじまり、ドレス選び、ご祝儀などマナーを守って楽しく準備をしたいものですよね。
そこで、元ブライダルプランナーでマナー講師である筆者がお呼ばれ準備で忘れがちなことや、当日必要な持ち物についてお伝えします。
(1)招待状を受け取ったら
招待状が届いたらできるだけ早く返信をしましょう。
締め切りがあるといっても、遅くとも一週間以内に送るのがマナーです。
電話で出席を伝えている場合でも、出欠確認の返信は必ず出しましょうね。
招待状の返事は、出席か欠席を丸で囲んだだけでいいと思っている人もいますが、実はこれはマナー違反です。ひと言お祝いの言葉を書き添えましょう。
たとえば、「このたびはご結婚おめでとうございます。お招きいただきありがとうございます。喜んで出席させていただきます」などと添えるといいですね。
招待状の文面で、「御」などのようなこちらに対する敬語の部分と「御欠席」を二重線で消すことも忘れずに。
(2)当日の持ち物リスト10選
当日、忘れないように持ち物リストをチェックしましょう。
1. ご祝儀
のし付きの結び切りの水引を選びます。選ぶ際には、金額に見合ったご祝儀を用意しましょう。
最近では、可愛いカラフルなご祝儀袋もありますが、略式とみなされていますのでフォーマルな披露宴には不向きです。
お札は必ず新札を用意し、きちんとお札の向きをそろえて入れましょうね。
2. ふくさ
一枚布で包むタイプのふくさが正式ですが、金封を挟み込むタイプのふくさはひとつだけでももっておくと便利です。
3. 招待状
結婚式・披露宴の場所、時間、連絡先や地図が書いてあるのでもっていきましょう。
4. 財布
バッグに入るコンパクトなお財布がおすすめ。お札や小銭を直接バックに入れたり、封筒をお財布代わりにしないように!
5. ハンカチ、テッシュ
感動して泣いたときのための1枚と大判のハンカチの2種類あると便利です。色は白や薄いピンクを。
テッシュは、テカリを押さえたいときにも使えるのでもっておきましょう。
6. 携帯電話、スマートフォン
携帯電話は必須ですよね。
写真を撮るシーンが多い結婚式。いざというときのために、充電器もあるといいですね。
7. カメラ
スマートフォンのカメラで撮るのもいいですが、カメラで撮るとよりきれいに撮れます。
8. メイク道具
結婚式・披露宴では写真を撮る場面が多いのでメイク道具は欠かせません。身だしなみを整えるのもマナーのひとつです。
9. 予備のストッキング
レディーのたしなみとしてもっておきましょう。たとえ小さな伝線だったとしても、履き替えるのがマナーです。
10. サブバッグ
結婚式の帰りは荷物が多くなるものですので、折りたためるエコバッグのような物があればいいですね。
(3)いざというときに!あると便利な物4選
1. 冷房対策・防寒対策にストール
披露宴では長時間座っているため、冷えが気になることも。
2. 絆創膏
結婚式用の靴は、履きなれないため靴擦れがおきやすく、絆創膏を何枚かもっておくと便利です。
3. ヘアピン・ヘアスプレー
せっかくきれいにセットしたのに、家から式場までの移動で髪がボサボサになったら大変。ピンやスプレーがあれば、崩れた髪型もサッとなおせるのでもっとおいて損はないですよ。
4. 行き帰りの靴
遠方の方は、結婚式の靴とは別に行き帰りの靴を用意しておくと疲れないのでおすすめ。
いかがでしたか?
心を込めて祝福を表現するのが招かれた側のマナーですので、当日慌てて準備をして忘れ物をしないように、遅くても結婚式の2~3日前には準備をしておきたいですね。
文/桜美月 画像/PIXTA(ピクスタ)(Martin Gaal、melnikof、masa、zon)