お呼ばれ

初めてのお呼ばれ!祝儀袋に金額や名前を書くときの書き方

初めて、結婚式に出席。

ドレス選びやヘアメークなど身なりももちろん大切ですが、忘れてはいけないのが“祝儀”。

祝儀を入れる祝儀袋には、水引の種類にも何パターンかあるのをご存知でしょうか?

今回、マナー講師である筆者が祝儀袋に金額や名前を書くときの書き方についてご紹介。

基本を押さえておけば難しいことはありませんのでご心配なく。

 

■水引には大きく2種類ある

水引には大きくわけて「蝶結び」と「結び切り」の2種類があります。

蝶結びは、簡単にほどけてまた結び直せることから、何回あってもうれしいお祝いの場合に使います。たとえば出産祝いや挨拶、お礼ですね。

結び切りは、引っ張ってもほどけないことから、繰り返しあってほしくない結婚式や弔事全般、病気見舞いや全快祝いの場合に使います。

■結び切りにもさまざまなパターンが

前述した「結び切り」のなかにもさまざまなパターンがあり、代表的なものが「あわじ結び」です。

あわじ結びは、結び切りの変形で、長生きと長持ちの象徴。末永くお付き合いを、という意味があります。地方によっては、どんなときでも使ってよいとされているところもあり、豪華な飾り結びは、あわじ結びが基本になっています。

■祝儀袋の表書き

「表書き」は、贈り主の心を表現するもの。

上段中央に「御結婚御祝」がふさわしく、「御祝結婚」は、4文字となり“死”を連想させるので避けましょう。「寿」「壽」でも可。

下段中央に自分の氏名をフルネームで、上段の文字よりやや小さめに楷書で書きます。

毛筆や筆ペンを使い、ボールペンやマジックは避けましょう。

■祝儀袋の中包み(中袋)と金額の書き方

中包み(中袋)には、中央に金額、裏側の左下に住所と姓名を書きます。いずれも縦書きにしてください。

金額は旧字体を用いるのが正式ですが、最近では略式でもよしとされています。

「略式」      「正式」

金五千円      金伍千円

金一万       金壱萬円

金二万円      金弐萬円

金三万円      金参萬円

金五万円      金伍萬円

金十万円      金拾萬円

■お札の入れ方にも気を付けましょう

肖像の入ったお札の表側が中包みの表面に向くように入れます。

慶事では新札を用意しましょう。

また、祝儀袋は、めでたく上昇する気持ちを表すように折り返しが上向きになるようにします。

 

いかがでしたか?

祝儀袋は、間違えるととても失礼になりますので、しっかりとポイントを押さえておきましょう。

 

文/桜美月 画像/PIXTA(ピクスタ)(若竹、NOBU、sunabesyou 、polkadot)

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