「毎日がワールドカップ」、すなわち本番です!
ティーン雑誌を卒業し、JJモデルとして誌面に出るようになってから「いつかは、表紙を飾るモデルになりたいな」と漠然とした夢は抱いていました。——でも現実はそう甘くはありませんでした。
そう実感したのは、2014年6月号でJJモデル5人が飾った表紙を見たとき。その5人に自分が選ばれなかったこと、その事実を受け入れるまでに時間はかかったけれど……。しばらく経って、それは他でもない自分のせいだと気がついたんです。
そのころから徐々に誌面は大人っぽくなっていて、それなのに私自身は何も変わっていなかった。その表紙をきっかけに、自分がJJの変化に追いついていないことを学びました。それからはまず、JJを読者としてとにかく読み込みました。それでギャルっぽかった私服も大人に、ヘアスタイルも大人っぽいボブに変えたんです。
ただの仕事ではなく、どんな仕事も「毎日がワールドカップ!」。そう思って、すべての撮影に本気で挑みました。すると次第に、まわりからも「カレン大人っぽくなったね」とか「ポージングの抜け感が素敵」とか褒められるようになったんです。