誰もが着ている超ベーシックなものだからこそ、実は鮮度で圧倒的な差がつくというデニム。1本をはき続けていたという人も、理論派スタイリスト・大草さんの教えを知れば買い替えたくなるはず!
教えてくれるのは ―――
スタイリスト/編集者 大草直子さん
1972年生まれ。現・ハースト婦人画報社で雑誌編集に携わった後、独立。編集者・スタイリストとして活躍し、2014年「mi-mollet(ミモレ)」編集長に。近著『大草直子の「これいいっ!」』。
日常で素敵だと感じるのは、分かりやすく『おしゃれ!』という人よりも『なんだかいい感じ』くらいの人だったりしませんか? この“感じの良さ”は25歳にとって大事なもの。せっかくおしゃれをしたのに、近寄りがたいと思われたらもったいない(とくに男性から!)。でも、目新しいものをパッと取り入れる好奇心や高揚感は大切なものだし、20代でトレンドは避けて通れない。だから、まずはデニムを変えてみる。半年に一度デニムを買い替える――、それだけで、その人に今っぽい雰囲気が宿る。手持ちのデニムとの違いは微妙な丈や色など、ささいなことかもしれない。でも、その繊細な“微差”が、さわやかで瑞々しい、感じの良いおしゃれを作ってくれるんです。
【オードリー】デニムパンツ¥29,000(マザー/サザビーリーグ)ニット¥7,400サンダル¥9,800(ともにMila Owen)リング¥20,000(born jewelry/kagayaka(山梨文化会館内)ブレスレット¥48,000(エナソルーナ/エナソルーナ神宮前本店)【大草さん】ニット&サンダル:PRADA、デニム:Gap、バングル:Bottega Veneta※すべて本人私物
変わらない定番と思いがちだけど、今っぽさや、その時代の空気感が真っ先に表れるのがデニム。買い替える時に意識しておきたい、「色」・「シルエット」・「プライス」という大事な3つのポイントと、大草さんが50本以上のデニムの中から厳選した今季のITデニムをチェック。