新型コロナの影響で、大学の授業やバイト、就活など社会とのコミュニケーションがガラッと変わった今。自分自身のキャラクター力が、より問われる状況に!急に変わった世の中で、自分らしい未来につながる手段は…?今回は前田裕二さんに聞いた、おうち時間に磨くべきスキルを聞いてみました。
前回記事:前田さんインタビュー記事はこちら
前田さん直伝!今、おうち時間で磨いておくべき3つのスキル
PROFILE
前田裕二さん
1987年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、外資系銀行に入行。その後、仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げる。2018年出版した著書『メモの魔力』は2019年もっとも売れたビジネス書となり、今も売れ続けている。
01.「聞く力」が特に重要!リモート前提のコミュニケーション能力
コミュ力の差は傾聴能力。これは相手の話を聞き出すためではなく、自分が意見を言うチャンスをつくれるということ。意図を理解する力も重要で、例えば面接の「あなたの強みはなんですか?」という質問を、「あなたの強みはうちの会社でどう役立ちますか?」と読み替えて答えられるか。相手の意図に気づけることが、結果につながります。
02. SNS投稿は「時代性・共感・驚き」でバズるようになる!
SNSでの発信が当たり前な今、注目が集まる投稿にはこの3法則が備わっています。「格差問題」などといった“時代性”、リツイートにつながる“共感”、そこにインパクトをつくる“驚き”がある投稿がバズっている。これはSNSに限らず言えることで、例えば、今人気の韓国ドラマ『梨泰院クラス』の展開もこの法則に当てはまります。
03.資格は何となく取るのはNG。「努力の伸び率」を意識
就活では学生にとって強みに感じる資格も、企業側にとっては当たり前だったりします。だから、資格という「点」をアピールするのではなくて、なぜ取得しようと思ったのか、どうやって伸ばしたのか、という「線」のストーリーを話すことが大切。例えば、TOEIC満点を主張するより、「300点から900点まで上げました」という話のほうが「自分の目標地点と現在地点を埋める戦術が考えられる優秀な人だな」と、裏側にある本質的な能力が読み取れますよね。
イラスト/Emi Ozaki 取材/川端宏美 取材協力/齊藤真里、山田佳穂(JJ labo)、 仁科ゆり、平林保奈美(cosaji) 編集/藤倉奈々
*掲載の内容はJJ9月号を再構成したものです。