「自分のこと〝わい〞って言うんだよ」
せたこってどんなコ?とスタッフに聞いた時、こう答えられてびっくりしました。
あんなに、女性らしくて上品な顔つきなのに、〝わい〞?
彼女にはその他にも驚かされっぱなしでした。現役慶應義塾大生で、まだ19歳だということ。素敵な絵を描いて、作品を作り続けていること。ハッピーオーラがすごい見た目とは裏腹に、実はすごく哲学的な部分があること。
そんな、唯一無二のJJモデル・せたこの、19歳の主張。どうか、じっくり聞いてください。
SETAKO'S A-side
“自分のことを「わい」って呼ぶようになってから、「一度会ったら忘れられない」って言われるのが嬉しくて。それからずっとわいは「わい」!
知ってた?
人って、誰かに想われなくなった瞬間に死んじゃうんだよ。だから本気で〝素の自分 〞を見せたり、 周りにいる人を笑わせたり、思い続けてあげるの。そうすることで相手も心を開いてくれるし、きっと自分も大事に想ってもらえると思うから!
「海外のヴィンテージショップでパワーを感じて手に取った、カラフルなワンピース。時代を超えて生きてきた服にはオーラがあるし、纏うと自分にもその価値があるように思える。そんなとこ ろも好き」ヴィンテージのガウンワンピース、GUCCIのリング(ともに本人私物)
SETAKO's B-side
“わいにとって自分と向き合う時間は必要不可欠。もちろんその中で暗い気持ちになることもある。でも暗い時の人の心って輝いて見えるんだ。わい、去年の夏はめっちゃ暗くて死んでた。その頃のインスタの文面を読むといろんな気持ちが渦巻いてるなって感じるけど、同時に「超カッコいい!」って思うんだよね。この時期があるから今があるって受け入れられる。
人には暗い部分も必要だし、 ネガティブな気持ちは人に学びを与える。
暗いところって周りが見えにくいから、より注意して見渡すよね。 そうすると明るい時には気付かなかった、繊細な部分に気が付くこともできる。それにそれに、
暗いところで灯りを灯す方が、 その輝きを激しく感じる。
気持ちがしょぼーんとした時は、ちゃんと心の声を聞いてあげる。自分を孤独にさせずに、たくさん語らせてあげるの。
「ケープコートとかチュールドレスみたいに、昔の映画に出てくるようなクラシカルな服にも惹かれる。このケープドレスはまさに理想の1着」ミンク襟ケープドレス¥85000(ラ・クチュール/ラ・クチュール トーヨーキッチンスタイル)
パンプス¥99,000(クリスチャンルブタン/クリスチャンルブタンジャパ ン)シャネルのパールピアス(本人私物)
モデル・文/せたこ 撮影/水野美隆〈zecca〉 ヘアメイク/小松胡桃〈ROI〉 スタイリング/田臥曜子 取材補助/坂本結香 編集/森本理沙
*企画内のシャネルは読者の私物です。ブティックへのお問い合わせはご遠慮ください
*この記事は、JJ10月号を再編成したものです