少女から大人へ成長途中のJJモデルたちはどんな未来を描いているのか。思い浮かべる「カッコいいオトナ」像、そして、今をどう感じ、過ごしているか−−。彼女たちが綴る言葉が、JJ世代が目指す「カッコいいオトナ」になるためのヒントになれば幸いです。今回は、「菊川リサ」の決意表明です。
菊川リサの「カッコいいオトナ」への決意表明
人と比べず、自分で自分を幸せにできる人になりたい
「誰かのためじゃなく、自分のために服を着る人ってカッコよくて憧れます。パステルカラーのコートとパンツはまさに今、自分が着ていて気分が上がる服!」
コート¥18000(Karen’s Closet/サマンサグローバルオンラインサイト)、ショートタンク¥1181(H&M SPORTS/H&M カスタマーサービス)、ハイウエストスウェットフレアパンツ¥8000(seesbees)、ピアス¥3500(Mignonjour/Room403 表参道本店)、チェーンネックレス¥2264(GYDA)
カッコいいと思うのは、自分に満足していて、自分と周りを比べない人。私も少し前まではアメリカの女のコに憧れて、顔とか体型とかめちゃくちゃ比べてました。体重を気にしたり、うねうねの髪が嫌だからストレートにしたり……。でもあるとき、自分の髪を褒められたことがあって、みんなも自分にないものを欲しがるんだなって気付いたんです。自分にとってはコンプレックスだったものが、他の人から見るとそうじゃないことを知って、個性を大切にしようって思えました。
今ってSNSを見ていると、若いうちから自分のスタイルを確立していたり、有名になっている人ばかりで焦るけど、そういう人たちと比べちゃうのはあんまりリアルじゃないなと思っていて。そう考えられるようになったのは、フォローしているモチベーショナルスピーカーの「成功するタイミングは人それぞれ違う」という言葉がきっかけ。ヘルシーな食生活を送っていたり、ブランドを出していたり、自分がしたくてもできないことをしている人を見るとつい比較して、自分の価値を下げがちだったけど、今は「焦らなくていいよ」って自分に言い聞かせられるようになったのも大きな変化。
〝比べない〞だけで自分の考え方や価値を受け入れることができて、だいぶハッピーになってきたかな。最近はポジティブマインドも意識していて、目につくところに〝always be positive〞と書いた紙を貼って過ごしています。それだけで自然と前向きになれて、周りのことも気にならなくなり、以前のようにみんなのストーリーをひたすら追いかける、っていうことはしなくなりました。自分にフォーカスして周りのことはいい意味で気にかけない。このスタンスを大切に、自分で自分を幸せにできる人になりたいです。
撮影/佐々木大輔〈SIGNO〉 ヘアメイク/今関梨華〈P-cott〉 スタイリング/田臥曜子 取材/坂本結香 編集/鈴木ヒナタ
※この記事はJJ2月号を再構成したものです。