2020年10月、欅坂46としての5年間の活動を終え、現在は櫻坂46 のメンバーとして活動する土生瑞穂。楽曲リリースの際には、常に選ばれる立場に立場に身を置く。そんな環境の中では、人と比べて落ち込むことも多かったと話す。
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チャンスは誰にでも訪れると信じている
櫻坂46の1stシングル「Nobody’s fault」では選抜メンバー14名の1人に選ばれたが、デビューからこれまで、選ばれる側に立ち続けてきた過程では、努力と結果が必ずしも比例しないという現実も味わってきた。
「昔はネガティブだったから、自分のポジションに囚われて、リリースの度に一喜一憂していました。でも今はどの位置にも意味があると捉えています。「Nobody’s fault」の私のポジションは3列目の端ですが、その場所って全体を見渡せる位置なんです。だからこそ、どう動いたらグループがカッコよく見えるかを常に意識しています。表題曲を歌うメンバーに入れなかったり、理想とするポジションにつけなくても、それ自体を失敗とは思っていなくて。むしろそこからどう這い上がるのかを見られていると思うので、どの場所にいても、自分ができることを追求していきたいです」
完璧主義なところもあるから、上手くできない自分を許せるようになりたい
音楽番組やライブ映像を見返して、よりよいパフォーマンスを研究するのも日課。オンラインライブが増えた今は、画面越しでも熱意が伝わるパフォーマンスを模索している。
「映像を見返すと、思うように体が動いていなかったり、もっといい見せ方があったなって落ち込むこともあるんです。でも成長するためには受け入れなきゃいけないなって。グループで活動をしているけれど、自分のことは自分でしか管理できない。メンバーやスタッフさんに頼るんじゃなくて、自ら自分を変えるつもりでいないと置いていかれると思うから」
現状に満足したらそこで終わり。向上心を持ってなりたい自分に近づいていきたい
2020年10月からは櫻坂46に改名し、新たなスタートを切った。グループとしての目標を「自分たちらしさを見つけて幅を広げ、海外でも通用するグループに成長したい」と語る。土生瑞穂としては、自分の洋服をプロデュースするという夢もあるが、「まだまだ努力が必要」と自分を客観視する。
「自分の名前で洋服関係のお仕事をするのは夢ですけど、今の段階では自信もないし知名度も足りないからまだまだ努力が必要。自分の好きなファッションやこの身長を生かせるスタイリングを積極的に発信して、モデルとして知名度を上げるのも課題です。私は器用なタイプじゃないから、思うように進まないし、時間がかかると思う。でも現状に満足したらそこで終わり。向上心を持ってなりたい自分に近づいていきたいです」
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モデル/ 土生瑞穂 撮影/ヨシノハナ ヘアメイク/KATO<TRON>スタイリスト/阿部絵莉香 取材/坂本結香 編集/岩谷大