本との出会い、本を通じた人との出会いを叶えるオンライン書店「Chapters bookstore(チャプターズ)」 は、10月の選書パートナーに大阪・鶴見の書店「正和堂書店」を迎えて美味しい小説4作を共同セレクト。さらに今月のチャプターズでしか手に入らないダブルネームのブックカバーを製作し、食欲の秋・読書の秋を一気に満喫できる体験を届けてくれます。
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チャプターズって?
チャプターズは、毎月季節やトレンドを踏まえて設定される独自の選書テーマの元、現役書店員がセレクトした文庫本4冊のみを月替りで取り扱うサブスクリプション型のオンライン書店。
毎月厳選された4冊の文庫本の中から1冊を選び読書をすると、同じ時期に同じ本を読んだ者同士が繋がって本の感想を共有できるビデオチャット(=アペロ)に参加することができます。一人で完結する読書の楽しさはそのままに、誰かと楽しむという新たな選択肢を提供してくれる、本好きにピッタリのサービスです。
チャプターズ公式ウェブサイトはこちら今回の選書パートナーは、大阪・鶴見にある町の本屋さん「正和堂書店」。正和堂オリジナルのブックカバーから連想される美味しい小説4作品を共同で厳選。SNSから人気に火がつき、メディアや全国の書店でも取り上げられる人気の正和堂のブックカバー、今回はチャプターズとダブルネームで製作し、今月のチャプターズでしか買えない特別仕様で登場しています。
10月の選書テーマ“ぺこぺこ" ”
【1冊目(東)推薦文】
ジャンル:長編小説
ページ数:341ページ
お腹が鳴る度:★★★
好きなタイプは? と聞かれて「よく食べる人」と答える人がいると思うのですが、あの感覚です。美味しそうにたくさんご飯を食べている人がいるとそれだけで幸せになるし、こちらも元気が湧いてくる。食事って自分が生きるためでもあり、誰かと楽しく生きるために欠かせない行為でもあるんだなと、この本は感じさせてくれる気がします。
お気づきの通り、主人公が本当によく食べるのです! お腹が空くというよりも、読み進めているとその食べっぷりに感服し、こちらまで満腹感をもらえるような感覚。コメディの要素が多いのですが、日々のご飯や食卓の描写から漏れ出す幸せが温かく、読み応えもバッチリのヒューマンドラマです。
みんなから愛される豪快な主人公と娘のドタバタ二人暮らし。ブックカバーにもなった焼き芋も、屁なんか気にせずもぐもぐ食べます! 笑いたい 楽しい気持ちになりたい! 元気になりたい! そんな方はこちらを。
【2冊目(西)推薦文】
ジャンル:長編小説
ページ数: 287ページ
お腹が鳴る度:★★★★★
近所のサンドイッチ屋さんがあまりに美味しくて、勢い余って弟子入りしてしまう、ちょっと風変わりな青年がこの物語の主人公です。絶対お腹が空きますので、近所で評判の美味しいパンを買って読み始めると、きっと最高です。
この作品、いいところはたくさんあるのですが、何と言ってもタイトルと内容のシンクロ率が素晴らしい! ストーリーのささやかさ、おかしみ、可愛いらしさ、そしてウィットに富んだおしゃれさ…全てをタイトルが一発で回収してしまうあたり、作家さんの漏れ出すセンスを感じずにはいられません。
チャプターズではタイトルを伏せるのが醍醐味ですので、ぜひお手元に届いた際は、真っ先にタイトルをチェック、そして読み終えた後にもまた、タイトルに戻ってふむふむと唸ってみてください。ファンタジックなのにとても日常的な舞台設定、ちょっとエッジの効いた会話で彩るおしゃれなやりとりを作風とする人気男性作家の代表作。
本作の世界観が気に入った方は、この作家さんの他の作品も大変おすすめです。
【3冊目(南)推薦文】
ジャンル:長編ミステリー小説
ページ数:352ページ
お腹が鳴る度:★★
ちょっぴり毛色を変えて、Chapters書店としても初めてとなる本格ミステリーのご紹介を。ある日突然「人殺し」と書かれた匿名の告発文が、ポストに届くところから物語はスタート。誰が? なんのためにーー?詳細はここでは書けませんが、最後まで分からないぞくぞくする展開、作家との頭脳戦を楽しみたい方はこちら一択です。
作中に度々登場し、お届けするブックカバーにもなっているとろ〜り美味しそうなハチミツ。なんとなくパンケーキやスイーツが登場する物語を想像してしまいますが、本作ではハチミツをコーヒーに混ぜて楽しみます。ありそうで意外となかったこの組み合わせ、本作をご選択の方はぜひコーヒータイムに試してみるのもいいかもしれません。
のほほんとした今月の他3作とは全く異なる雰囲気、そしてお腹ぺこぺこからも若干ずれる気はしますが、今月どうしても選びたかった作品。普段ミステリーをあまり読まない方は、夢中になって頭が冴え渡ります。夜、眠るまえの読書にはどうかご注意を。
【4冊目(北)推薦文】
ジャンル:連続短編小説(忙しい方も読みやすいです)
ページ数:324ページ
お腹が鳴る度:★★★★★
渋谷から田園都市線で2駅、路地裏の行き止まりにある小料理屋が本作の舞台です。小料理屋に通う常連客にそれぞれフォーカスをあてた、全5章からなる一話完結型の連続短編小説は、ちょこちょこ読むにも、一気に読むにも最適な大変読みやすい作品。
どの章もいいお出汁の香りが本を通じて鼻腔をくすぐり、今月のテーマ「ぺこぺこ」にはうってつけです。帯に書かれた「日本一行きつけにしたい店」の文字も納得! また、小料理屋の店主=和装の似合う日本美人、みたいなステレオタイプ的設定も冒頭から覆してくるので心地よいです。
選書にあたり出版社の方に相談したところ、本作は2020年の秋頃から今日までじわじわと人気が伸びている好評のシリーズだそうで、コロナ禍での家飲み需要と合わせて、今の空気感に合った作品なのでは?とのことでした。
数多あるグルメ系のシリーズ小説、今回の選書にあたって色々と読み漁りましたが、こちらが一番「ぺこぺこ」になったので選びました!疲れた人の心をぽかぽか温めるような、癒し系グルメ小説。
本作が気に入った方は続編もぜひ。
(こちらの本のみ、デザイン上しおりなしでのお届けです。あらかじめご了承ください)
Chapters bookstoreの詳細
■Chapters bookstore価格
1ヶ月プラン 1,980円/月
3ヶ月プラン 5,775円/3カ月(一括払いのみ)
■毎月の価格に含まれるもの
・文庫本一冊
・アペロ チケット1枚(当月本のみ有効)
・会員限定ラジオ
・発送料
・サービス利用料/運営維持費
※ブックカバーは数に限りがございます。既存のお客様・新しいお客様に関わらずご選択優先で、予定数に達し次第終了となります。以降は通常のChaptersブックカバーにてご発送となりますため、早めのご注文をおすすめします。
思わずお腹が鳴りそうな4作、食欲と読書の秋のおともにしてみてくださいね♡