3月6日からスタートした、スーパー戦隊シリーズ46作品目の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』。ミステリアスな雰囲気をまとったブラック・イヌブラザーを演じるのは注目の若手俳優・柊太朗さん。今作が連続ドラマ初挑戦となる彼に、作品の魅力と撮影の裏側についてインタビュー♡ イヌブラザーにかけて、ワンちゃんと一緒に撮影したスペシャルシューティングにも注目です!
柊太朗さんってどんな人?
柊太朗(とうたろう)
歴史あるスーパー戦隊シリーズに、自分が携わっていることを再確認
-つい先日『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の初回放送を終えました(取材時)。実際に完成されたものを見て、いかがだったでしょうか。
リアルタイムで見たのですが、「本当に自分が出るんだ…」って、改めて実感が湧きましたね。初回はイヌブラザーが出ていないこともあって、僕が参加していない現場も多かったんです。台本では見ていたけど、実際にはこういう情景でこういう場面だったんだとか、新しい発見もあって面白かったです。
-イヌブラザーの登場は2話から。ご自身が出演されているものを見るのは、緊張しますか?
自分が出ているものを見るのは、不安といえば不安です。ただ2月の制作発表まで言えなかったことも多かったので、これまで密かにやっていたことをようやく皆さんにお見せできるという面では、楽しみなところもあります。
-オーディションで出演が決まったそうですが、もともと戦隊モノはよくご覧になっていましたか?
自分も好きでよく見ていましたし、5歳差の弟がいるので日曜の朝は戦隊モノのテレビがついてました。それを観てから、友達の家に行くのがルーティンでしたね。一番印象に残っているのは、『魔法戦隊マジレンジャー』と『特捜戦隊デカレンジャー』。一番ハマっていた時期に放送されていたので、未だにオープニング曲を聴くとワクワクしますし、実家にグッズもあります。
-ずっと見ていたスーパー戦隊シリーズの現場に足を踏み入れて、何か驚いたことはありましたか?
このシーンにこんなに時間をかけていたんだ、というのを知りました。放送では少ししか流れないところも、撮影では長い時間をかけて撮っているんですよね。あとは今回僕が逃亡者の役なこともあって、結構体を動かすんです。自分が想像していた以上にスピード感を求められますし、アクションシーンは気合いを入れて臨んでいます!
実は演じる僕自身も、イヌブラザーが逃げている理由が分からず...
-今作品でドラマデビューを果たす柊太朗さんが演じるのは、クールでミステリアスなブラック・イヌブラザー。
イヌブラザーは指名手配中の逃亡者で、ある目的のためにとにかくずっと逃げています。ドンブラザーズのキャラクターってちょっと尖った役柄が多いんですけど、その中でも特にイヌブラザーが謎に包まれていますね。実は僕自身もイヌブラザーについて事前に渡されている情報が少なくて…。スタッフの方から「イヌブラザーはずっと逃げてます。とにかく逃げてください」って言われて、驚きました。まだ自分が何で逃げているのかも分からない状態で、イヌブラザーを演じているんです。
-イヌブラザーに着せられた、無実の罪の内容も分からないということでしょうか。
分からないです。指名手配された理由も、逃げ続ける理由も。公式のHPにそれぞれのキャラクター紹介があると思うんですけど、そのプロフィール内容と同じくらいの情報を演じることが決まったときに渡されました(笑)。
-ドラマ初出演にして、ほとんど0に近い状態からイヌブラザーと向き合っているんですね。
そうですね…。役作りに最初はすごく混乱しました。どうしたらいいんだろうと思って。もちろん台本が進むにつれてイヌブラザーの正体は分かっていくと思うんですけど、現状は自分の中でイメージを膨らませて、イヌブラザーという役を作り上げなきゃいけない。何で逃げているのかを考えることからスタートしたので、難しかったです。今はイヌブラザーってこういう人なのかなって自分なりに考えるのが楽しいですし、自分がイメージしていたイヌブラザーと違う面が見えてきた時に、役として違うルートを考えられるのが楽しいです。
-柊太朗さん自身も答え合わせのような形で、今後のストーリーが進んでいくと。
実は想像以上にいいやつだったとか、最初にいただいたプロフィールにはないような面が見えてきたとか、話が進むと同時にイヌブラザーのことを知っていけるのが僕自身も楽しいです。イヌブラザーのメイン回が4月3日(日)放送の5話なので、そこを皮切りに謎が少しずつ紐解かれていくと思います。イヌブラザーというキャラクターを予想しながら探っていくという意味では、演じながらも視聴者の方と同じ目線でいるかもしれません。
共演者とは、まるで“部活の仲間”のような関係性
-連日撮影が続いていると思いますが、撮影現場の雰囲気はいかがでしょうか。
ドンブラザーズってこれまでの戦隊に比べたら、出演者の歳の差が開いた戦隊だと思うんです。でも部活の仲間みたいな空気感で和気あいあいと撮影できていますし、一緒にふざけたりもしますけど、みんな向かっている方向が一緒。切磋琢磨しながら撮影できることがありがたいです。他のみんなはオンオフの切り替えがうまいので、そういうところもすごい勉強になります。
-共演者の方とのエピソードで、何か印象に残っていることはありますか?
僕はキジブラザー役のヒロさん(鈴木浩文さん)と一緒のシーンが多いのですが、僕の撮影シーンを待っているヒロさんの姿が子犬みたいなんです。いつもと違っておとなしい感じで、ずっとキョロキョロしてますね。目が合ったら合ったでハッとした表情をしますし、反応がとにかく可愛らしいです(笑)。ドンブラザーズでは一番年上なんですけど、一番子供の心を持った人なのかなと思います。
今までのスーパー戦隊シリーズを刷新する作品。新たに見る人も入りやすいはず
-戦隊史上初、ピンクを男性が演じるなど大注目の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ですが、作品を通して視聴者の方にどんなメッセージを伝えたいですか。
ドンブラザーズは革新的な戦隊になると思っていますし、子供だけじゃなく大人の方にも楽しんでもらえる作品だと思います。ストーリーがひとつの小説のように進んでいくので、ミステリーの雰囲気もあれば、コメディチックなところもあったりして。もともと戦隊モノが好きな方はもちろん、これから新しく戦隊を見る人や、連続ドラマが好きな方にもハマっていただけるんじゃないかなと思います。
-見どころは、“情報量”と“テンポの良さ”と60秒動画でもおっしゃっていました。
1話を見ていただくと分かると思いますが、情報量がすごく多い。なので、是非何回も繰り返し見ていただけたら嬉しいです。気になったら過去の回を振り返って、あの時こうだったんだって伏線を回収するのもいいと思います。これからも気を引き締めて頑張っていくので、是非応援していただけたら嬉しいです!
スーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』
毎週日曜9:30・テレビ朝日系列にて放送中
スーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』毎週日曜9:30・テレビ朝日系列にて放送中
「桃太郎」をモチーフにした、いまだかつて見たことのないヒーローが誕生!桃太郎が、サル・イヌ・キジをお供に鬼退治したように、ドンモモタロウ(レッド)が、サルブラザー(ブルー)、イヌブラザー(ブラック)、キジブラザー(ピンク)、さらにオニシスター(イエロー)とともに悪に立ち向かう。見逃し配信はTELASA、Amazon Primeのほか、期間限定で1&2話をYouTubeにて無料配信中。
HP:https://www.tv-asahi.co.jp/donbro/
YouTube:https://www.youtube.com/c/tvasahiSuperHeroTime
Amazon Prime Video:https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09TV9Z42V/
コート¥110,000 パンツ¥68,200 シューズ¥79,200(Y’s/ワイズ プレスルーム tel.03-5463-1540)
撮影/望月宏樹 ヘアメイク/榎本愛子 スタイリング/金野春奈(impiger) 取材/所 優里 編集/石津愛子