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2500本観た”韓ドラ通”おすすめ「泣ける」Netflix韓国ドラマ5選

最大9連休となるこのGW。お出かけに疲れたら、おうちでゆっくり韓国で話題の”泣ける”ドラマを観ながら、身も心もデトックスしてみませんか?今回は、青春ラブストーリーから社会派ヒューマンドラマまで、泣ける韓国ドラマを厳選。紹介してくれたのは通算2500本もの韓国ドラマを観てきたAll About韓国ドラマガイドの安部裕子さん。

①ライブ

韓国で最も忙しいといわれる「ホンイル交番」に配属された二人の新人警官が、想像よりもはるかに過酷な状況の中で奮闘しながら働く姿を描く。様々な事件を解決していく過程で、警察官の日常と彼らの人間模様に迫る社会派ヒューマンドラマ。

「『ライブ』というだけあって、警察24時の濃い部分だけをドラマにしたかのようなリアルさを全身で感じられる作品です。ヒロインの過去や、エピソードの中で描かれる切実な人間模様にはつい涙してしまいます。派手さはなく生々しいドラマですがファンが多く、韓国でも傑作として評価されています。この脚本家のノ・ヒギョンは、韓国で”泣けるドラマを書かせると右に出る者はいない”というくらい、人の琴線に触れる作品を描くのが非常に上手なんです」(安部さん・以下同)

②私たちのブルース

韓国・済州島が舞台。名脚本家ノ・ヒギョンの最新作、島で生きる人たちにクローズアップしたヒューマンドラマ。一見華やかに見えるリゾート地で暮らす彼らが抱える悩みや葛藤を描きながらも、そこに幸せを見出そうとする。イ・ビョンホン、キム・ジェウォン、シン・ミナ、キム・ウビンら著名なキャストらがこぞって出演した群像劇で、韓国でも名作と絶賛。

「初恋の人に対する葛藤や、家族との確執、それぞれが抱える病や過去が明らかになっていくのですが、ノ・ヒギョンが書く巧みな台詞にはつい涙してしまいます。観終わった後には良い作品だったな…と浸れるようなドラマ。決して派手ではないこの作品を、イ・ビョンホンらのとんでもなく豪華なキャストが演じているところも見どころです」

③ナビレラ-それでも蝶は舞う-

70歳でバレエに挑戦しようとする主人公と、プロを目指しながらスランプに陥っていた23歳の青年。ある出来事がきっかけで、青年は主人公にバレエの指導をすることに。二人の師弟関係を通じて、世代を超えた友情と愛を描くハートフルドラマ。

「主人公のパク・イナンと、“Netflixの息子”ソンガン演じる青年との間に生まれる友情を描いた感動作です。初めは70歳でバレエを始めることに反対していた家族ですが、次第に彼の熱心な気持ちに動かされて変化していく様子にも心を打たれます。ソンガン本人はこの役のためにかなり真剣にバレエを練習したそうで、その成果もあり彼が踊るシーンは恍惚としました。最後の発表会のシーンは、思い出しただけでも涙が出そうです」

④ミッシング~彼らがいた~

死体が発見されず、行方不明のまま成仏されていない人たちが住む村を舞台に繰り広げられるミステリー作品。消えた死体を捜して事件の真相に迫りながら、成仏できない死者との切ない恋愛模様が描かれる。

「刑事が行方不明の彼女を捜索するシーンや、男の子の幽霊の遺体を捜す回など、死者との切ない交流が描かれています。事件の真相に辿り着く途中で明らかになっていく登場人物それぞれのストーリーには思わず涙してしまいます。このドラマは韓国でも評価が高く、シーズン2が作られるほどの人気作品。ようやくNentlixに入ったので、このタイミングでぜひ観てほしいですね」

⑤刑務所のルールブック

韓国で大人気だった『応答せよ』や『賢い医師生活』シリーズの制作陣が贈る、笑って泣けるヒューマンドラマ。ある事件に巻き込まれたスター野球選手が過剰防衛で逮捕され、刑務所へ入所することになる。受刑者との交流を通して、刑務所での日常や彼らの切ない過去を描く。主演は『イカゲーム』でも話題になったパク・ヘス。

「これは非常に有名な作品ですね。回想では受刑者たちの過去が明らかになり、観ているうちに一人一人に愛着を持つことができて、彼らのキャラクター図鑑を作りたいくらいです。刑務所が舞台ですが、決して重くはなく、緊張感のあるシーンの中に笑いもあって非常にバランスの取れた作品。一度観始めると最後まで観ないと気が済まなくなると思います」

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