K-POP

TOMORROW X TOGETHER初のドーム公演でMOA愛爆発「めっちゃ好きやねん!」

7月5日に日本2ndアルバム『SWEET』をリリースし、オリコンデイリーアルバムランキング1位を獲得した韓国の5人組グループ・TOMORROW X TOGETHER。全米チャートにランクインするなど、世界的に活躍している彼らが、京セラドーム大阪にて、7月1日、2日に初のドーム公演をおこなった。タイトルは『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR<ACT : SWEET MIRAGE> IN JAPAN』。4時間という長時間公演であったが、その内容は濃密。あっという間の4時間だった。

(P)&(C) BIGHIT MUSIC

TOMORROW X TOGETHER

2019年3月にデビューした、スビン、ヨンジュン、ボムギュ、テヒョン、ヒュニングカイで構成された韓国の5人組ボーイズグループ。グループ名「TOMORROW X TOGETHER」は、『異なる君と僕が一つの夢で集まって、一緒に明日を作っていく』という意味を持ち、『同じ夢や目標のために集まった少年たちが、互いに相乗効果を発揮するような元気で明るいグループになる』という想いが込められている。BIGHIT MUSIC所属。略称は、TXT(ティーエックスティー、ティーバイティー)、愛称は、トゥバ。ファンネーム「MOA」は、「Moments Of Alwaysness」の略であり、『メンバーとファンがいつも共にする全ての瞬間』という意味を持つ。また、韓国語で集めるを意味する「モウダ」にも由来しており、『メンバーとファンがお互いの夢のかけらを集めて、一つの夢を完成する』という想いも込められている。

今回の『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR<ACT : SWEET MIRAGE> IN JAPAN』は、昨年の日本公演の追加公演となっていた。いまかいまかと公演のスタートを待ち侘びる会場に大きな歓声が上がったのは、暗転し映像が流れ始めたときだった。王子様のようなジャケット衣装を身に纏った5人が登場すると、歓声はさらに大きくなった。

オープニングは本公演のために特別に準備された「5時53分の空で見つけた君と僕」。そして「Can’t We Just Leave The Monster Alive?」が2曲目につづく。

驚いたのは、会場全体を華やかな香りが包んでいたこと。テヒョンは「香りと共に魔法のような時間が始まった今日の公演を、最後まで一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです」と今回用意した特別な演出=“プレゼント”について明かした。

ボムギュ (P)&(C) BIGHIT MUSIC

ヒュニンカイ (P)&(C) BIGHIT MUSIC

スビン (P)&(C) BIGHIT MUSIC

テヒョン (P)&(C) BIGHIT MUSIC

ヨンジュン (P)&(C) BIGHIT MUSIC

「ビートの準備はいいですか?」(スビン)。「MOAのみなさん、叫んで!」(テヒョン)と会場を煽ると、バスケットボールのユニフォームのようなスポーティなスタイルの衣装に早着替え。「Drama [Japanese Ver.]」、「No Rules」、そして「Cat & Dog」を披露した。「Cat & Dog」では、猫や犬の可愛らしい振り付けが取り入れられており、スタイリッシュなメンバーの愛らしい表情のギャップにまたも歓声が上がる。

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曲終わりのMCでは、バスケットボールを使って振り付けなどを演出した「Drama」と「Cat & Dog」について触れた。ヒュニンカイが「世界一頼もしいワンチャン」というお題で、ボムギュが「世界一可愛いワンちゃん」というお題で「Cat & Dog」の振りを表現するなど、サービス精神旺盛なメンバーたちの一面が垣間見える。

その後は一転、大人な雰囲気に。「9と4分の3番線で君を待つ (Run Away) [Japanese Ver.]」をパフォーマンスし、ヒュニンカイを残して4人のメンバーは静かにステージ後方に去っていく。そして、残されたヒュニンカイの魔法をかけるかのような神秘的なソロダンスから、ノスタルジーを感じさせる「We Lost The Summer」、「Can’t You See Me?」へ。「Can’t You See Me?」でスビンが「助けて」と歌うと、歓声が沸き立った。

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曲終わりに映像を挟むとグレーのジャケットに着替えてメンバーたちが登場。さまざまなスタイルのメンバーたちをみられるのもファンには嬉しい。このパートでは「0X1=LOVESONG (I Know I Love You)feat. 幾田りら[Japanese Ver.]」を披露し、切ない表情と、一糸乱れぬ一体感のあるダンスで会場を魅了していく。

そして、序盤でもっとも盛り上がったのは「LO$ER=LO♡ER」。ドームのなかをトロッコで移動し、お客さんの一人一人に手を振っていった。メンバーを間近にみたMOAは大興奮。ヨンジュンが「一緒に歌ってください!」とコールすると、MOAもそれに応えるように大きな声でレスポンスをした。そしてロックなナンバー「Force」、「Dear Sputnik」で会場のボルテージがさらに上がる。

メンバーたちがメインステージに戻るとつづいて、「Magic」を披露。テヒョンとヒュニンカイ、スビンとボムギュがそれぞれユニットでダンスを披露し、最後にヨンジュンがソロで繊細であり、力強さも兼ね揃えたダンスで「Opening Sequence」に繋ぐ。その後、「ひとりの夜 (Hitori no Yoru)」、「君じゃない誰かの愛し方 (Ring)」というバラード2曲を歌い上げた。一体感のある激しいダンスを見せたと思えば、一転して5人それぞれがしっかりとした歌唱力で歌い上げるTXTの姿に、彼らのパフォーマンス力の高さを改めて思い知らされる。

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そして映像が流れ、白いTシャツ姿へとスタイルを変えたメンバーたちが登場。しっとりした雰囲気から「Good Boy Gone Bad [Japanese Ver.]」で、クールに引き締める。ボムギュがバラを口に咥えたり、その花に火をつけたりと、色気を感じさせる演出が見どころだった。そして、「Tinnitus (Wanna be a rock)」、「Devil by the Window」、「Angel Or Devil」、「Ice Cream」とつづく。「Ice Cream」の曲中には、メンバーがサインボールを会場に投げてプレゼントするなど、MOAに対する愛を感じさせるシーンがあった。

その後のMCでは、「Happy Fools (feat. Coi Leray)」のダンスをメンバーたちが丁寧にレクチャー。ボムギュとヒュニンカイが中心となって、MOAたちにダンスを教え、会場と一体になったステージを作り上げていった。大きな会場でありながら、MOAとしっかりコミュニケーションをとる姿もみんなで一つのステージを作ろうと言うメンバーの気持ちが伝わってきて嬉しい。

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そして、いよいよ本編がラストに。MCではメンバーが一人ずつ本公演に対する想いを語った。

ボムギュ「昨日の公演が終わってから、今日の公演がとても楽しみでした。MOAのみなさんも楽しかったですか? めっちゃ好きやで!」

テヒョン「今回の日本のツアー、楽しみにしていた公演なだけに、MOAのみなさんとのすべての瞬間が特別で、記憶に残ると思います。めっちゃ好きやねん!」

ヨンジュントロッコに乗ったときにたくさんみんなを見ようとしました。僕らを目に焼き付けてくれましたか? 言葉では表せないくらい幸せな時間でした。今日の公演を可能にしてくれたMOAのみなさん、ありがとうございます。大好きです」

ヒュニンカイ貴重な経験と思い出をありがとうございました(初のドームライブが開催できたのは、)僕らの努力よりもMOAの皆さんのサポートのおかげ。MOAのみなさんの支えに応えるにはまだまだ。僕たちといつまでも一緒にいてください」

スビン「今日も本当に楽しい時間でした。体力的にきつい時間帯でも、MOAと一緒にいると何事もなかったように感じる。エネルギーが湧いてきます。MOAと過ごした今日の思い出は永遠に僕らの中に残ります」

そして「Sugar Rush Ride [Japanese Ver.]」で本編を締め括った。

鳴り止まないアンコールに応えて再登場したメンバーたちが披露したのは「Farewell, Neverland」、「Blue Spring」、「紫陽花のような恋 (Hydrangea Love)」、「Our Summer」。さらにダブルアンコールで、「Ito」を歌唱し、4時間に渡る初のドーム公演の幕を閉じたのだった。

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