韓国発5人組ボーイズグループTOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)が、7月10日と11日に東京・東京ドームで初の4大ドームツアー「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : PROMISE>IN JAPAN」を開催しました! ドーム公演は昨年、大阪・京セラドーム大阪でのステージを成功させ、今年は東京ドームを皮切りに京セラドーム大阪、バンテリンドームナゴヤ、みずほPayPayドーム福岡を巡る、初の4大ドームツアーへ。練習生時代から「いつか東京ドームで公演をしたい!」と夢に見ていたというメンバーたちがその夢を叶えた記念すべき東京ドーム公演2日目の様子をJJnetが完全レポートでお届けします!
TOMORROW X TOGETHER PROFILE
BTSと同じ事務所BIGHIT MUSICに所属する、SOOBIN(スビン)、YEONJUN(ヨンジュン)、BEOMGYU(ボムギュ)、TAEHYUN(テヒョン)、HUENINGKAI(ヒュニンカイ)の5人で構成されたボーイズグループ。2019年3月4日デビュー。TOMORROW X TOGETHERには「それぞれ違う君と僕がひとつの夢で集まって共に明日を作って行く」という意味が込められている。
東京ドームの特別なステージがついに開幕!
貴公子風のジャケット姿で登場
17時、東京ドームの天井がまだ自然光でうっすらと明るさを残す中、コンサートが開演しました。フード付きの白いマントを着たメンバーが、4方向に延びたステージからせりあがり登場。暗闇に浮き上がるシルエットに気が付いたMOA(※読み モア TXTファンの呼称)たちの歓声が上がりました。ステージはメインステージとセンターステージが花道で繋がり、センターステージからはさらに4方向にステージが伸びたつくり。センターステージに向け歩みを進めメンバーが中央に集まると、YEONJUN(ヨンジュン)がフードを脱ぎ、宙に浮かぶクラウン(王冠)を手に取り頭に乗せると照明が消えました。
HUENINGKAI(ヒュニンカイ)
HUENINGKAI(ヒュニンカイ)の「東京ー!叫べ!」のシャウトで始まったのは「Deja Vu [Japanese Ver.]」。白いパンツに、レザーのベルトやシルバーチェーンがあしらわれた貴公子風のジャケット姿で登場。ついに始まったオープニングに歓喜するMOAたちもタイミングを逃さず元気にメンバー名からコールしていきました。メインステージ上手には、足を負傷中のBEOMGYU(ボムギュ)の姿もあり、マイクを持つ様子がスクリーンに映し出されると会場は一層歓喜しました。
ブルーのレーザーライトがステージから伸び、無数の炎が上がる中、HUENINGKAI(ヒュニンカイ)の手招きするようなポーズで「9と4分の3番線で君を待つ(Run Away)[Japanese Ver.]」がスタート。疾走感を感じるテンポで曲が進むと、銀テープも舞い、会場は黄色・白・オレンジのライトのウェーブでさらにテンションをあげていきました。
足を負傷中のBEOMGYU(ボムギュ)も登場。「MOAが僕にとっては一番の薬」
オープニングのメンバー挨拶【コメント全文】
BEOMGYU(ボムギュ)
SOOBIN(スビン) ご挨拶します。せーの、ONE! DREAM!こんにちはTOMORROW X TOGETHERでーす!
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) こんにちは!僕たちの「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR <ACT : PROMISE>IN JAPAN」に来て下さってありがとうございます。やっと会えましたね!(と、手を振る)
TAEHYUN(テヒョン) 昨日みたいに今日もMOA棒(公式ペンライト)でいっぱいの東京ドームを見たから、公演の初めからすごく幸せでした。
SOOBIN(スビン) 僕の長い間の夢だった東京ドームでの公演の2日間をMOAたちと一緒に出来るのがまだ夢みたいだし実感がわきません。僕のソウルメイトも同じ気持ち。どこー?僕の相棒ー?(というと、BEOMGYU(ボムギュ)がステージの下から椅子に座った状態で登場)
BEOMGYU(ボムギュ) スビニヒョン~! 今日公演に初めて来てくれたMOAたちも、昨日会ったMOAたちも、あんにょーん! 昨日も話しましたがMOAのみんなの応援のおかげで元気なので心配しないで。
YEONJUN(ヨンジュン) 元気そうだねぇ。
BEOMGYU(ボムギュ) ちょっと前に行きたい。(メンバーが抱えて少し前に移動させて。。。)MOAみんなこんにちは!(笑顔で手を振る)
SOOBIN(スビン) それではMOAに一人ずつあいさつしましょうか?
TAEHYUN(テヒョン) はい、こんにちは! 昨日よりもっとMOAを大好きなTAEHYUN(テヒョン)です。(投げキス&王子様のような挨拶)
YEONJUN(ヨンジュン) 叫べ―! はい、こんにちは、カリスマとキューティを兼ね備えたYEONJUN(ヨンジュン)です。(セクシーな笑顔で指をさす)
BEOMGYU(ボムギュ) こんにちは絶対に泣かないBEOMGYU(ボムギュ)です。(メンバーがウソー!という中、親指と人差し指でつくったVにあごを乗せてドヤ顔ポーズ)
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) はい、こんにちはTXTのボスHUENINGKAI(ヒュニンカイ)です。(腰に手を当てVサイン)
SOOBIN(スビン) こんにちは! TXTのボスのボスSOOBIN(スビン)です!(顔の横で右手でVサイン)
TAEHYUN(テヒョン) ボムギュヒョンが治療中だけどMOAとの約束を守るために一緒に来たんですよね!
BEOMGYU(ボムギュ) だってMOAに会えないほうが辛いから。MOAが僕にとっては一番の薬なので(ハートポーズ)
YEONJUN(ヨンジュン) BEOMGYU(ボムギュ)が早く治るようにMOAのみんなで「ファイティン」と言ってあげましょう、せーの!「ファイティーン!」
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) ボムギュヒョンは一部のステージだけ参加しますが、大丈夫ですかー?
BEOMGYU(ボムギュ) 今日全てのステージには出られないけどMOAと一緒の時は200%、いや300%幸せにします。
TAEHYUN(テヒョン) TOMORROW X TOGETHERといえば、1人でいても5人が一緒にいるかのような完璧なチームワークのグループなのでボムギュヒョンがいないステージもがっかりさせません!約束します!(小指を差し出す)
BEOMGYU(ボムギュ) 頼もしいなぁ。さすがTAEHYUN(テヒョン)。とにかく一生懸命パフォーマンスを準備したメンバーたちに申し訳なくて、僕の分身を準備しました! 一部のパフォーマンスでは僕の分身が4人のメンバーと一緒にステージに立つ予定ですので、楽しみにしていてください。僕の分身が今本当に緊張しています(笑)分身が躍るときに応援してください。
YEONJUN(ヨンジュン) (MOAの様子を見て)かわいいですね。MOA僕たちと一緒に公演を楽しむ準備は出来ていますか?
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) 本当に楽しみです。今回はどんなストーリーか教えてください。
SOOBIN(スビン) TOMORROW X TOGETHER の音楽でとても重要なキーワードはONE! DREAM!ですよね。今回3回目のワールドツアーでは僕たちの夢がどうやって成長してきたか、そして僕たちの未来をMOAと一緒にどうやって守っていくのかについてのストーリーです。
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) ボムギュヒョン、今日のスポお願いします。
BEOMGYU(ボムギュ) 昨日僕たちが東京ドームを本当にホットにしましたよね。今日は最高にさわやかなステージで責任とります! スビニヒョン、そういう意味で覚悟を見せてください。
SOOBIN(スビン) 覚悟? やっぱり僕の出番かな? この歌知ってるかな? 一緒に歌ってください~!
曲が流れるとKARAの「GO GO サマー!」のダンスを披露。KARAについてSOOBIN(スビン)は「歌手になりたいというきっかけをつくってくれた」と公言しているほどのファン。東京ドームの公演の夢が叶ったら「盛り上がっていきましょう!」とKARAの東京ドーム公演のマネをして言いたいと発言していたくらい尊敬しているKARAのキュートなダンスを完璧に踊ってみせMOAも大喜びでした。
TAEHYUN(テヒョン) MOAたちに想像も出来ないサプライズで最高の夜をプレゼントします。
YEONJUN(ヨンジュン) ではそんな意味で歓声のテストをやってみましょう。叫べ―!(耳に手を当ててマイクを向け大歓声を聞くといいね!ポーズ)
BEOMGYU(ボムギュ) ちょっとまって、後ろに行きたい。(メンバーに運ばれて)まったねー!
YEONJUN(ヨンジュン)
ステージでTAEHYUN(テヒョン)が両方の人差し指同士をつける振り付けを見せ「♪I Know I love you!~」と叫ぶと「M3 0X1=LOVESONG (I Know I Love You)feat. 幾田りら [Japanese Ver.]」がスタート。TAEHYUN(テヒョン)の高音が響くフレーズ「♪I can feel it~」では一気に心をつかまれ、TXTの世界へ引き込まれるよう。
続いて、スクリーンにデビルの顔が映し出され、怪しげなメロディーとリズムで始まったのは「Devil by the Window」。リフトを取り入れたダンスがダイナミックに決まる度に歓声が上がり最後はHUENINGKAI(ヒュニンカイ)の目を4人の手が目隠ししてフィニッシュ。さまようようにYEONJUN(ヨンジュン)がメインステージへ歩くとスクリーンの大きな手に連れ去られるように姿を消しました。
続いて、乱れ打つ太鼓の音でダンサーたちが登場。クラシカルな民族舞踊のような雰囲気で扇子を振りかざしながらぐるぐるとステージを回転すると、中央から韓服姿のメンバーが現れました! ブルーのグラデーションの韓服に黒い帯と白いロングブーツを併せ、桜の木が描かれた扇子を仰ぎたたずむ様子に会場は絶叫。琴を使用したようなアレンジの「Sugar Rush Ride」のメロディーが流れてくると、めくるめくダンスがスタート。韓服をひらひらとさせるように舞う姿は演劇の舞台を見ているようで芸術的。あまりの美しさに思わず見とれるなか、MOAのみなさんは「♪オットッケー」と、完璧にコールを返していました! BEOMGYU(ボムギュ)が椅子に座りながらもパフォーマンスする様子にも大歓声が上がり最後に紙吹雪が舞いました。そしてそのまま「Farewell, Neverland」。スモークと金のラメが舞う神々しい世界観の中しっとり歌いあげました。
「Chasing That Feeling」で再登場したメンバーたちは白い袖と背中に翼のデザインが入ったライトブルーに輝くスカジャンにデニムを併せたスタイル。そして「Magic」では軽快に弾むようなダンスを繰り広げ、「♪Everybody clap your hands~」の歌詞に合わせて手拍子を誘い掛け、会場と一体となりました。
美少年ポーズにハートを撃ち抜かれるMOAたち
エアハグ、投げキスなどリクエストに丁寧に答えていく姿に会場全体が目がハートに♡
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) スペシャルバージョンの「Sugar Rush Ride」いかがでしたか。
TAEHYUN(テヒョン) 「Sugar Rush Ride」がMOAに人気なのはなぜでしょうか。登場したときの美少年ポーズ?(上着の内側に顔を隠してキメ顔を見せながら)
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) HUENINGKAI(ヒュニンカイ)いきまーす。(拳の片手を頭に乗せて、テヘのポーズ)
YEONJUN(ヨンジュン) 全然違います、MOAこれだよね? (髪をかき上げてニッコリカメラ目線)
SOOBIN(スビン) 次はオレの出番か?(髪をかき上げて、投げキスからのほっぺハート)あいしてる~。
BEOMGYU(ボムギュ) まだまだだなぁ。これですよね? アウ♡(両手で作った拳を顎の下に添えてポーズ。ゆるピースサイン、ハートの3段階)ありがとうございまーす♡
5人の美少年ポーズが決まったところで、メインステージにいるBEOMGYU(ボムギュ)のもとへメンバーが駆け寄りました。階段のセットに2列に座り「MOAにプレゼント、ポーズ~♡」と全員でハートポーズを見せてくれました。
SOOBIN(スビン) 今日はドキドキしていましたがたくさんのMOAがいてくれて心強いです。MOAと僕たちの心が一つになっているかチェックする時間です。
と、モア棒取り出すと、YEONJUN(ヨンジュン)が「モア棒を高く挙げてください。持っていない方はきれいな手を挙げてください。ではいきますよ 下! 上! 上! 右! くるりん! ウェーブ~」と指示出し。 続いてHUENINGKAI(ヒュニンカイ)が「僕の真似して」と、モア棒で手拍子(××)付きのコールの練習をスタート。「せーの、×× 一生、×× モアちゃん、××絶対、××約束!」と、会場と一体になり見事に完成させました。
ここでHUENINGKAI(ヒュニンカイ)が「もうちょっとだけ、アゲアゲ!にしないといけませんね?」と
Vaundyの「東京フラッシュ」を披露。 MOAたちが僕ら5人に幸せな時間をくれたじゃないですか。今日MOAの幸せを責任取るので待っててね!
と、拳を突き上げると次の曲「New Rules」がスタート。ダンサーたちがフラッグを持って登場し、上半身を左右にゆするダンスで「♪Let me go, Let me go, Let me go go go~」と勢いを増していくと会場もノリノリに。YEONJUN(ヨンジュン)が上着から肩を出すと大歓声が上がる場面もありました。
「LO$ER=LO♡ER」のアコースティックギターのイントロが流れるや、即座に反応して出だしのコールを揃えたMOA。スクリーンにはWANTEDのフレームにメンバーたちが映し出されて行きました。センターステージから4方向に伸びたステージの先にスタンドマイクを立て歌う姿に、胸の奥からこみあげてくるようなエモーションを感じてしまうパフォーマンス。
そして、メインステージの中央にいるBEOMGYU(ボムギュ)のもとへ集まると「きっとずっと (Kitto Zutto)」がスタート。上手には蒸気機関車型のトロッコが待機。BEOMGYU(ボムギュ)をSOOBIN(スビン)がおぶってトロッコへ移動し、前方にSOOBIN(スビン)とBEOMGYU(ボムギュ)が、後方にYEONJUN(ヨンジュン)、TAEHYUN(テヒョン)、HUENINGKAI(ヒュニンカイ)が乗ったところで会場に向かって進み出しました。
スクリーンには歌詞のワンフレーズずつが様々なフォントで映し出され、歌声とともにすっと心に刺さっていくようでした。続けて「Force」を披露。トロッコから会場に向かってファンサービスが炸裂。エアハグやハートポーズ、指さし、投げキスなどリクエストに丁寧に答えていく姿に会場全体が目がハートになっていました。
ステージに戻ると、始まったのは「Thursday’s Child Has Far To Go」。リズミカルに跳ねながら、こぶしを突き出すような振り付けで軽快にダンスし盛り上げていきました。ダンサーたちを従え、BEOMGYU(ボムギュ)を巻き込んだ群舞ではタオルを振り回しテンションもアップ。一体となったパフォーマンスに感動するシーンでした。
特別な曲をMOAへサプライズプレゼント♡
「君じゃない誰かの愛し方(Ring)」を会場のMOAと大合唱
TAEHYUN(テヒョン)
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) MOAとっても歌が上手ですね。
TAEHYUN(テヒョン) 「きっとずっと (Kitto Zutto)」 ほんとに楽しかったですよね。誰がプロデュースしたんでしたか?
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) 僕ですねぇ。発売してからまだ1週間ですが、MOAが一緒に歌ってくれてありがとうです。(ワンフレーズ歌って)愛してるよー!
YEONJUN(ヨンジュン) MOAたちが楽しそうにしてくれていました。最高です。ありがとう~!
SOOBIN(スビン) みんなが一つになっていて、ほんとにしあわせでした~!
TAEHYUN(テヒョン) MOAは合唱が上手ですよね。とてもたくさんの方が一緒に歌ってくれました。MOAが楽しんでくれて僕もしあわせでした。ありがとうございます。
YEONJUN(ヨンジュン) 今日はヒュニンがMOAたちが好きな曲を一曲選んでください。
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) どの歌かな? MOA歌の準備できてますか?
ここで「君じゃない誰かの愛し方(Ring)」を会場のMOAと大合唱。
SOOBIN(スビン) すごいですね。本当にかわいくて大好き(頭でハートポーズ)
BEOMGYU(ボムギュ)スビニヒョン、これわかる? と、ユイカの「好きだから。」を歌唱。
BEOMGYU(ボムギュ) びっくりしたでしょう? 今日来て下さったMOAのために、感謝の気持ちを込めて準備してきました。
SOOBIN(スビン) 感動ですね。サプライズプレゼントとモア棒の光に本当にドキドキしちゃいました。
ここで落ち着いた雰囲気の世界観へと一気にいざなったのは「Trust Fund Baby」。座って歌唱するメンバーたちをブルーのライトが照らし、会場のモア棒もブルーに染まりました。
ユニット曲も披露。それぞれの魅力があふれるステージは圧巻!
TAEHYUN(テヒョン)が腹筋をのぞかせ会場を沸かせる一コマも
SOOBIN(スビン)
BEOMGYU(ボムギュ)、TAEHYUN(テヒョン)、HUENINGKAI(ヒュニンカイ)のユニット曲「Quarter Life」では、さわやかなTシャツ姿の3人が登場。TAEHYUN(テヒョン)とHUENINGKAI(ヒュニンカイ)がセンタステージでダンサーを従えて歌い上げ、最後はBEOMGYU(ボムギュ)に駆け寄り、3人ともが立ち上がって片手のこぶしを振りかざし力強いポーズを決めました。
続いてSOOBIN(スビン)とYEONJUN(ヨンジュン)のユニット曲「The KILLA」がスタート。センターステージを挟むように、白のタンクトップに黒のレザーのパンツ姿のYEONJUN(ヨンジュン)が上手から、黒のタンクトップに黒のレザーパンツ姿のSOOBIN(スビン)が下手から登場。それぞれが逆の腕に黒い紐を結び付けたスタイルはどこかセクシーさを演出。年長2人による大人っぽい雰囲気を漂わせたダンスが繰り広げられると、ポーズが決まる度に悲鳴のような歓声が上がりました。妖艶に2人が交錯するステップに見入ってしまい、MOAたちの言葉にならないため息が聞こえてくるようでした。
空気を変えるようにTAEHYUN(テヒョン)がメインステージに姿を現すと、「Back For More」のメロディーが。スタッズがあしらわれた光沢のある黒のジャケットに黒のパンツの上下に着替えて登場したメンバーたちのいるセンターステージへと歩みを進め、ジャケットプレイを活かした振付けがクールなダンスを披露。肩が見えるたびに歓声があがりました。BEOMGYU(ボムギュ)の分身が黒マスク姿で息の合ったダンスを披露する姿も予告通り特別感満載でした。
続いて「Tinnitus」。Tシャツ姿の5人が指をさすように手首を回すダンスが印象的。ダンサーたちと息の合った群舞を展開し、花火が上がる中、TAEHYUN(テヒョン)がトップスの裾をめくり腹筋をのぞかせる場面もあり強烈なインパクトで会場を沸かせる一コマも。
レザーのジャケットを羽織り4人が再登場。ギターの音が響くや始まったのは「PUMA」。ハードロックな雰囲気の中、まくしたてるように立ち昇る火柱は客席まで熱風を感じるほど。会場も全体が赤に染まりました。その勢いのまま「Good Boy Gone Bad」がスタート。YEONJUN(ヨンジュン)が「MOA~!!」と片手を振りかざし呼びかけると「♪gone bad~」とコールを力強く返し、会場が一体に。ボルテージが最高潮になる頃、紙吹雪が舞いました。
赤いライトに染まったステージで激しく始まったのは「Growing Pain」。棒を振りかざしたダンスは、普段の雰囲気をガラリと変えてどこか不良っぽい眼差しがクール。HUENINGKAI(ヒュニンカイ)がギターを片手に登場。おもむろに首からショルダーベルトを外すとステージから放り投げました。炎がとめどなく上がり会場の興奮を掻き立てていきました。
金テープにも5人の愛が詰まっていた!
金テープにはそれぞれのサインと日本語で書かれたコメントが
この日、会場に舞った星形の紙吹雪にはメンバーのサインが印字されていて金テープにはそれぞれのサインと日本語で書かれたコメントが書かれており、
SOOBIN(スビン)だいすきなMOAちゃん! これからもずっといっしょ!
YEONJUN(ヨンジュン)ボクたちかっこよかったですか? またすぐ会おうね!
BEOMGYU(ボムギュ)MOAちゃん、絶対にまた会いましょう!
TAEHYUN(テヒョン)今日本当に楽しかったです! ずっとわすれません!
HUENINGKAI(ヒュニンカイ)MOAちゃん! しあわせな1日をありがとう!
と、細やかなところまでMOAへの愛情表現がされていました。
発売されたばかりの曲「ひとつの誓い(We’ll Never Change)」のパフォーマンスにくぎ付け
しなやかな動きが芸術的で息を呑むようなパフォーマンスに会場も釘付け
「Dreamer」で再登場した5人はデザインの異なるブルーの長袖シャツと黒いパンツ姿。センターステージに白く浮かび上がる円形のステージを取り囲むように座っている中にはBEOMGYU(ボムギュ)も。しっとりと丁寧に歌い上げる表情は、見るものをどんどん引き込んでいき、改めてこのグループの歌唱力の高さを見せつけられる瞬間でもありました。
この日、多くのMOAが楽しみにしていた曲の1つ「ひとつの誓い(We’ll Never Change)」。メンバーたちは左手に長いリボンを付けBEOMGYU(ボムギュ)も椅子に座り歌唱。この曲は発売されたばかりで、初めて生のパフォーマンスを目撃する人も多いとあり、竪琴の旋律のようなイントロが流れ始めると大歓声が起きました。序盤からすぐ始まるコールも新曲にもかかわらず完全にマスターしてきたMOAたちが盛り上げ、弦に見立てたリボンをはじいていくようなダンスを展開。しなやかな動きが芸術的で息を呑むようなパフォーマンスに会場も釘付けでした。
「The KILLA」のセクシーなダンスをTAEHYUN(テヒョン)が披露
SOOBIN(スビン)がBEOMGYU(ボムギュ)をおんぶする場面も
TAEHYUN(テヒョン) 7月3日に発売された「ひとつの誓い(We’ll Never Change)」のステージはどうでしたか? 初めての僕たちのステージはMOAたちへのプレゼントでした。MOAたちにとってもいいプレゼントになってくれていれば嬉しいです。
SOOBIN(スビン) みなさんが観たがっていた曲もやりました。「Growing Pain」です。ヨンジュニヒョンとカイがこの曲が好きですよね?
YEONJUN(ヨンジュン) どんなところがかっこよかったですか? どこ? (MOA:全部~!)一緒に振付けしました。なので、余計リアクションがすごくうれしくて幸せです。
TAEHYUN(テヒョン) HUENINGKAI(ヒュニンカイ)がYouTubeの番組でバンドを組んでいましたよね? 今日ここでもメンバーを募集してみる? 最後にピックを投げた顔をおかわりー!
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) ショウガネーナー(と、髪をかき上げ、キメ顔でピックを取り出し投げて見せて大歓声)チャンスがあれば本当の演奏をしたいです。あとユニットステージも!
BEOMGYU(ボムギュ) 「Quarter Life」はもともと最高だし、「The KILLA」はヒョンたちのセクシーさをみせてくれないと。TAEHYUN(テヒョン)やってみて。(メンバーの歌にあわせて「The KILLA」ダンスでおなかをちらりと見せると大歓声)
BEOMGYU(ボムギュ) みんな僕が足治ったら大変だよ。「セクシーとはこれだ!」というのを見せてあげる。期待してくださいね。
TAEHYUN(テヒョン) MOA、あと1曲だけになりました。みなさんといると時間が過ぎるのが早いです。楽しんでくれましたかー?
YEONJUN(ヨンジュン) 今回のツアーを準備しながらカッコいいパフォーマンスを魅せたくて悩みが多かったんですけど、MOAに会ったら心配が全部なくなったみたいです。MOA今日は一緒に過ごしてくれてありがとうございました。(両手で投げキス)
BEOMGYU(ボムギュ) 今回のツアータイトルPROMISEと言葉を考えて僕たちがMOAたちと結んできたすべての約束を必ず守らないという気持ちが強くなりました。
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) 僕たちTOMORROW X TOGETHERは、すべての約束を必ず守るからMOAは僕たちと一生MOAすることを約束できますかー?(小指をさしだす)
SOOBIN(スビン) 大切な約束忘れないでください。僕たちここまで、TOMORROW X TOGETHERでしたー!
最後の曲は「I’ll See You There Tomorrow」。5人のブルーのシャツには汗がにじみ、熱気を感じる会場。さわやかな笑顔で立てた指を口に当てる振り付けで笑顔を見せる様子がスクリーンに映し出されると、大きな歓声が上がりました。曲が終わるとSOOBIN(スビン)がBEOMGYU(ボムギュ)を背負ってメインステージへと戻り、「バイバーイ!」とステージを後にしました。
暗転した会場ではアンコールを待つMOAたちのコールが響き渡り、客席はペンライトの光で形づくられたTXT、MOA、PROMISE、の文字が浮かび上がったりと興奮冷めやらず。今か今かとメンバーの再登場を待つ熱気に満ちていました。
「Magic Island」のイントロが流れ、メンバーがステージに現れると歓声が巻き起こりました。金のラメが降り注ぐ中センターステージで5人が一つとなり歌を届けました。
MOAへ用意してくれたスローガンに感激
「僕たちも約束するよ明日もこれからもMOAのそばにいるよ」
YEONJUN(ヨンジュン) 今回のACT : PROMISEで歌った「Magic Island」ではこの瞬間、そしてMOAの愛でいっぱいのこの場所を忘れないとそんな約束をする気持ちになりました。
TAEHYUN(テヒョン) 僕たちメンバー同士でもTOMORROW X TOGETHER 5人の心が一つだと強く実感するステージでした。
SOOBIN(スビン) TOMORROW X TOGETHERのメンバーとMOAだけがいてくれれば、これ以上望むことはないです。MOAのみなさん、いつも僕ぼくたちと一緒にいてくれるよね?
BEOMGYU(ボムギュ) MOA指切りげんまん!
ここでMOAたちから「明日もこれからもMOAでいることを約束するよ」と書かれたスローガンを持ちメンバーへ見せました。
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) 約束するよ。うわーありがとう。
BEOMGYU(ボムギュ) MOAが直接決めてくれたメッセージだそうですね。本当に幸せです。僕たちも準備しました。
TOMORROW X TOGETHERが用意したスローガンには「僕たちも約束するよ明日もこれからもMOAのそばにいるよ」と書かれており、MOAたちもこのサプライズに胸を打たれている様でした。
今日は僕たちの最高のステージだったと思います
エンディングのメンバーからのコメント【コメント全文】
SOOBIN(スビン) 昨日も話したんですけど、未だに夢を見ているみたいです。今リアルな感覚がなくて宙に浮いているようなそんな感覚です。みなさんのおかげでこんな新しい感情を感じることが出来て本当に感謝しています。夢のようだった東京ドームが新たな出発点となり、このあと大阪、福岡、名古屋、も残っていますよね。今日みなさんが下さった愛と応援によって、残りのドームツアーも最後まで素敵に締めくくりたいと思います。僕たちが今日かわした約束忘れずに覚えていてくださいね。好き好き大好き(頭の上でハートポーズ)
HUENINGKAI(ヒュニンカイ) 今日まで僕は幸せな2日間を過ごしました。こうやって東京ドームは終盤を迎えましたけれどもこのあと3つのドームが待っていますよね。僕たちまだまだ日本でも活動中ですので、これからももっと期待していてください。それからもうじきものすごい曲が出る予定です。期待していてくださいね。あなたが好きです。MOA!
BEOMGYU(ボムギュ) 昨日もそうでしたし今日もそうでしたけど、MOAのみなさんから本当にたくさんの愛をもらいました。だからすごく幸せでした。でも同時にすべてのステージをこなすことができなかったのが心残りです。昨日、今日、みなさんから頂いた愛と、僕の心残りをモチベーションにして、これから先のドームツアーと日本での様々な活動を一生懸命頑張りたいと思います。実は舞台袖の方でメンバーたちがステージしているのをずっと見ていました本当にかっこよかったです。こんなにかっこいい僕たちのメンバーとMOAのみなさんと青春を一緒に過ごすことができてとても幸せですし嬉しいです。正直、東京ドームのステージに立つというのは本当に大変なことですよね。だから残念な気持ちもあるんですけども、もし、また東京ドームに来る機会があれば、是非ご一緒してくださいね。これからもTOMORROW X TOGETHERとずっとずっと一緒にいてください。ありがとうございます。大好き!(胸の前でハート)
YEONJUN(ヨンジュン) まずは昨日と今日僕たちメンバーと僕がずっと夢に描いてきたこの東京ドームのステージに立てるようにしてくださったMOAのみなさんに感謝の言葉を伝えたいです。みなさんも同じ気持ちだと思うんですけど今回の東京ドームを準備するにあたり予期せぬ出来事がありましたし、様々な試練がありました。何よりも誰よりもBEOMGYU(ボムギュ)が一番悔しい気持ちになっていると思いますし、5人でダンスするステージを見たかったMOAのみなさんも残念な気持ちになっていると思います。にもかかわらず昨日と今日は僕たちの最高のステージだったと思います。ある意味危機じゃないかと思っていたんですけど。むしろ昨日と今日を通じて僕とメンバーとMOAがひとつになって、より親密に絆を深めることができたんじゃないかと思っています。だから僕たちのチーム名TOMORROW X TOGETHERのように誰か1人がつまずいてしまったとしても、一緒にみんなで乗り越えていけるようなチームになっていきたいと思います。今日ご一緒してくれたみなさん本当にありがとうございました。愛してます。
TAEHYUN(テヒョン) 日本語でしてみます。二日間、本当にほんとうにしあわせでした。ありがとうございます。MOAたちが大丈夫なら次のツアーには3日間どうですか? ありがとうございます。うーん、あ、BEOMGYU(ボムギュ)さん、本当におつかれさまです。MOAとメンバーたちと一緒で本当に美しい夏になりました。蒸し暑いですが、大丈夫でしたか? 二日間ほんとうにありがとうございました!(頭の上でハート)
SOOBIN(スビン) 気を付けて帰ってね、またあいましょう! それでは最後の曲です。ここまでTOMORROW X TOGETHERでした!
「Miracle」が始まるとYEONJUN(ヨンジュン)が「一緒に!」と呼びかけ「♪1、2、3~」と声をあわせて会場全体で歌唱。「MOA明日もずっといっしょにいこうねーーー!」と呼びかけると、金テープが飛んで大歓声。胸がいっぱいのMOAたちの表情が印象的でした。
涙を流すBEOMGYU(ボムギュ)にYEONJUN(ヨンジュン)が駆け寄り、さらにメンバーが集まり肩をたたくと「BEOMGYU(ボムギュ)に拍手を!」とMOAに呼びかけ拍手が巻き起こりました。「もう一回歌おうか?」と始まったのは「MOA Diary (Dubaddu Wari Wari)」。ステージ全体に広がり代わる代わるメンバーがBEOMGYU(ボムギュ)を背負ってステージを動き、5人の胸熱の絆に涙を流すMOAも。最後はみんなでハートポーズ。
BEOMGYU(ボムギュ)が「最後はみんなで歌いましょう」と始まったのは「Ito」。この曲は日本オリジナル曲として、イルモア(日本人MOA)にとっては特に思い入れのある曲の1つ。TAEHYUN(テヒョン)の伸びやかな歌声に胸を打たれる場面となりました。
最後にまたトロッコで会場を回ってくれるというプレゼントもあり、最後の最後まで近くに来てくれた5人。ラストは「ここまでTOMORROW X TOGETHERでした!」とお辞儀をすると紙吹雪が舞い中央の天井が静かに降りてきました。「またあいましょー」「大好きー」「このメンバー最高です」の声が聞きとれたあたりで5人の姿が見えなくなりコンサートの幕は閉じました。
前日の公演では韓国から家族も見に来ていることを明かしていたメンバー。念願の東京ドーム公演の夢を叶え特別な思いで立つステージからみた世界は、これまでの景色よりもさらに輝くものに見えたのではないでしょうか。そんなTOMORROW X TOGETHERの重要な歴史を刻む通過点に居合わせてしまったJJ もMOAのみなさんと同様に、今後へのさらなる期待がやみません!
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【コメント全文】TOMORROW X TOGETHER デビュー5周年ファンコンサート!MOAへの愛がぎゅっと詰まった3時間をフルリポート
(P)&(C) BIGHIT MUSIC 取材・文/加藤文惠 編集/齋藤菜月