テレ東系で10月7日(月)から始まる、ドラマプレミア23『Qros(キュロス)の⼥ スクープという名の狂気』(毎週月曜よる11時6分〜)で主演を務める桐谷健太さんと共演の影山拓也(IMP.)さんにJJnetが直撃! このドラマは『アクセス』にて第4回ホラーサスペンス⼤賞特別賞を受賞した誉⽥哲也さんの⻑編⼩説「Qrosの⼥」が原作で、主人公のスクープを連発する敏腕記者・栗山孝治役を桐谷さんが、その後輩で政治班から芸能班へ異動してきた若手記者・矢口慶太役を影山さんが演じるミステリーとサスペンスが入り混じる物語。ドラマの役柄そのままの“バディ”のようなお二人の掛け合いが終始賑やかな合同インタビューの様子とJJnetだけに語ってくれた個別インタビューをお届けします!
PROFILE
桐谷健太(きりたに けんた)さん 1980年2月4日生まれ。大阪府出身。2002年俳優デビュー。映画・ドラマ・舞台などでの活躍他、音楽活動など様々な才能を発揮している。
影山拓也(かげやま たくや)さん 1997年6月11日生まれ。東京都出身。7人組アイドルグループIMP.のリーダー。2011年から芸能活動をスタート。舞台での活躍も注目を集め、今回初めての連続ドラマ出演が期待されている。
ネット情報が錯綜する現代、何が真実かに向き合う芸能記者の先輩と後輩役に挑戦!
――お2人の演じる役についての印象や、演じるうえで気を付けていることなどありますか?
(左から影山拓也さん、桐谷健太さん)
桐谷さん ひとことに芸能記者といってもいろんな方がいらっしゃいますから、そのなかでも栗山という人物はもともとはきっと小学生くらいの頃からそういう「腕の良さ」というのがあったんじゃないかなと思っていて、先生のことをスッパ抜いたりしてたんじゃないかなって。学校新聞にバーッと書いて教室に貼り出して、先生には怒られるけど同級生のなかではちょっとヒーローみたいなところがもしかしたらあったんじゃないかなって勝手に考えたりしていました。
栗山が入りたての頃はすごいイケイケで、自分の記事が出て世の中がちょっと変わったような感覚であったり、電車に乗っているときに隣で話している人たちがいるとものすごく高揚してたと思うんです。でもある事件を境にものすごく葛藤するという人物。徐々になぜ葛藤を抱くようになったか明かされていくので、そこを大事にしました。職業だけでなく栗山としての人間性を構築したい。「葛藤する姿を見せない人」という部分も意識しています。後輩の矢口からはそんな風に見えないというようなキャラですね。
影山さん 僕はもともと政治班に居て芸能班に異動してくるんですけど、今回ありがたいことに桐谷さん演じる栗山の相棒役をやらせてもらううえで、監督さんもおっしゃってたんですけど「凸凹コンビ」みたいな部分を自分なりに出せるように意識してます。どういう風に出せるんだろうという部分では先輩に対しても小生意気な後輩というか、後先考えず今思ったことを悪気なく言ってしまうようなところを僕の中では意識して演じていますね。
――ご自身はプライベートでは、矢口のようなところはあったりしますか?
影山さん うーん、どうなんでしょう。よくメンバーには「デリカシーないね」と言われることはありますけど(笑)。僕は割と目上の方や先輩に関しては礼儀とかそういうものは大事にしているのでそこは矢口と僕の違うところではあるんですけど、矢口は「でも、憎めない」というような部分は出していけたらなと思います。
――「Qrosの⼥ スクープという名の狂気」は、SNSなどネット社会の問題をテーマにした社会派の作品ですが、ご自身が考えさせられたことや社会への問題提起になるようなところとかありましたか?
桐谷さん 今、特に記者の役とか情報屋の役とか偶然なのか必然なのか近い期間に演じる機会が多いんですけど、時代がそういうテーマにせざるを得ないくらいなのかなと、僕は「衣・食・住・情」くらいになってくるんじゃないかなって。それぐらいすごい量が入ってくるわけですからそこから何を自分が選ぶのか、何をつかむのか、何を本物だと思うのか偽物だと思うのか、そこはもう各個人にゆだねられているというか。僕自身は自分が気持ちいい方をつかみ取って行けばいいと思っているんですが、それも一緒に考えて、楽しんでいけるドラマになればいいなと思って挑んでいるところです。自分の中で何かヒントや答えが見つかるような作品になればなって。
影山さん 僕は原作から読ませてもらって SNSの力ってすごいなって。良い方にも悪い方にも転ぶなっていうのは感じましたし、今回の作品で僕は週刊誌側にいますけど、スマホ一つあれば世の中の人みんなが記者になっているんじゃないかなって思うくらい。嘘か本当かわからないことをSNSに挙げたら一気に拡散して、その人の人生が悪くいく人もいれば良くいくという人もいる。なんとなく今まで僕はスマホとかいじってましたけど、すぐ自分の手元にそういう人の人生を壊してしまうぐらいのものが身近にあるんだなってことをこの作品を読ませてもらって強く感じた部分ではありますね。やはり自分の発信することや言動とかに、改めて責任を持って発信していかなきゃいけないんだなと、より強く感じたところではありますね個人的に。
――芸能記者の仕事についてどういう印象を持ちましたか?
桐谷さん 今回ドラマをやるにあたって元・週刊誌記者の方からも話を聞いてそこをアイデアに台本にしたオリジナルの部分も多々あるので、観ている人が「記者ってこういうこともするんだ!」とかっていう面白さもあると思います。
影山さん 素直に感じたのはすごい睡眠不足になりそうだなと。張り込んでる側はいつターゲットが出て来るかわからないで朝から晩まで日をまたいで張り込みすることもあると思うんですよ、すごく体力使うんだろうなということは感じましたね。
――監督さんからはこうして欲しいというような言葉などはありましたか?
桐谷さん 栗山という人物は過去に自分が出した記事によるトラウマを背負っています。背負っている中でもまだその仕事を続けている。それはやっぱりこの仕事が好きなんだなって。人に引き留められたりなどの外的な要素はあっても、好きとか楽しいというのが無いと続けられないと思うんです。彼の唯一の居場所なのかもしれない。ただ、続けながらも葛藤している。台本の活字だけで見ると哀愁が漂い、ちょっとやさぐれている感じの芝居も出来る人物像で。でも衣装合わせの時にプロデューサーさんや監督さんたちと話したときに、「そこをやさぐれの方向ではなく、その葛藤を表に見せない明るさもある感じでやって頂いたほうがギャップがどんどん出て来る」という話を聞けたので、ぐっとそっちの方向で行くと決められた瞬間でもありましたね。
影山さん 「デコボコしている感じは出せたらいいね」と言って頂けたのでそこを一番意識してやらせて頂いてますね。とにかく最初の方は矢口は明るく、面白く、視聴者の方が突っ込みたくなるような、そういう矢口の味を出せたらいいなと、自分の中で工夫してやらせて頂いてます。
ドラマと同様に良いコンビ感が伝わってくるお2人「距離が縮まった」きっかけも
――お二人の第一印象はいかがでしたか?
桐谷さん 初めて会ったきからめちゃくちゃ礼儀正しいです。ほんとに。すごいなっていうか。僕は大体、先輩や目上の方にお辞儀するときは45度くらいのお辞儀なんですけど、さらに15度! しかもちゃんと大きい声で。それがずっと変わらないです。すごく気持ちのいい人です。
影山さん 僕は初めてお会いしたときは「テレビの人だぁ!」っていうのが一番大きくて、最初は初めましてだった自分からは話しかけられなくて。僕も人見知りするところがあって、撮影を重ねていく中で桐谷さんの方から話しかけてくださって。とても面白い方だなって。僕は緊張しいなんですけども撮影はじまる前まで一緒に話をしてくださって、そこでちょっと緊張がほぐれるような感じはありますね。
――桐谷さんは若者とバディを組む役が最近多いですけど気を付けていることはありますか?
桐谷さん いや、自分のことも若者やと思っていますからね?まだ44ちゃいですから(笑)。僕はもともと末っ子で、年上の方にかわいがってもらうことが多かったんですが、最近は色んな人に「みんなの兄貴でいてください!」とかって言われたりすると「そんな気、別に…」って、いや嬉しいですよ?嬉しいんですけど! 「兄貴」って言われたり「健兄」って言われたりするんですよ。ありがたいけど不思議な感じがします。
影山さん 僕は「桐谷さん」って呼ばせてもらってますけど、いつかは「健兄」とか「健太さん」とかって言えるようになりたいなって…。
桐谷さん いやもう今からでいいよ(笑)。別に言いたいときにぜんぜん言ってくれたら。
影山さん いや、今はまだ緊張しているので名字で呼ばせてもらってます。いつか!
桐谷さん ほんまに?ま、僕たち共通の友人もいますし、ご飯も行きたいなって言ってますしね。
――お二人の距離が縮まった瞬間などありましたか?
影山さん 僕、あります!僕の中で勝手に距離が縮まったところがあったんですけど…。
桐谷さん なに?どこよ?どらやきあげたやつ?
影山さん 違います(笑)。僕、大体先輩とかから名前を呼んでもらうときに、これまでは「影山」だったり、「影」が圧倒的に多いんですけど、桐谷さんは「拓也」って呼んで下さったんですよ! めっちゃ嬉しくて、「えっ?今の聞き間違いじゃないよな?」って思ったんですけど、「拓也、何人兄妹なん?」って。「あ、やっぱ呼んでくれてる!」って。下の名前で呼ばれることは本当にないので!
桐谷さん …って、影山君が言っています(笑)。
影山さん えーーーー?!あれ?(笑) (急な距離感で驚く様子)
桐谷さん 確かに最初「影山君」って言ったんですけど、普通に「拓也」って出て、それが普通になったので…確かにそうかも。俺も先輩に「桐谷君」じゃなくて「健太」って呼ばれたらそうなるかも。
――意識的に呼び方を変えたのではなく、普通に出たんですね?
桐谷さん …なんか、俺、かわいいなそれ。そんな俺でいようかな(笑)。「今日はこのシーンの後なら(拓也と)言えるかも」とかって。あはは。でも、仲良くなる人はほっといても仲良くなるし、そうじゃなかったらそれはしょうがない。自分を無理に変えてまで仲良くなろうって感覚が俺の中にないので、普通に拓也とは自然に仲良くなっていくやろって感覚です!
スクープも飛び出した?!JJnetはプライベートのお2人についてもお聞きしました!
――ドラマの中でも記者は「張り込み」をしたり、過酷な現場も多そうでした。実生活でも多忙な日々を過ごされているお2人かと思いますが、ご自身の1番のリフレッシュ方法を教えてください。
桐谷さん …寝る!
影山さん (爆笑)。
――寝るとなると、どのくらい寝るんですか?
桐谷さん いや、もう寝れる時間は寝る。目をつぶってボケーっとするだけでもいいですし、それが早いです。
影山さん 確かに。それが最強ですよね。
桐谷さん そうです。そうなんです。
――影山さんはどうですか?
影山さん 僕は目薬ですね。コンタクトしているんですけど、コンタクトとの相性が悪くて目が潤うクールタイプの目薬を差すとすごいリフレッシュできます!
桐谷さん え、一日何滴くらい差すの?
影山さん ホントに盛らずに、多い時は半分くらいなくなります。
桐谷さん それ大丈夫ー?(笑)。
影山さん 一日が長い日とかはまさに。
桐谷さん これスクープ! 一日に目薬半分指す男!(芸能記者・栗山のように)
影山さん いやーリフレッシュになります。(と、目薬を手に取ってニッコリ)
――ドラマの放送も始まるこの秋、自分へのご褒美に買いたいと思っているアイテムがありましたら教えてください。
影山さん 僕は実はもう買ったんです。8月18日に僕らIMP.がデビュー一周年を迎えたんですけど、そのタイミングで腕時計を買いました。結構勇気がいる買い物だったんですけど、前から決めていたので、ずっと前からコツコツ貯めて、その日が来たら買うって。そしてこのタイミングで「Qrosの⼥」に出演させていただくことも決まったので、1周年記念とドラマ頑張るぞという意味で自分にご褒美で買いました!
――まさにご自身へのご褒美ですね。桐谷さんは何かありますか?
桐谷さん 今日の今日までなかったんですけど、今日の朝メイクルーム行ったら、電気で顔をマッサージするやつあって…。
――美顔器ですか?
桐谷さん そう、あれめっちゃ気持ちが良くて。すごく良いので買おうかなって。…あ、ちょっとまって、字面だけで「美顔器買いたい」って俺が言うと笑えるな(笑)。「綺麗になりたい」というより「顔のマッサージが気持ちよかった」ってことです。美顔になりたいっていう話ではないんです。まぁでも、美顔になれたらもちろんいいんですけども(笑)。
――もともと美顔でいらっしゃるので!さらに美しくなりそうです。
桐谷さん あ、ありがとうございます(笑)。
――撮影が始まってから第一印象と変わったところなどありますか?
桐谷さん 今もそうでしたけど、目薬のことは全然考えも及ばなかったので、「あ、すげぇおもろいことが出てきそうやな」と、ワクワクしますね。
影山さん (笑)。長い撮影の日なんか、休憩時間とかにお話させて頂くと本当におもしろい話をしてくださるので、いつかプライベートでご飯とかご一緒出来たら嬉しいなって思っています。
――具体的に何を食べに行きたいですか?
影山さん 僕、嫌いな食べ物が本当にないので、お腹に入れば何でもいいタイプなんです。
桐谷さん 逆に? それ言われたらなんか、逆にどこに連れていったらええか分からんくなるわ。お腹に入ればいいって言われると(笑)。
影山さん いやもちろんどこでも行かせてもらいます!楽しみです!
桐谷さん よし、じゃあええもん食べに行きましょ!
ドラマプレミア23「Qrosの⼥ スクープという名の狂気」10月7日(月)スタート!
10月7日(月)から、ドラマプレミア23「Qrosの女 スクープという名の狂気」(毎週月曜よる11時6分~)の放送が決定!
原作は、『アクセス』にて第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞した誉田哲也さんが、新境地に挑み綴った「芸能界」と「週刊誌」を舞台にした長編小説『Qrosの女』。話題のCM美女の正体を巡って、芸能界、週刊誌業界だけでなく一般人までも巻き込んだミステリーとサスペンスが入り混じる物語を連続ドラマ化。
放送日時:2024年10月7日スタート 毎週月曜よる11時6分~11時55分
放送局:テレビ東京 テレビ大阪 テレビ愛知 テレビせとうち テレビ北海道 TVQ九州放送
原作:誉田哲也「Qrosの女」(光文社文庫)
主演:桐谷健太
出演:影山拓也(IMP.)黎架 田村保乃(櫻坂46)増子敦貴(GENIC)なえなの 三浦孝太 川島海荷 / 岡部たかし 哀川翔
撮影/飯岡拓也 スタイリング/岡井雄介(桐谷健太)、 櫻井賢之[casico](影山拓也) ヘア・メーク/岩下倫之(Leinwand)(桐谷健太)、晋一朗(IKEDAYA TOKYO)(影山拓也) 取材・文/加藤文惠 編集/齋藤菜月