百年の恋も冷める……という状況は、決してレアケースじゃありません。
ちょっとした態度がきっかけで、最高潮まで高まった彼の気持ちが、一気に瞬間冷却されることもあるんです。
男性が「もう別れたい」と感じる彼女の言動には、どんなものがあるのでしょう?
(1)「なにしてるの?」「今どこ?」と、束縛がキツイ

大好きな彼氏のことは、つねに把握しておきたいし、浮気もされたくない。
とはいえ、束縛をしすぎると彼氏に「このコ、めんどくさいな」と思われてしまう可能性が。
彼女がいてもいなくてもひとりの時間は必要。仕事をジャマされたり、男友だちとの飲み会中にLINEをバンバン入れられたりすると、ウンザリしてしまいますよね。
彼女の束縛に対して、男性は“信用されていない”という気持ちを抱いてしまいます。
とにかく彼を信用するしかありません。“私はあなたを信じていますよ”という態度が、離れている間も彼の心をつなぎとめると思ってください。
(2)「価値観・テンポの違い」への歩み寄りがない

インドア派とアウトドア派が付き合うと、デートはつねにどちらかが我慢することになります。また、金銭感覚が合わないと相手のお金の使い方に不安を感じますし、連絡不精なタイプと、かまってほしいタイプが付き合うとどちらかのペースに合わせなければいけません。
価値観やテンポが合わないことは、“一緒にいると疲れる”と思う原因になります。少しずつストレスが溜まっていき、ある日突然バーンと風船が割れるかのように、「もう無理かも」と音を上げてしまうことも……。
自分から彼に歩み寄るか、とことん話し合うかで、付き合い方は模索できるはず。
「つねに私に合わせてほしい」と思うのはちょっとワガママなので、譲り合いは必須だと思いましょう。
(3)「男性ってバカだよねー」と、上から目線

彼氏をバカにするわけではないにしても、一緒にテレビなどを見ていて、「これだから、男性っていう生き物はさ……」と男性を見下す発言をすれば、彼氏だって少なからずカチンとくるはず。
好きな女性から一目置かれたいと思っている男性は多いもの。上から目線の発言を聞くと、「俺のことも同じようにバカにしているのかな」と感じて、彼女に失望してしまうのです。
とはいえ、上から目線になっていることを自覚している人は少ないですよね。
少しでも気になるなら、気心の知れた友人に「私、大丈夫?」と聞いてみるのがよいかもしれません。
そして、本音はどうだとしても、彼氏を立てることを忘れずに。
(4)親しいはずの女友だちをディスる・バカにする

彼女が、女友だちのことを「あのコ、調子に乗っててうざい」「あのコ、好きじゃない」などと悪口を言っているのを聞けば、彼氏はギョッとするはず。
“仲良しと言っていた人を平気でディスる”その姿に、彼女の人間性を思わず疑ってしまいます。
誰だって裏表のある人には好感をもてませんし、恋人にしたいとも思わないものです。
学生時代にクラスメイトをいじめていたとか、職場の女性同僚をマウンティングしているということがわかる発言にも、彼氏はドン引きです。
機嫌が悪かったり、女友だちとケンカをしたりすると毒舌になりがちですが、“彼氏の前で女同士のゴタゴタは話さない”と決めておくのがよいかもしれません。
(5)仕事への理解がない

20代半ばにもなると、責任のある立場を任される人も出てきて、仕事を面白いと感じはじめる頃。
彼女と仕事を天秤にかけるつもりがなくても、取引先の用事でデートをドタキャンしたり、休日も家でパソコンや資料とにらめっこしたりするかもしれません。
それに対して、「私と仕事、どっちが大事なの?」なんてツッコミはNG! 男性はドッと疲れてしまい、彼女との関係を冷静に考えるようになります。
男性にとって恋愛と仕事は別次元のもの。比較すること自体、無意味なのです。
彼が「忙しい」「大事な仕事がある」と言ったなら、それを素直に信じましょう。
自分と彼では、仕事に対する価値観が違うと思ったほうがよさそうです。
(6)オールナイトは当たり前、男友だちもいっぱい

彼女がクラブ好きだとか、パーティー好きだったりして、週末はいつもオールナイト。
男友だちもたくさんいて、ふたりきりで食事に行く友人もいるらしい……とわかれば、彼氏は彼女と信頼関係が築けないと自信をなくすかもしれません。
彼女と一緒にいても心配することが多いので、“安心したい”“癒やされたい”と逃げ出したくなることも……。
「結婚しているわけでもないし、自由にさせてよ」と言うのは、ちょっと自己中心的すぎるかもしれません。
彼氏が嫌な顔をするなら、遊ぶ自由を主張する前に、自分は好きな人を不快にさせていると自覚したほうがよいでしょう。
安定して長く続く恋人関係を築くには、お互いに相手の気持ちをくむことが欠かせません。
彼女というポジションを得ても、“相手の気持ちを考える”努力はし続けましょう。
彼と末永いお付き合いができますように。
文/柚木深つばさ 画像/PIXTA(ピクスタ)(プラナ、xiangtao、Sunrising、HHImages、Fast&Slow、EKAKI)