元号が変わり、“令和婚”が話題のなか、結婚式に呼ばれる機会はさらに増えてくるはず。
新郎新婦をお祝いする大事な場面、社内の上司や同僚、懐かしい友人たちも一緒に参列するかもしれません。
今回は、国際基準マナー講師であり、ブライダルマナー講師でもある筆者が“結婚式ゲストのマナー”を紹介いたします。
素敵なマナーと話し方で、他のゲストに差をつけてしまいましょう。
(1)白やアイボリー系のドレスは避けて
結婚式はなんといっても新郎新婦が主役。
ウエディングドレスと同じ色の白いドレスを避けるのはもちろんのこと、アイボリーやシルバーなど、写真を撮影したときに白っぽく見えてしまう色も避けるようにしましょう。
華を添えるために、できれば黒も避けたいところ。NGではありませんが、黒を結婚式で着るのは日本独特の文化。
海外ゲストが多そうな結婚式では、お葬式をイメージする黒をあまりよく思わない方もいるので、避けるのがベターです。
(2)大きな荷物はクロークへ
チャペルにも披露宴会場にも、大きな荷物を持ち込むのはエレガントでありません。
大きな荷物は事前にクロークに預けましょう。
また披露宴中、テーブルの上にバッグを置くのはNG。サービスの邪魔にならないように、足元に置くか、イスの背もたれに置くのがベターです。
(3)ナプキンの位置は?
お食事がスタートしてから、お化粧室などでやむを得ず席を立つ際は、ナプキンはイスの座席部分に、結婚式が結びとなって席を立つ場合には、テーブルの上に置きましょう。
お食事中、ナプキンは2つに折って膝の上にのせて使いますが、輪を自分側に向けて使うのがマナーです。
(4)忌み言葉は避けて
最近はあまり厳しいことは言われなくなってきましたが、おめでたい席でのこと。
楽しい会話の中でも、「別れる」「切れる」「離れる」などの忌み言葉は避けるのがベター。
「最後に……」→「結びに」、「新しいスタートを切る」→「新しい生活がはじまる」など、できるだけ前向きな表現に言い換えるようにしましょう。
「マナーはこれで良いの!?」「話し方はこれで大丈夫!?」と不安になりながらの参列では、せっかくのお祝いの席も楽しめません。
結婚式へ出席する前に、ぜひ今回紹介したポイントを確認してくださいね。
文/大網 理紗(おおあみ りさ)
リサ・コミュニケーションズ代表。一般社団法人100年先のこどもたちへ代表理事。
世界の王室・皇室・政府要人といったVIP接遇とアナウンス業務に従事。その経験を活かし、話し方、マナーの指導にあたる。主な著書に『大人らしさって何だろう。』『人生を変えるエレガントな話し方』など。
画像/PIXTA(ピクスタ)(shimi、ko-yan、Hirotama、Fast&Slow) 参考書籍/『世界で通じる至高の作法』(大和書房)
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