特集

JJモデル・菊川リサ「自分の可能性を最大限に!」を貪欲に追求中

夢に向かって挑戦し、日々進化し続けるJJモデル。彼女たちの本音に迫り、その魅力の裏にある努力やストーリーを教えてもらいました。今日ご紹介するのは自分の気持ちに正直で、やりたいことを貫く強い精神の持ち主、リサ。今に至る気持ちの変化、そしてこれからの目標を厚く語ってくれました。

キャミソール¥5,000(スタニングルアー青山店)デニムパンツ¥20,000(G-Star RAW/ジースター インターナショナル)ピアス¥60,000(エナソルーナ/エナソルーナ神宮前本店)ブレス¥34,000(GIGI/ホワイトオフィス)

――高校生の頃から JJ モデルで、今は現役大学生。モデルの仕事と学業の両立は大変?

高校生の頃はただ楽しく仕事をしていたけれど、今はモデルを続けながらちゃんと大学を卒業することが自分の中で絶対条件! だから大学に入ってからの方が大変かも。1年生のときは仕事の都合で授業を結構休んでしまって…それもあって、2年生のときは一日も休まないようにしました。その頃が特に大変でした。

――撮影の待ち時間にもよく勉強してたよね。

朝まで論文を書いて、そのまま撮影に行ったこともあったな(笑)。でも、それよりダイエットをしたことの方が辛かったかも! 高校時代、ダンスをやっていたから太ももに筋肉がついていたり、体は痩せてるけど顔がむくんでいるのが気になって…。事務所の人のアドバイスもあって17歳くらいから食事制限を始めたんです。ダイエットしてる期間は一日中食べ物のことばかり考えていて…それがストレスで肌荒れもして(泣)。いろんなことが悪循環になって、ダイエットするくらいならモデルやめたいって考えるようになっていました。結局、自分には食事制限が合わないことが分かりました。でも、今の食生活には活かせているから、辛かったけどいい経験でしたよ。

――そんなリサも来年大学を卒業。 これからのビジョンをどう描いてるか教えて!

自分の行きたい道や、理想とするライフスタイルは大体分かっているから、それに近づけるように進みたいです。もともと〝何歳までに〇〇をする〞って、細かく目標を設定する性格じゃなくて、今までの人生もぶっちゃけその場で決めてきました(笑)。そのスタンスは、これからも変わらないかな。

――理想のライフスタイルって?

仕事面で言うと、モデルをやりながらセレクトショップを経営したり、ファッションブランドをプロデュースしてみたりしたい。YouTubeやDJもやれていたらいいな。私生活では…長く付き合っている彼と愛犬と、大きい窓とロフトがある部屋に住みたい。今は、少しずつその理想に近づくためにYouTubeを2年前から始めたし、今はDJも練習中。

何事も待っているとチャンスを逃すから、やりたいことはすぐにトライするようにしています。やってみて合わなければやめればいいんだから。自分に与えられた可能性は全部試しておきたい。DJは、やっと機材を買えるお金も貯まって、幸いなことにDJの友達がいっぱいいるので教えてもらっています。夢に近づくためには、同じような趣味を持つ人たちとのネットワークやコミュニティ作りも大事だと思います!

――学校や仕事でもいろんな人と出会う機会が多いと思うけど、実際周りにはどんな友達が多い?

昼間に遊ぶコは大学の友達が多くて、夜、一緒にクラブに行くのはクリエイターやDJをやっている友達が多いです。仕事で出会った人とプライベートで遊ぶことはほとんどないかな。いろんなコミュニティがあって、ファッションもコンサバ系からストリート系のコまでジャンル問わずにいますよ。バイブスが合えば、ファッションや環境が違っても気にならないです!

――いろんな友達がいる中で、周りと自分を比べることってある?

人と比べることはあるけど…私、12歳でハワイから日本に来たので、そのときから自分が周囲と違うのは分かっていたんです。だからそこで悩んだり、無理矢理自分を変えようと思うことはないですね。もともと、あまり人に興味がないかもしれません(笑)。

私、友達にも自分の話はほとんどしないタイプで、聞き役が多いです。相手が何していようと気にならなくて、バイブスさえ合えばそれでいいって思ってるんです。周りが私のことをどう思ってるとか、自分の見え方も気にしません。自分のことをエゴサしない派ですね

――そういうマインドを聞くと「リサって強いなぁ」って思うんだけど …悩むことってあるの?

仕事に関しては悩まないけど、恋愛では悩む!(笑)。初めて彼ができたときは〝彼氏って毎日連絡を取るのかな〞とか〝どのくらいの頻度で会えばいいのかな〞って、正解が分からなくてさまよってました(笑)。自分と彼のペースが合わなくてぶつかることもあったし、私のアメリカ人っぽい考え方がおかしいのかな?って悩んだこともあります。思ったことは相手にぶつけるタイプだけど、なかなか言えずに爆発してママに八つ当たりしちゃうこともあったな……。

―― 20 代のうちに叶えたい夢は?

あと9年あるけど、夢や目標に時間制限は設けていなくて。期限を決めちゃうとそれが気になるし、自分にプレッシャーを与えるだけだから私はやめた方がいいと思うんです。逆に意識しないことでさらっとできちゃうこともある。それに一年ってあっという間に過ぎるから、そんなのできないよって思う(笑)。それよりも、その瞬間瞬間で〝今、自分が本当にやりたいこと〞を大事にして、それは絶対にやるって決めてる。じゃないと後悔するから。

直近で叶えたいのは、卒業したらまずは一人暮らしをすること。YouTubeでライブ配信とかゲーム実況もしやすくなるし…。あとはやっぱりDJかな。今アメリカでテクノDJのブームがきてるから準備しておきたいです。有名になりたい欲は全然なくて、自分の好きなことを続けて、私のテイストやファッションが好きって言ってくれる人たちと共有できたらいいなって思っています。

英語で〝Butterfly Effect〞という言葉があって、簡単に言うと〝小さく些細なことが未来に大きな影響をもたらす〞っていう考え方なんだけど、私はこの言葉を信じていて。もしかしたら人生は予め決められているかもしれないけど、自分が「こうしたい」って言葉にしたり、それに向かって行動すれば、運命って引き寄せることができるんじゃないかと思うんです。だから、これからも自分の気持ちに正直に、自分を疑わず自信を持って発信し続けたいです!

撮影こぼれ話

いつも周りをよく見ているリサ。この日も、次の仕事を控えている後輩モデルに「私は急いでないから大丈夫!」と取材の順番を譲っていました。スタッフが用意したスパムおにぎりに「懐かしい! スパム大好き♡」とはしゃぐ可愛い一面も。

撮影/小川健太郎 ヘア・メーク/森 ユキオ、陶山恵実〈ともにROI〉スタイリスト/鳥山悦代〈One 8 tokyo〉 取材/坂本結香 編集/千田真弓
※この掲載の情報はJJ12月号を再構成したものです。

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