シンガーソングライター・Caravanによる子どもたちとの共演も実現。地域とのつながりを深めた2回目の「HARVEST PARK 2024」終了、新たな日常へ。

NPO法人ふるさとファーマーズ
PR TIMES

来場者数1万5千人。再生可能エネルギー使用、リユース食器導入、ゴミ箱設置なしでクリーンなイベントを実現


photo by 牧野 弘

2024年11月3日(祝)、神奈川県立茅ケ崎里山公園(茅ヶ崎市芹沢)にて食・農・音楽をテーマにしたフリーイベント「Harvest Park(ハーベスト・パーク)2024」(主催:HARVEST PARK実行委員会)を開催しました。

里山エリアの不法投棄問題へのアクションとして始まったHARVEST PARKの開催は今年で2回目。主催者でもあるシンガーソングライター・Caravan、おおはた雄一、児玉奈央、Nakamura Emiなどミュージシャンによるライブを中心に、環境に関するトークセッション、地元飲食店によるキッチンカー、環境に配慮した商品やオリジナルグッズの物販ブースなど、50を超える出店があり、市内外から約1万5千人が来場。今年は地元小学校の子どもたちによるステージもあり、地域とのつながりを深めた1日となりました。


photo by 牧野 弘

地域の人々と共に、美しい里山への歩みを。
HARVEST PARKは、いわゆる音楽フェスではありません。茅ヶ崎市在住のCaravanと茅ヶ崎市で不耕起栽培を営む「はちいち農園」を中心にした「HARVEST PARK実行委員会」が主催となり、会場周辺の茅ヶ崎の北側・里山エリアで起こっている深刻な不法投棄問題へのアクションとして、「美しい里山」への願いを込めて2023年11月3日(祝)に第一回目のHARVEST PARKを開催しました。

私たち「HARVEST PARK 実行委員会」は、その後も毎月1回、里山エリアのクリーン活動を継続して参りました。活動の中で多くの地域の人々との出会いがあり、そのつながりを生かした形で今年も文化の日にHARVEST PARK 2024を開催することができました。


里山エリアの不法投棄問題へのアクションとして、2023年6月より毎月開催している「里山クリーン」活動の様子。子どもも大人も毎回多くのボランティアが参加している。

地域の小学生とのコラボレーション
前日の大雨から一転、快晴の青空が広がった茅ケ崎里山公園。メインステージのオープニングでは、実行委員のつながりで出会った茅ヶ崎市立香川小学校4年生の児童が瑞々しい歌声を披露してくれました。イベントの10日ほど前にはCaravanが香川小学校を訪れ、子どもたちに歌を指導。ラストを飾ったCaravanのステージでも小学生がコーラスとして登場してくれました。

メインアクト・Caravanのコーラスとして登場した茅ケ崎私立香川小学校の児童のみなさん。photo by 牧野 弘

想いを持った若い世代の活躍の場として
トークステージでも、オープニングは里山クリーンの活動にも参加している高校生と大学生がファシリテーターとして登場し、堂々と大役をやり遂げました。高校生は探究学習で深めたいテーマについて場内でアンケート調査も実施。若い世代の想いの実現を後押しする場としてHARVEST PARKを活用していただきました。

トークステージでファシリテーターの大役を果たす地元高校生と大学生。それぞれ環境問題に関心があり、里山クリーンにも参加している。photo by 牧野 弘

地元メディアとの連携
今年はさらに、地元・茅ヶ崎市のコミュニティFM局「茅ヶ崎FM」との連携もスタートしました。ラジオ放送でのイベント告知に留まらず、当日はブース出店、イベント翌週には1時間に渡る特集番組の放送も実現し、多くの地元の方々にHARVEST PARKを知っていただくことができました。

環境対策を強化し、クリーンなイベントを実現。
環境への対策も昨年よりもさらに強化しました。
リユース食器をレンタルから所有へ
昨年に引き続きイベントの飲食用にリユース食器を導入しましたが、昨年は業者からレンタルしたものを使用していました。でも今年は「HARVEST PARKを10年続けていく」という決意の元、自分たちで食器類を購入し所有する道を選びました。

会場内には回収ボックスを設置しボランティアスタッフが呼びかけを行ったところ、リユース食器(プレート・ボール)の回収率は、96.0%を実現。フォークやスプーンも93.1%の回収率となりました。リユース食器はイベント終了後、ボランティアスタッフが手洗いしたものを来年まで保管いたします。


会場内4箇所に設置された回収ボックス。ゴミ箱と間違える人も多い中、ボランティアが見守り、このボックスの意味を伝える姿も。photo by 牧野 弘

風呂敷の無償配布でゴミ箱設置なしでもクリーンなイベントに
また、ゴミ削減対策として会場内にゴミ箱は設置しませんでした。そんなイベントの在り方に賛同して出店してくださった化粧品ブランドのLUSH(ラッシュジャパン合同会社)は、風呂敷約3,000枚を無償提供してバッグ状にするワークショップも実施。ボランティアスタッフもこの風呂敷を配布してゴミや購入品の持ち帰り用に使用するよう呼びかけたところ、当日と翌日のクリーン活動でも会場内にゴミの散乱はありませんでした。出店者やボランティアスタッフ、来場者のみなさんのご協力によりクリーンなイベントを実現できたと感じています。

「日本が誇る風呂敷をバッグとして使えるようになることで、最後にはプラスチックごみの削減に向けた行動を自ら起こし、ライフスタイルにまで落とし込む機会になったら」とLUSHのブースでは風呂敷のワークショップも開催。この日のためにオリジナル風呂敷「Knot Wrap (ノットラップ) 」を約3,000枚無償提供していただきました。photo by 牧野 弘

再生可能エネルギーの使用
また環境対策として、イベントのコンテンツの中で最も電力消費量が多いライブステージ周りの電力は全て太陽光を活用し、オフグリッドで蓄電したものを使用。トークステージは、ステージ上に設置されたソーラーシェアリング(太陽光発電)で発電された電気を使用していました。出店ブースやキッチンカーでも発電機は極力使用せず、騒音や悪臭の少ない環境を提供できました。


すべて太陽光を活用し、オフグリッドで蓄電したものを使用したメインステージ。photo by 牧野 弘

HARVEST PARKがこの地の文化として根付いていくために
私たちは今後も地域との連携を深め、環境対策を強化しながら、HARVEST PARKを少なくとも10年続けていきたいと思っています。それは、環境問題やゴミ問題といった今この世界で起こっている現実を知り、みんなで未来を創造していくHARVEST PARKのあり方をこの地の文化として根付かせ、次の世代へと手渡していきたいからです。

photo by 牧野 弘

毎月の里山クリーンでは不法投棄の変わらない現状を目の当たりにしていますが、一緒に参加してくれている子どもたちやHARVEST PARKに来場してくれる子どもたちの姿から、未来は確実に変わっていくと確信しています。また、今年はリユース食器を所有して回収しましたが、回収率の高さに大きな手応えを感じています。

今後もイベントの華やな側面だけではなく、地に足をつけてHARVEST PARKの信念もメッセージとして伝え、毎月のクリーン活動も引き続き継続して参ります。そして10年後には次の世代へパスし、地域に根付いたイベント・活動として残っていくことを願っています。

2025年もまた、文化の日に茅ケ崎里山公園で会いましょう。


主催者のCaravan(中央)、「はちいち農園」衣川晃(左)、衣川木綿(右)と来場者のみなさん。photo by 牧野 弘

HARVEST PARK 2024開催概要

日時:2024年11月3日(祝) 10:00~16:00
場所:神奈川県立茅ケ崎里山公園(茅ヶ崎市芹沢1030) 
入場料:無料

来場者数:1万5,000人
リユース食器回収率:ボウル・プレート96.0%、スプーン・フォーク93.1%、ドリンクカップ70.8%

後援:茅ヶ崎市、茅ヶ崎市観光協会、 茅ヶ崎FM、神奈川県立茅ケ崎里山公園
協力:ふるさとファーマーズ
協賛:Allbirds 、株式会社中央物産、株式会社エネマン、G&ECO、GOHEMP、go slow caravan、Jリーグ、KEEN、みんな電力、パタゴニア プロビジョンズ、STUDIO BYRD、SOYSCREAM!!!、TERRA
主催:HARVEST PARK 実行委員会

ホームページ:https://harvestpark-chigasaki.com/
Instagram:@harvest_park
X:@HarvestParkCGSK
YouTube:@HarvestPark-Chigasaki
問い合わせ先:hpc@harvestpark-chigasaki.com

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