コラム

知らないと恥ずかしい!今さら聞けない忘年会マナー4つ

忘年会は、1年の仕事のがんばりと苦労を互いにねぎらう会。

普段話さない方とも、ゆっくり会話ができる貴重な機会でもありますよね。

“話してみたら優しかった”“趣味が同じだった”など、職場の人の意外な一面を見ることができたり、“忘年会で仲良くなってから、職場でも相談しやすくなった”など、ちょっとした会話から人間関係が広がっていったりすることも……。

そこで今回は、みんなで楽しい時間を過ごせるよう、忘年会のマナーをご紹介。

気遣いができるかどうかによって、その場の雰囲気や周囲からの見方も大きく変わってきますよ。

 

(1)席次のマナー【会場編】

職場の忘年会の際に気になるのが席次ですよね。

自分はどちらに座ったほうがいいのか、上司にはどこにおかけいただいたほうがいいのか……。失礼のないように、席次の基本を確認しましょう。

基本的な席次の考え方として、入口から遠い席が上座です。会場にはやめに到着したら下座側でみんなが来るのを待ち、上司がいらっしゃったら“どうぞ奥の席へ”と案内をしましょう。

入口から近い席が下座となり、料理の受け取りやドリンクのオーダーをとる役目もあるため、目下の方が座ります。

また、お店によっては席次が変わることもあります。“中庭が良く見える席”や“眺めが良い席”は入口かどうかにかかわらず、そちら側が上座となるので注意。

和室の場合には、床の間の前が上座となりますので、 迷った場合にはお店の方にこっそり聞いてみましょう。

(2)席次のマナー【タクシー編】

忘年会の行き帰りには、タクシーで相乗りをすることもありますよね。事前にタクシーの席次も確認しておきましょう。

一番の上座は運転手席の後ろです。次に助手席の後ろが2番目。3番目は後部座席の真中。
一番下座が助手席です。

“後部座席よりも助手席のほうが座りやすいのでは?”と思う方もいらっしゃいますが、助手席は道案内や支払いをする役目があり、ドアの開け閉めも自分で行う必要があるので、下座となります。

このようにある程度決まった席次の考え方がありますが、上司がどのような服装なのか、上司の好みによっても変わっていきます。

スカートを着用している上司のなかには、後部座席の奥まで移動するのが大変で面倒という人も……。乗りやすい後部座席の手前を好む可能性もありますので、相手の希望を聞きながらその都度、臨機応変な対応をしましょう。

(3)乾杯のマナー

乾杯の1杯目には、出てくるまでにあまり時間のかからないような飲み物をオーダーするようにしましょう。

一人ひとり時間のかかるものをオーダーしてしまうとなかなか乾杯できず、会を始めることができません。好きなものは2杯目以降にして、とりあえずビールや、アルコールが飲めない方はウーロン茶などで乾杯するのがベター。

乾杯の際は、「かんぱ~い」とグラスをカチンとあてるのがお決まりですが、このときのグラスの高さにも注意! 先輩や上司のグラスよりも自分のグラスが上の位置にならないように気をつけましょう。

相手より上の位置で乾杯してしまうと“自分はあなたより上の立場”、グラスを上司と同じ高さで乾杯することは“あなたと同等”と言っているようなもので、失礼にあたります。必ず相手のグラスより少し下の位置でグラスをあわせ、乾杯するように!

ちなみに、結婚披露宴や格式の高いフレンチレストランなどのフォーマルな食事の場では、乾杯のときにはグラス同士をあわせることはしません。シャンパングラスやワイングラスなど、繊細なグラスは割れやすいため、グラス同士をあわせて乾杯することはNGとされています。このような場合の乾杯は、周りの方と目で合図を送り合う“目礼”が正解なんです。

(4)お断りのマナー

会社の忘年会に限らず、さまざまなお誘いが多いこの時期。予定が重なったり、タイミングが合わなかったりと、残念ながら忘年会をお断りせざるを得ない場合もありますよね。

“その日は無理で……”とストレートに断ると、なんだか素っ気なく、相手にもあまりよい印象を与えません……。仲の良い間柄であっても、今後もより良い人間関係を続けていきたいのであれば、断るときほど慎重かつ丁寧に。

大切なのは声をかけてくれたことに対する御礼の気持ち。“お誘いいただきましてありがとうございます。その日はあいにく出張で不在にしておりまして、参加がかなわずとても残念です”など、“あいにく”“せっかくのお誘いですが”“残念ですが”などのようなクッション言葉をプラスすると、相手にイヤな印象を与えないのでおすすめです。

 

いかがでしたか?

忘年会は普段あまり話さない方とも仲良くなれる機会でもあり、“来年も仕事をがんばろう!”と前向きな気持ちになれる大切な場でもあります。

食べることだけに集中せず、上司や同僚と互いに気持ちよく過ごせるようマナーを守り、楽しい時間を過ごしてくださいね!

 

文/西谷依里子 画像/PIXTA(ピクスタ)(Fast&Slow、IYO、foly、hanack) 参考文献/トキオ・ナレッジ『イラストでわかる大人のマナー&敬語常識』(宝島社)、西松眞子『上品なしぐさとふるまいのルールとマナー』(日本実業出版社)

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