コラム

これだけは知っておきたい!有意義なアルバイトに必要な5つの心得

大学生になると、アルバイトをしてお小遣いや生活費を稼ぐ人は少なくないでしょう。

でも、アルバイトはただお金を稼ぐだけのものではありません。さまざまなことを学び、いろいろな年代の方と接し、そこで得たたくさんの経験がのちに大きな財産になります。

せっかく働くのなら、充実した楽しい時間にしたいですよね。

今回は、アルバイトを有意義なものにするために必要な5つの心得をご紹介いたします。

 

(1)身だしなみ

さまざまなアルバイトがありますが、どんなアルバイトでも、誰が見ても清潔感があり不快に思わない装いかどうかを考えて身だしなみを整えましょう。

“身だしなみ”と“おしゃれ”は違います。

“おしゃれ”は、自分の好きなものを好きなときに自分のために楽しむものです。

対して、相手のため(お客様や一緒に働く仲間)にする装いが身だしなみ。例えば、飲食店でのアルバイトで、髪の毛が料理に入らないようにまとめ髪にするのがこれに当たります。

アルバイトでは相手の立場で考えて、適切な装いをするようにしましょうね。

(2)元気な挨拶

元気な挨拶は、アルバイトに求められるポイントの一つです。

お客様にだけでなく、一緒に働く仲間に対しても「おはようございます」「お疲れさまです」「お先に失礼します」の挨拶がきちんと言えるかどうかが重要です。

大事なのは、“自分が先に、相手の目を見て、にこやかな表情で”挨拶をすること。

挨拶の「挨」という字には、“心を開く”という意味が込められており、「拶」という字には、“相手の心に迫る(近づく)”という意味があります。まずは自らの心を開き、先に声をかける。

相手の心を開かせるような、元気で明るい挨拶をしましょう!

(3)にこやかな表情 

店員さんが無表情でムスっとしていたら……どう思いますか? そんなお店には行きたくありませんし、仲間として一緒に働きたくないですよね。

表情は、必ず何かしらのメッセージを発信していると言われています。例えば無表情は、「愛想が悪い」「やる気がなさそう」というメッセージを発信します。

やはり笑顔で接してくれる店員さんがいるお店のほうが温かな気持ちになりますよね。

笑顔を作るのが苦手な方は、まずは口角をキュっと上げることから始めてみましょう。

(4)態度や働く姿勢

人の話を聴くときに、手を後ろで組むのは当然ながらNG。前で手を合わせ、あいづちなどを入れながら話を聴きましょう。

何かわからないことがあったら曖昧な理解のまま行動せず、先輩に必ず確認をすること。

お客様には「只今確認してまいります。大変申し訳ございませんが、少々お待ちいただけますか」と丁寧に説明をしましょう。

態度は表情と同様に、メッセージとして発信され、相手に受け取られます。誤解を与えトラブルの種になることもありますので、十分注意しましょう。

(5)言葉に感情をのせる

丁寧な言葉遣いはもちろん大切ですが、言葉に感情を込めることも非常に重要です。

「ありがとうございます」も、無表情で目を見ずに言われるのと、目を見て笑顔で言われるのとでは、同じ言葉であっても受け取る印象が変わります。

言葉は“丁寧に、声に気持ちを込めること”で、発する言葉の意味が、誤解なくきちんと正しく相手に届くのです。

 

この5つは、相手(お客様や仲間)と自分が互いに気持ちよく過ごすために必要なものです。

アルバイトに限らず何でもそうですが、笑顔で頑張っている姿は必ず誰かが見てくれています。

一生懸命頑張れば、きっとアルバイト料以上のかけがえのないものが得られるはずですよ。

 

文/西谷依里子 画像/PIXTA(ピクスタ)(エスボディ、xiangtao、Fast&Slow、kou)

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