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就職活動やインターンシップの際、どこの業界・企業を受けるとしても、避けては通ることができない面接試験。
面接の際は、コミュニケーションスキルに自信があっても、上手くアピール出来るのか、面接官にきちんと評価されるのかと、誰しもが不安になるものです。人見知りやあがり症の人にとっては、面接に対しての苦手意識はより強くなることが一般的でしょうね。
Webサイトでの検索数でも、面接関連のマナーや質問内容などを調べている人が多いんです!心配だけれどもコロナ禍でキャリアセンターなどに行けず、教えてくれる人が誰もいない就活生に向けて、今回はあえて基本的なことをご紹介します。
私も面接が不安と思っている就活生の皆さん、そんなに心配しないでください。採用担当者や面接官が知りたいと思う内容は、どこの企業でも、実はあまり変わらないのです。採用試験の中で、よく質問される内容や面接官の評価ポイント、面接の流れなどを知り、事前に返答内容を整理すれば、心にゆとりを持った状態で本番に挑めるはずです。
当記事では、現役面接官である私の目線から、一般的な面接の流れやよく聞かれる質問内容について解説していきますね!
★過去の参考記事はこちら
①新卒採用枠における面接の流れや質問内容
まずは、採用面接の一般的な流れや質問内容から確認をしていきましょう。
企業ごとに多少の違いはあるものの、以下のような流れで進行していくことが多いです。所要時間は30分から1時間が大半です。
- 入室 ※就活生側が会議室で待機するケースもあり
- 自己紹介
- 志望動機
- ガクチカや自己PRなど
- 逆質問(面接官への質問)
- 退室
面接官からよく聞かれる質問内容は、記事の後半でもご紹介します。
まずは基本的な流れと、このあと解説するマナーや立ち振る舞いを理解していきましょう。
②面接時のマナーや立ち振る舞いの基本
面接時のマナーや立ち振る舞いについても簡単に解説します。
入室時については、以下の流れをハキハキとした声で、背筋などをしっかりと伸ばして行うようにしてください。
【入室時のマナー】
- 入室時のノックの回数や声のかけ方
- 扉(ドア)の締め方
- 扉を閉めたら面接官へお辞儀
- 椅子の横に立って(着席の指示を待つ)
- 着席
1.入室時のノックの回数や声のかけ方
入室時のノックは3回が一般的です。面接官から『どうぞ』と言う声が聞こえたら、大きな声で『失礼します』と言いながら、ドアを開いてください。
2.扉(ドア)の締め方
部屋に入ったら、扉の方に振り返り、両手で静かに扉をしめるようにしてください。その際、自分の背中(お尻)を面接官に向けないようにすることも意識してください。もちろん、可能な範囲でかまいません。
3.扉を閉めたら面接官へお辞儀
扉を閉めたら、面接官の方に向き直り、お辞儀をします。お辞儀の角度は30度程度です。お辞儀の前に、『失礼します』や『宜しくお願いします』などと述べても問題ありません。
4.椅子の横に立って(着席の指示を待つ)
お辞儀の後は、椅子まで歩いていき、椅子の横に背筋を伸ばして立ちましょう。椅子のどちらに立つのかは迷うかも知れませんが、入口側から近い距離の横に立つと覚えておきましょう。(下座側に立つ)
椅子の横に立ったあとに、『学校名』と『氏名』を自ら伝えつつ、『本日はお忙しいところありがとございます。どうぞ宜しくお願いします』などと、簡単な挨拶をしても良いと思います。
あとは、面接官からの着席の指示を待ちましょう。
5.着席
面接官から『どうぞお掛け下さい』と指示があったら、着席してください。椅子に座る際は『失礼します』と伝え、15度程度の浅めのお辞儀をして椅子に座ります。カバンは、椅子の横に置いてください。もし、倒れてしまう場合は、椅子の横に立てかけても問題ありません。
上記は、自らが面接をする部屋に入室する流れを解説しています。就活生側が部屋の中で待機する場合には、面接官が入室してきた際に、起立して、(4)、(5)の流れを取ると考えてください。
【退出時のマナー】
1.椅子から立ち上がりお礼を
面接が終了したら、椅子から立ち上がり、本日のお礼を伝えます。『本日はお忙しいところお時間を頂き、誠にありがとうございました。』などで良いでしょう。述べたあとに、45度程度で深々とお辞儀をするようにしてください。
2.お辞儀後に退室
退室時の挨拶を終えたら、扉のほうに向けて歩きます。扉を開ける前に、面接官のほうへ向き直り、『失礼致します』と挨拶をします。その際のお辞儀の角度は30度程度です。お辞儀後に、面接官にアイコンタクトを送ることも忘れないでください。退室後、静かに扉を閉めて終了です。
いかがですか、皆さんがイメージしている通りの流れでしたか?実際に立ち振る舞いが出来そうか、お部屋の中で実践してみても良いかも知れませんね!
なお、入退室ともに、一つひとつの動作が抜けたり、上手くいかなかったからといって、大問題になるわけではありません。変に意識をし過ぎると、ガチガチに緊張してしまうので、基本的な流れを知り、自然な立ち振る舞いをできるよう意識してください。
③面接質問内容 15選
次は、採用面接の際に、よく聞かれる質問内容をご紹介します。質問に対する回答内容を事前に考えておけば、多少緊張したとしても、まったく受け応えができなかったという事態には陥りにくいはずです。
【よく聞かれる質問内容】
- 自己紹介をお願いします
- 学生時代に最も力を入れたことを教えてください(通称:ガクチカ)
- 自己PRをしてください
- 今の大学や学部を選んだ理由を教えてください
- 卒業研究(ゼミ)の内容をお聞かせください
- 長所と短所を教えてください
- あなたは周りの人間からはどのように評価をされていますか
- 挫折・失敗した経験を教えてください
- 就職活動の軸を教えてください
- 志望業界や職種を教えてください
- 志望動機をお聞かせください
- 他社の選考状況はいかがですか
- 就職後はどのような仕事につきたいですか
- 今後のキャリアプランをお聞かせください
- 最後に質問はありますか
自己分析などを通じて整理した自分自身の強みや弱み、過去の経験や将来目指すべき姿などを元に、よく聞かれる質問に対しての回答内容をまずは考えてみてください。
一通り整理が終わったら、お友達同士で練習してみることや、就職支援サービスなどを活用して、模擬面接の経験を積んでいければ、本番で失敗することが減っていくはずです。
次回以降の記事では、よく聞かれる項目の質問の意図や返答例などを解説していく予定です!
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