「彼のこと、もう好きじゃないかも」と感じたとき、自分からきっぱり別れを告げられる人は多くありません。相手を傷つけないようにと、中途半端な言い方をしてしまった結果、余計にこじれてしまうことも……。
そこで今回は、彼に別れを伝えるときに気をつけたいことを経験者に聞いてみました。“彼のため”と選んだその行動が、逆に彼を傷つけているかもしれませんよ。
(1)相手が期待を持つようなうそはつかない
「彼の友達を好きになってしまったので、正直に言えなくて『価値観が合わない』とうそをついて別れようとしたんです。でも『俺、直すから別れないで!』と粘られてしまって、なかなか別れてくれませんでした」(私立大学3年生)
ほかに好きな人ができて、彼との別れを決断する場合、正直に言うと傷つけてしまいそうで、なかなか言いづらいですよね。
それでも、はっきり正直にその気持ちを伝えるようにしましょう! 相手の性格や状況のせいにして乗り切ろうとすると、「自分の悪い点を直せば、考え直してくれるだろう」と、逆に彼に期待させてしまうことに。彼に淡い期待をさせないためにも、正直に伝えることが大切です。
(2)お金のトラブルはきっちり片づけてから
「同棲していた彼との別れを決断。でも、一緒に暮らすことになったとき、お金がなくて彼に30万円借りていたのを返していなかったんです。『別れたらバックレそうだから、ちゃんと返してからにして』と言われて、お金が準備できるまで気まずいまま、なかなか出ていけませんでした」(ネイリスト25歳)
お金が絡んでいると別れづらくなります。今回とは逆に、彼にお金を貸している場合は、あえて返そうとせず、そのままずっと別れられないことも……。
自分が貸している場合、諦めがつくくらいの少額なら、待つよりもさっと見切りをつけて縁も切ってしまうほうが正解かもしれません。
(3)自然消滅を狙わない
「別れ話をしても納得してくれなさそうだったので、『忙しい』と言って何となく会うのを減らし、LINEもあまり返さないようにしてフェードアウトしようとしました。もう自然消滅したと思っていた矢先、3ヶ月くらい経ったら『そろそろ状況落ち着いた?』と連絡が来てしまい……。全然通じてなかった!と焦ったことがあります」(美容師23歳)
「これは別れたいんだな」と見抜いて、受け止めてくれるだろう……と期待して行動するのはNG! 男性は言葉をそのまま受け取ってしまう人も多いので、「忙しくなくなったら会えるんだな」と思われてしまう場合があります。
自然消滅を狙うよりも、話し合いの上別れたほうが、お互い今後別々の道を歩む覚悟がつきます。そのときは少しめんどうだと思っても、今後のことを考えて、しっかり区切りをつけたほうがよいでしょう。
別れ際にゴタゴタして恨まれるのは、誰だってイヤですよね。自分が悪者にならないようにうそを重ねてしまうと、相手に不自然さが伝わり、余計にこじれてしまうことも……。
きっぱりとした態度で、本当の理由を伝えて別れることが相手に対しての誠意ですよ!
文/上岡史奈 画像/PIXTA(ピクスタ)(Fast&Slow、Pangaea )