6月23日に1stフォトエッセイ『SINCERE』を発売する、THE RAMPAGEのヴォーカル・川村壱馬さん。企画の段階からご自身が関り、エッセイにもかなりのページが割かれた一冊は、本人も「自分のルーツを嘘偽りなく伝えることができた」という納得の仕上がりになったようです。今回は、そんな1stフォトエッセイについてお話を伺いました。最後に川村さんからJJnet読者へのコメントムービーも掲載しているのでお見逃しなく!
PROFILE
ヴォーカル担当。1997年1月7日生まれ、23歳。大阪府出身。メンバーからの呼び名は「壱馬」。
――待望の1stフォトエッセイ『SINCERE』が23日に発売されます。制作には川村さんご自身も携わられていますが、どんなところにこだわりましたか?
方向性やコンセプト決めを行う最初の段階から携わらせてもらい、自分で企画書も書きました。こだわったのは、一冊を通して自分のルーツを嘘偽りなく伝えること。自分を大きく見せることもできたと思うのですが、今の川村壱馬を100%で表現したいなと考えながらこの本と向き合ってきました。フォトエッセイのなかには全部で15ルック以上あるのですが、衣装やロケーションによって違う顔が出ていると思うので楽しんでもらえたらうれしいです。僕自身、アーティストとしても役者としても表現に幅を出すことができ、自分のチャンスが広がる作品になっているかなと思っています。
――川村さんのいろんな顔を見ることができる作品ですが、「自分らしいな」と思うカットと、「新しい一面が出せたな」と思ったカットを教えてください。
意外とどのカットにも自分らしさは出ていましたね。仕上がりの写真を見て、「これも自分っぽいけど、こっちも自分っぽいな」って。もちろんそれぞれニュアンスの違いはありながらも、いろんな自分を再発見した感じでした。意外、とはちょっと離れているかもしれませんが、普段と違うスタンスで挑んだのはネイビーのロングコートのルック。衣装決めのときからこのコートが「ファンタジーっぽいな」と思っていたので、いかに二次元から飛び出してきた感を出せるかを意識して撮影に向き合っていました。
――エッセイも読み応えのある内容になっていますが、エッセイパートで大切にしたことはありますか?
幼少期から先の未来まで、今の自分を最大限にこの一冊で出し切りたいと思っていたので、出来上がってみると自分的には「意外と少ないな」と言う印象でした。改めて自分の人生を振り返る機会はあまりなかったし、客観視することも初めてだったので、くすぐったい感じや恥ずかしい部分もあったけど、そういったものも含めて出せるものはさらけ出せたと思っています。特に「エースになりたい」のパートは恥ずかしい反面、当時から抱いている強い気持ちを再認識できた部分でした。
――撮影場所としてLAを選んだ理由は?
オランダや韓国、大阪も候補地に挙がっていたのですが、LDHに入る前から好きだったクランプダンスの発祥であるLAが、今回のコンセプトである「ルーツを伝える」と言う点でもしっくり来て選びました。ずっとクランプが生まれた土地に行ってみたかったし、先輩からLAの話も聞いていたので、前から憧れの場所でもありました。実際に行ってみると3年前に訪れたNYとは、同じアメリカでもまったく違う雰囲気で、住みやすそうな街だなというのが第一印象。NYは活気があって発展している印象だったのですが、LAは周囲から聞いていた通り、空気感もアットホームで現地の人も温かくて、NYとはバイブスがそもそも違う。よくNY派とLA派で分かれると聞きますが、僕は完全にLA派だなと感じました。
――『SINCERE』を見たメンバーの反響を教えてください。
陣さんが「オレ、同じことしてもこんな感じにならんな」って言ってました(笑)。メンバーに見てもらえるのはうれしいけど、ちょっと恥ずかしさはありますね。エッセイも全部読んでくれるか分からないけど照れます(笑)。
最後に川村さんからJJnet読者へメッセージが!
川村さんの1stフォトエッセイを取材スタッフは一足先に拝見したのですが、ページをめくるたびに変わる川村さんの表情がとても印象的でした!
『SINCERE』
川村壱馬(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)
幻冬舎
通常版 2400円+税
次回は川村さんのおうち時間について伺った記事を公開しますのでお楽しみに!
撮影/佐々木大輔 取材/坂本結香 編集/岩谷 大