「もっと話そう、下半身のコト。」という連載の第4回目のテーマは、「性病」のコト。「友達が感染していた…」など実は体験談の多い性病。SEXと隣り合わせに 潜む病気がどんなものか知っていますか? いつ自分がかかっても おかしくない身近な病気とも言われています。身近に話せる人が居なくてネットで調べてみたけれど、様々な事例があってどれが正解なのか分からない…そのような方に必見!産婦人科医の高橋怜奈先生が性病のギモンを徹底解説してくださいました!
教えてくれたのは…
東邦大学医療センター
大橋病院 婦人科
高橋怜奈先生
産婦人科医、プロボクサー、YouTuberと幅広い方面で活躍中。女性ならではの悩みに答えるYouTubeの投稿が話題。
「性病」にまつわるみんなのギモン
Q 挿入の時にコンドームしていれば防げる?
A オーラルセックスや 性行為以外で かかることもあるので注意して
性感染症(通称性病)は粘膜の触れ合いやウイルスなどによって発生するものだから性行為全般でコンドームをつけることが鉄則。
油断しがちなオーラルセックスでも感染リスクは高いので、必要最低限として必ずコンドームを使って。日常生活でもプールやサウナ、公衆浴場など他人と椅子をシェアする場所が実は危険!お湯をかけてから座るなどの心がけが必要。
Q 自分が性病とわかったら、彼にどう話せばいい?
A 感染経路はわからないもの。 事実だけ伝えて一緒に治療して
事実だけを淡々と伝えて「一緒に検査行こう!」と前向きな声掛けを。性病と判明して浮気を疑う気持ちもあるけれど、今の彼が持っていたのか、今まで無症状なだけで前の彼から移っていたのかはわからないもの。
原因を探るよりお互いの状態を把握して一緒に治療するなどの冷静な対応を。このためにも普段から不特定多数の人と関係を持つことは避けるのが◎
Q 性病検査はどのタイミングですべき?
A 不正出血やおりものが増えたらマスト。彼が変わった時も調べるべき
検査のタイミングは性生活にもよるけれど、生理の回数やおりものが増えた時は要チェック。生理不順ではなく性病の可能性も。
放っておくと不妊や病気のリスクもあるので将来のためにも見過ごさないで。
また男性は定期的に検査する人が比較的少ないので、パートナーが変わった時にも意識的に検査して。保健所が無料でやってくれるものもあります。!
取材/所優里 編集/藤倉奈々
※この記事はJJ9月号を再編成したものです。