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就活生から安定した人気を誇る事務職。
事務職を希望する人はとても多いのですが、倍率が高く、内定を得ることが難しいと言われています。これから就活を本格的に行う皆さんの中にも、事務職を希望している人がいるかも知れませんね。
事務職は、本当に競争率が高いのか?
そもそも事務職にはどんな種類があるのか?
事務職を募集している企業はどう探せばよいのか?
当記事では、そんな疑問や悩みを抱く就活生に向けて、事務職の倍率や種類、求人情報の探し方について解説致します。
★過去の参考記事はこちら
①事務職の種類って何があるの?
何となく事務職が良いと考えていても、そもそも事務職にはどのような仕事内容があるのか、理解出来ていない人が割と多いものです。
さて、皆さんは事務職の種類をいくつ位言えますか?何となく事務職が良いかなと思っていた人でも、『具体的な仕事内容を説明して!』と言われたら戸惑う人もきっと少なくないでしょう。
ひと口に事務職と言っても、さまざまな仕事内容があり、必要とされる専門知識やスキル等にも違いがあります。
事務職を目指して就活をするのであれば、まずは一般的な事務職の種類を一緒に理解していきましょう!
【一般的な企業内の事務系の仕事】
業界や規模問わず活躍できる事務職は、一般事務や営業事務などがメジャーかも知れません。これは本社機能だけではなく、支社や営業所、工場などの拠点でも働いていることが多いです。
仕事の内容としては、各種書類作成やデータ入力、電話・メール・来客応対、ファイリングなどサポート業務全般を担当しています。
また、本社などに集約されることが多い、経理、人事、総務、広報、法務、秘書、貿易なども業界に関わらず活躍することが可能です。しかし一般的には、資格や専門知識を求められる傾向があります。組織名称としては、管理部門などと言われることが多いです。
【業界特有の事務系の仕事】
各業界で活躍する事務系のお仕事もあります。
例えば、学校事務、医療事務、調剤薬局事務、介護事務などがあげられます。
医療事務を例にとって説明すると、病院やクリニック、診療所に勤務し、受付窓口業務や、レセプトと呼ばれる診療報酬明細書の作成などを行います。レセプト作成は、専門知識が必要になるため、関連資格を取得している人も多いです。調剤薬局や介護事務なども同様に専門知識が必要なことが多いようです。
【公務員として働く事務系の仕事】
試験を受験し、国家・地方公務員として活躍する事務系のお仕事もあります。
例えば、区役所・市役所の役場の事務、裁判所事務官、検察事務官などです。こちらは、年齢制限など受験資格が設けられていますので注意してください。
②事務職の倍率は高い?低い?
次は、事務職の倍率についてもご紹介していきます。
大手の就職支援会社の調査結果によると事務職の倍率は0.4~0.3倍位であることが多いです。先に説明した事務職の種類をどこまで含めるのかにより、数値は多少前後するものの、10人事務職を希望する人がいたら、3~4人程度がその仕事に就くことが出来る割合となります。
事務職は、女性・男性問わず人気がある職種なのですが、競争率が高く、内定を貰うことは簡単ではないのが今の実情です。倍率を見る限り、結構厳しいですよね…。
より具体的にイメージをするために、従業員50名程度の会社を例にとり、事務職の割合を見ていきましょう。
組織内の人数構成は、以下のようなイメージになります。
経営陣:3名
管理職:7名
現場の従業員:40名
では、現場の従業員40人のうち、事務職として働いている人は、何人くらいだと思いますか?
一般的には、50名規模の企業であれば、管理職1名がチームをまとめており、従業員は1~3名程度でしょうか。一部の例外を除き、全体の1割にも満たない程度の人数で事務的な仕事を対応することが可能です。
会社内での事務職比率があまり高くはないのに、事務職を希望する人が多いため、必然的に難易度が高まると思えば良いでしょうね。
③事務職求人の探し方
でも、倍率が高く、厳しい就活になる可能性があるからといって、何もせずに事務職としての選考を諦めることはしたくはないですよね!?
それでは、どのように求人情報を探していけば良いのでしょうか。
この方法が正解というものは正直ありませんが、多くの就活生が利用する就職情報ナビだけに依存しないことは、一つ大切なことかもしれません。
一般的な就職ナビは、求人企業が広告費を支払うことで、求人を掲載出来る仕組みになっていることが多いのですが、事務職を採用するためにわざわざ費用を支払うところは決して多くありません。
もちろん、事務職を募集する企業も存在しますが、総合職や営業職などを採用することを主の目的として広告を掲載している企業が事務職求人をあわせて出す場合が多く、ここには事務職を志望する学生の応募が集中するため、自然と求人倍率が高まっていきます。
上記の理由から、多くの就活生が利用するナビだけには依存せず、ハローワークの求人やキャリアセンターの求人、求人情報の検索サイトなども駆使して、他の就活生が見つけられていない事務職求人を探すことも、意識するようにしてください。
また、普段の生活で商品を見かける会社や知名度が高い会社だけに固執せず、ライバル達が知らない会社などにも目を向けて行くことができれば、事務職として内定を得られる可能性が高まるはずです。例えば、皆さんが社名を知らない会社でも、商品力が優れた企業や、利益率が高い隠れた優良企業は多数存在します!
探し方の例を一つあげると、経済産業省が選出している『グローバルニッチトップ100選』に選出されている企業などを参考にすると、隠れた優良企業を見つけることが出来るかも知れません。
今回、最後まで記事をお読み頂いた就活生の皆さん。人気企業だけを何となく受け続けるのではなく、他の就活生とは少し違った戦略もとりつつ、隠れた優良企業の事務職求人も見つけていってください。希望に沿った就活になるよう、応援しています!
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