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古川優香「推しに会いたいから通訳」が夢だった少女が250万フォロワーを獲得するまで

「自分が想像していたよりも、はるかに多くの人に支えられていたんだ、と解散を通じて改めて気がつきました」と、メンバーの一人・古川優香は振り返る。読者モデルからキャリアをスタートし、タレント、コスメプロデュース業など、多彩に才能を発揮している24歳だ。

『推しに会いたいから通訳になりたい』くらいの夢しか持ったことはなかった(笑)

「さんこいち」メンバーであるほりえりく、Yapp!とは、趣味で運用していたTwitterを機に知り合った。2013年に大阪・アメリカ村のマクドナルドで初めて顔を合わせ、「卍俺ら最強さんこいち卍」という名前のLINEグループを作成。上京を挟んで交流を続け、2017年にYoutuberデビューした。

「K-POPが好きで、他のファンと交流したくてTwitterを始めたので、そこから仕事につながる…なんて全然思ってなかったんです。大体、芸能活動を続けるつもりも本当はなかったんですよ。『推しに会いたいから通訳になりたい』くらいの夢しか持ったことはなかった(笑)。アメリカ村で友達とワイワイできるのが楽しくて、マクドのハンバーガーばかり食べてる高校生でした」

ずっと、のんびり、そのまんまで生きられていますね

さんこいちでも、個人チャンネルでも、可憐な見た目ながら体を張った企画に挑戦したり、驚くほどに自然体なプライベートを見せたりして、同世代〜下の世代の女子から憧れの視線を集めてきた古川。2020年に発売された『#てんこもりフルカワ古川優香スタイルブック』では、「古川優香になりたい」というキャッチコピーが使われたほどだ。

「なりたい、って言ってもらえていることに対して、今でも実感が湧かないんです。単に外見だけじゃなくて、のんびり好きに生きているところを言ってもらえてるんだと思うので、うれしいですよね。周りの人に恵まれてるのもあるんだけど、『自分じゃない人に生まれたかった』と思ったことがない。ずっと、のんびり、そのまんまで生きられていますね」

『自分じゃない人に生まれたかった』と思ったことがない

「出してないのは住所くらい」と笑う古川。一方、ネット世代を見ていると、本当の自分とは別にネット上のキラキラした自分を演出していく「セルフブランディング」の風潮も根強い。どう思うだろうか?と尋ねてみた。

「私はすごい素敵だなと思ってる。ネットって、情報収集ができるだけじゃなくて、うまく使えば世界が広がるし。プライベートに使うのもいいけど、見てる人が多くても少なくても、誰かに対して発信することに意義があると思うんです。私はありのままを出す方向でそれをやってるけど、いろいろなやり方があると思う。誰かに見られてるってことに意味を感じて、そこに向き合ってる人のことは応援したいです」

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モデル/ 古川優香 撮影/ヨシノハナ ヘアメイク/YUZUKO スタイリスト/阿部絵莉香 取材/ ひらりさ 取材協力/石津愛子 編集/岩谷大

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