インタビュー

三山凌輝さん「映画を通して、出会いが広がったのが本当にうれしい!」【HiGH&LOW THE WORST X】

9月9日(金)、映画『HiGH&LOW THE WORST X』がついに全国公開!  今をときめく若手俳優陣のほか、中本悠太さん(NCT 127・YUTA)や三山凌輝さん(BE:FIRST・RYOKI)など、人気グループメンバーの出演も話題の本作。大ヒット間違いなしの映画の魅力について、出演者たちのリレーインタビューで深堀り! JJと姉妹媒体のCLASSY.ONLINEがコラボするスペシャル形式でお届けします。ラストは、目的のためには手段を選ばない最悪の男であり瀬ノ門工業高校の頭に君臨するキーマン・天下井公平を演じた三山凌輝さん(BE:FIRST・RYOKI)が登場!

三山凌輝/みやま りょうき
1999年4月26日生まれ。愛知県出身。ダンス&ボーカルユニットBE:FIRSTのメンバーとしても活躍中。今作では、”血の門”と呼ばれる瀬ノ門(せのもん)工業高校を束ねる天下井公平(あまがい こうへい)を演じる。

―人気シリーズへの出演が決まって、まず誰に伝えましたか?

親です。喜んでいました! 最初は役柄までは伝わっていなくて、「出演が決まったよ」という報告をしていて、親も「おー!良かったね」と。その後、「天下井という役に決まりました」、「最悪の男という役柄です」、「キーマンです」、と次々と濃い情報が出てきたので、びっくりしていましたね(笑)。BE:FIRSTのメンバーも、ものすごく喜んでくれました! メンバーの中にはHiGH&LOWシリーズの大ファンもいて、三校連合がメインの作品トレーラーがYouTubeに上がるやいなや「観たよ! ヤバい!」と興奮気味にLINEを送ってくれたり、いっしょにYouTubeでトレーラーを観てくれたり…。皆、かなり楽しみにしてくれています。

―大人気シリーズのキーマンに抜擢、しかも極悪非道な役どころに挑戦された三山さん。演じてみて、とくに難しかった点は?

天下井公平という役は、全体を通してかなりの悪役ではあるんですけれど、2時間という限られた映画の中でいかに人間らしい側面を見せていくか、真剣に考えました。ラストシーンでの感情表現が浮いてしまわないよう、そこに至るちょっとしたシーンにも寂しさとか、彼らしい人間味を出すことを意識していましたね。

映画の前半で須嵜亮(中本悠太)のお父さんと車の中で話すシーンがあるのですが、実はクランクアップの日に撮ったシーンなんです。最終日に撮ったからこそ出せた芝居だな、と思っています。無機質な感じで話すことで、観ている方が「この人はどういうことを考えているんだろう…?」と狂気を感じて、天下井というキャラクターに引き込まれるようなシーンに仕上がったと思います。天下井は作品のキーマンなので、自分の芝居次第で作品を通しての感動具合も変わってくるなと。プレッシャーを感じつつも、かなり気合いを入れて臨みました。

アクションシーンは、実はそんなに多くはなかったんですよ。あったとしても、真正面から拳を使って戦うのではなくて卑怯だったりしたので(笑)。難しかったのは、道具を使うシーン。例えば重い武器を振り下ろすシーンでは、重いふりをしないといけない。実際にお芝居で使う小道具は軽かったりするので、うっかりバウンスしてしまったり(笑)。そういう独特な難しさはありましたね。

―大きな注目を集める『HiGH&LOW THE WORST X』ですが、どういう方に観てほしいですか?

「シリーズものだから今回から観ても話がわからないんじゃ」とか、「喧嘩はちょっと…」という方もいらっしゃるとは思うんですけれど、この作品だけ観てもストーリーや人間関係が伝わりやすい作品に仕上がっています! HiGH&LOWシリーズが初めての方でも楽しめると思います!

―ここだけの撮影裏話を教えてください!

寒い時期の撮影だったので、自然と暖を求めて出演者がヒーターの周りに集まって、色んな話をすることができました。僕がちょっとボケたりすると、皆が笑ってくれるので、うれしかったです(笑)。プチ事件でいうと、みんな寒さ対策で待ち時間にベンチコートを着ていたんですけれど、毎日誰かしらがヒーターでうっかり焦がしちゃっていました…(笑)。話に夢中になっていると、「なんか焦げ臭くない…? うわっ!」とか。

天下井の右腕・須嵜亮を演じた中本悠太くんとは、めちゃくちゃ仲が良くなりました。空き時間ができたとき、地方のショッピングモールを二人でクレープを食べながら歩いたり、CDショップに行ってBE:FIRSTのポスターやNCT 127のCDを発見して、二人で「わーい!」と喜んだり(笑)。BE:FIRSTのポスターの写真を撮っているお客さんがいて、真後ろに立ってみたんですけれど、全然気づかれなかったです(笑)。

―色んなボーイズグループのアーティストが集まった撮影現場を経て、ご自身のグループに還元できそうな発見はありましたか?

一番は出会いが広がりましたね。映画の作品ですが、グループ活動をしているアーティストがたくさん集まった撮影現場。情報交換もですけれど、同じような境遇の方がたくさんいて、日本のエンタメを盛り上げようとしていることを実感できたことが大きかったです。壁とか取っ払っていきたいタイプなので、この現場でそれが叶って、日本のエンタメが少しでも活性化する突破口になれた気がして、すごく嬉しかったです。

グループに持ち帰れたことは…、音楽番組でご一緒したときにメンバーを紹介し合うことができたり、輪が広がったこと。出演者の皆さんとは、撮影後もめちゃくちゃ会っています! たぶん、僕が一番色んな方と会っているんじゃないかな。THE RAMPAGEの皆さんとは、グループに加入したんじゃないかなっていう勢いでプライベートでも会っています(笑)。

―ご自身の学生時代の思い出を教えてください。

初めは全日制の高校に通っていたんですけれど、なかなか学校に行けなくなって、高1の後半から通信制に転校したんです。通信制だと友だちができにくいのかなと思っていたけど、一人めちゃくちゃ仲が良い親友ができて、そいつと学生時代を過ごしたと言っても過言ではないです。ちょっと特殊な通信で、先生とも仲良くなったし、学校へ毎日は行かなくてもいいから仕事と青春を両立できて、すごく楽しかった記憶があります。仕事の面ではめちゃくちゃ忙しいわけではなかったことを当時はちょっと焦っていたんですけれど、思い返してみるとバランスが良かったなと思います。

――今回のインタビューはリレー形式で前の出演者からバトンを受け取り、次の出演者にメッセージをつないでいくスタイルをお願いしています。三山さんには、江罵羅商業高校の鮫岡章治を演じた長谷川 慎(THE RAMPAGE)さんから「HiGH&LOWの世界で天下井として生きている姿がかっこよかった! あとは、何よりも怖すぎ…(笑)」というメッセージを預かっています。メッセージを受けて、どんなお気持ちでしょうか?

◆長谷川さんから三山さんへのメッセージの全文はこちらからチェック

アンサーとしては、「好き❤️」。怖かったと言ってもらえて、本望ですね。サイコパスに見えるシーンは、より強烈に演じた方がインパクトがあるだろうなと思って演じています。実はそのシーンの撮影の前日、BE:FIRSTでのMV撮影があったんですよ。MV撮影から帰ってきてすぐにこのシーンの撮影で、ほぼ寝ていない状態だったんです。だから、そこまで芝居せずともすんなりあの感情になれました(笑)。相乗効果でいいシーンに仕上がったと思います!

―今回のリレーインタビューは三山さんでラスト。トップバッターを務めた川村壱馬さんへのメッセージをお願いします!

えー、何でもいいんですか? であれば、「また、お家へお邪魔します❤️」かな。壱馬くんが演じる花岡楓士雄は、すごく良いですよね。これだけ濃いキャラクターがたくさんいて、目が散らつきそうになるはずなのに、彼がいるから画面が引き締まる。楓士雄の周りに人が集まってくる理由が自然に伝わってくるし、いい意味で無駄のない演技に引き込まれます。

普段の壱馬くんは、すごくピュア! 飾らないという意味では楓士雄に似ているけれど、テンションは異なりますね。しょうもない冗談でもすごく笑ってくれるので、嬉しいです。壱馬マザーと壱馬くんとHiGH&LOWの出演者何人かでいっしょに鍋したり、朝まで人狼ゲームをしたこともありますよ。壱馬くんのお母さん、めちゃくちゃ元気なんです! 今度、うちの母親を会わせる約束をしています。きっと仲良くなれる気がする! ママ友同士で盛り上がってほしいです(笑)。

映画『HiGH&LOW THE WORST X』(配給:松竹)
2022年9月9日(金)全国ロードショー

男たちの友情と熱き闘いを描く「HiGH&LOW」シリーズと、累計8,000万部突破・不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」(原作・髙橋ヒロシ)とのクロスオーバー映画『HiGH&LOW THE WORST』の続編『HiGH&LOW THE WORST X』がついに9月9日(金)全国公開! 前作に引き続き、今作でも原案&キャラクター設定を髙橋ヒロシが務め、前作で激突した鬼邪高校と鳳仙学園をはじめ、鬼邪高を狙う新たな高校や新キャラクターが次々と登場。シリーズ史上最大の頂上決戦となる。

公式サイト:https://www.high-low.jp/movies/theworst/

公式Twitter:https://twitter.com/HiGH_LOW_PR

公式Instagram:https://www.instagram.com/high_low_official/

©︎2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会(C)髙橋ヒロシ(秋田書店)HI-AX

フォトギャラリー(全4枚)

【衣装詳細】
ジャケット¥49,500パンツ¥38,500(ともにラッド ミュージシャン/Sakas PR tel.03-6447-2762)ゴールドチョーカー¥35,200(ロサウ/ジョワイユ tel.03-4361-4464)その他/私物

撮影/千葉タイチ ヘアメイク/西村裕司 (earch) スタイリング/八木啓紀 取材/亀井友里子 編集/宮島彰子(JJ編集室)

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