「いつか絶対に出たい映画でした」THE RAMPAGE藤原 樹さんが『HiGH&LOW THE WORST X』に込めた想い

9月9日（金）、映画『HiGH&LOW THE WORST X』がついに全国公開！  今をときめく若手俳優陣のほか、中本悠太さん（NCT 127・YUTA）や三山凌輝さん（BE:FIRST・RYOKI）など、人気グループメンバーの出演も話題の本作。大ヒット間違いなしの映画の魅力について、出演者たちのリレーインタビューで深堀り！ JJと姉妹媒体のCLASSY.ONLINEがコラボするスペシャル形式でお届けします。CLASSY.の前田公輝さんからバトンを受け取って、今回は満を持してHiGH&LOWシリーズに初登場の藤原 樹さん（THE RAMPAGE）にお話を伺います！

―念願の「HiGH&LOW」シリーズに初出演。氷室を演じてみて、いかがでしたか？

氷室は、普段の僕とは真逆のタイプ。ふり切って演じることができたので、楽しかったですね。武装集団の鎌坂高校のツートップで、（川村壱馬さんが演じる花岡）楓士雄みたいに拳で戦うのではなく、武器を使って戦うタイプのちょっとずるさがある男。その差をしっかり引き立たせたかったので、ちょっとイカれたような雰囲気を意識して演じました。

アクション練習は、実は2回しかしていないんですよ。本格的なアクション撮影は今回が初だったので、すごく大変でしたね。メリケンサックを生まれて初めてつけました！ と言っても、本番でつけたのは本物ではなくて、安全な軽いやつです（笑）。僕自身、「HiGH&LOW」シリーズをずっと観ていたので、芝居中は「目の前に楓士雄がいる…！」みたいな感覚で、もう舞い上がっちゃって（笑）。そのテンションがいい感じに狂気的に見えて、喧嘩を楽しんでいるようなサイコパスっぽい雰囲気が出せてよかったのかな、と思います。楓士雄とのタイマンシーンは、ぜひ注目していただきたいです！

この「HiGH&LOW」プロジェクトが始まった頃から、THE RAMPAGEとして曲やライブなどで携わってきたし、メンバーが出演していたこともあって、僕もいつかは絶対に出たいという目標があったので、夢が叶ったような気持ちです。

―撮影で大変だったことはありましたか？

演技面ではとくにないんですけれど、待ち時間がとにかく寒かったです！ 2、3月の撮影で、衣装が短ランにタンクトップ。セリフを喋るときは、白い息が出てしまわないように、氷を舐めてからセリフを言うんですよ…！ でも、俳優のお仕事は楽しいですね。普段の自分とは真逆の性格になれたり、メリケンサックをつけることができたり（笑）。僕自身が普通に生きていたらなかなか経験できないことを味わえるので、人間としての幅が広がるし、本業のダンスにも還元できています。アクションは初めてだったんですけれど、すごく楽しかったので、またやってみたいです。舞台で殺陣に挑戦したときも楽しかったので、いつか時代劇にも挑戦できたらいいですね。

―撮影中の裏話を教えてください！

三校連合は撮影がいっしょのことが多かったんですけれど、寒かったのでストーブの周りに集まって、色んな話をしました。NCT 127やBE:FIRSTなど、他のグループの話がいろいろと聞けて、楽しかったです。

―ちなみに、ご自身の学生時代はどんな風に過ごしていましたか？

僕自身は、まったくやんちゃではなかったです。小学校からEXPG STUDIO（ダンススクール）に通っていたので、放課後は1時間かけてスクールへ行って、夜に帰ってきて…という生活。ダンスは小2から始めたんですけれど、小6の頃にEXILEさんのライブを観て「僕もこうなりたい！」とビビッときたんです。その頃から僕にはこの道しかない、とそれ以外は考えてこなかったし、ひたすらダンスをする学生時代でした。福岡の芸能高校に通っていたんですけれど、その頃にはツアーをいっしょに回ることも多かったので、なかなか学校には行けていなくて。でも、同じクラスだった俳優の高野 洸くんとか。今でも仲良くしてもらっている友だちもできて、楽しく過ごしていました。

―いよいよ公開間近の映画『HiGH&LOW THE WORST X』ですが、どういう方に観てほしいですか？

僕らのグループのファンはもちろん、色んなグループのアーティストが出演しているので、普段僕らのことを知らない方にも観ていただけるんじゃないかなと思って、それが楽しみです。グループの垣根を超えて輪が広がっていけばいいな、と思います。これだけ色んなキャラクターがいるのにストーリーが分かりやすいのもいいですよね。ストレス発散にもなりそうですし、誰にでも楽しめる作品かな、と思います。個人的には、去年あたりから主人公の敵役とか、悪役が続いているんですよ。僕のファンの方は「また悪役！」と思うかもしれないんですけれど、今回も普段の僕とは異なる役柄を楽しんでいただければ、と思います（笑）。

―今回のインタビューはリレー形式で前の出演者からバトンを受け取り、次の出演者にメッセージをつないでいくスタイルをお願いしています。鬼邪高校・轟 洋介役の前田公輝さんからは「僕は樹の氷室がすごく好き！」というメッセージを預かっていますが、それを聞いていかがでしょうか？

嬉しいです（照）。HiGH&LOWで僕が好きなキャラクターは、轟なんです。存在感があって、とにかくかっこいい。一人でめちゃくちゃ冷静に考えている裏ボス的存在で、貫禄がすごいところに惹かれています！

―では藤原さんからは、江罵羅商業高校随一の切れ者・鮫岡章治を演じた長谷川 慎さんへメッセージをお願いします！

鮫岡はあんまり喋らない役なんですけれど、目で訴える演技がすごかったですね。江罵羅商業高校の3人組は、すごく屈強そうな風神雷神を引き連れている超美形の鮫岡というギャップがいい！ そのギャップが逆に怖い雰囲気を醸し出していて、最高でした！

フォトギャラリー（全4枚）

撮影／千葉タイチ　取材／亀井友里子　編集／宮島彰子（JJ編集室）