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デビュー前以来の〇〇な出来事も!【THE RAMPAGE】LIKIYA・川村壱馬・吉野北人・武知海青 アルバム発売記念インタビュー

LDH屈指の実力派グループ「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」が2月22日に期待の5枚目となるアルバム「ROUND&ROUND」をリリース! 発売を記念して今回はメンバー16人がJJに登場。4グループに分かれて読者のお悩みに答えてもらいました♡ 今回は人生に頭を抱えるJJ読者のお悩みを岩谷翔吾さん、LIKIYAさん、川村壱馬さん、吉野北人さん、武知海青さんの4人が解決! 早速チェック。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBEって?

ボーカル3人、パフォーマー13人の計16人で構成されたLDH所属のダンス&ボーカルグループ。「RAMPAGE=暴れ回る」と名付けられたこのグループは、その名のごとくステージを踊り暴れるHIPHOPテイストのパフォーマンスが一番の魅力。

今回トークしてくれたのはこの4人…!

[右から]
LIKIYA(りきや)/1990年11月28日生まれ。パフォーマー。グループ派生ユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」としても活動。グループ内の頼れるボスとして信頼のおける最年長メンバー。
川村壱馬(かわむら かずま)/1997年1月7日生まれ。ボーカル。演技にも挑戦。代表作として2019年公開映画「HiGH&LOW THE WORST」やシリーズ最新作「HiGH&LOW THE WORST X」がある。演技の実力も圧倒的に力を伸ばし幅広く活躍中。
吉野北人(よしの ほくと)/1997年3月6日生まれ。ボーカル。某女性誌のイケメンランキングにランクインするビジュアルを持ち、昨年3月6日には自身初となる写真集「As i」が発売され話題に。
武知海青(たけち かいせい)/1998年2月4日生まれ。パフォーマー。Instagramを見ればわかる圧倒的な肉体美がパフォーマーとしてのレベルの違いを感じさせる。

Q1 夢や目標が見つかりません…

――なかなかこれといった夢や目標が見つかりません。皆さんはどうやって天職を見つけましたか?

川村さん:僕のきっかけはEXILEさん。見つからないからといって、焦んなくても良いと思います。やりたいと思ったらその時行動すれば良いし、その時に行動できるかできないかが、そのタイミングを掴んでいるか掴んでいないかで変わって来る。そこで分かれ道ができると思います。だから、ちょっと興味があることに取り組んでみたりとか、興味のあることを探してもいいし。「何をしているときが自分は楽しいんだろう」とか考えてみるのもいいのでは? 自分から夢とか目標を探しにいくのはいいことだと思います。周りの人は夢とか目標とか見つかっているのに自分は見つからない、と焦らなくていい。焦ると、本当にやりたいことかわかんなくなっちゃいそう。

武知さん:今皆さんやられていることはあると思うんですよね。好きなこととか、昔から幼少期から続けていることとか。それが壱馬さんがおっしゃったように形になっていないのであれば、一歩踏み出す勇気を持つこと。実は機会があったのに、タイミングを逃してきた可能性もあると思うし、続けていれば何かが必ず来ると思うんですよ。必ず来る転機を自分で気付けるか、気付かないかで結構変わる。それを気付かないで過ごしていると内気にもなっちゃう。「私には才能がないんだ」とか「これは多分違うんだ」と思い始めると、どんどん好きじゃなくなっちゃう可能性があるので、ネガティブにならずにポジティブに将来のことを考えて! 好きなことをやっていると、色々繋がって来ると僕も思いますね。だから無理に見つけるというよりも、今やっていることを楽しむことが、大事なんじゃないかなと思います。

LIKIYAさん:僕も二人と近いんですけど、好きなことを本当に追求すること。それが例え成就しなくても、絶対人生の糧となると思う。僕はバスケが好きで、中でもマイケルジョーダンを尊敬しています。彼の言っていた言葉で、「好きなことをとことん追求していたら、自ずと何かしらに繋がっていくものが出て来る」という言葉があるのですが、これは本当に僕にも影響を与えてくれています。彼の言葉や行動を自分なりに自分の人生にも落とし込んできた。彼が言うように好きなことを追求していたら、僕が好きなものに、夢に、たどり着いた。僕はそこに尽きると思います。

吉野さん:僕も動かないと見つからないかな〜って思う。みんな言っているように、アクティブにならないと自分のやりたいこともわからないし。何が好きで、何が向いているかもわからないから。まずは動くことがきっとその人の人生をもっと広げてくれる。まずはなんでもいいからやってみるのもいいんじゃないかな。やってみたら何か広がることもあると思います。その場で自分にしかできないこともあるだろうし。行動していくことでどんどん広がっていって、やりたいことが見つかって来るのかなって思います。やってみると自分の知らない自分が見えて来るかもしれないし、自分を探すじゃないですけど。色々アクティブになっても良いと思います。

Q2 ケンカをしてしまった時の仲直りの方法が知りたいです!

――会社や部活など、同じチームの人と喧嘩をしてしまいました。皆さんがチームのメンバーとケンカをしたとき、仲直りするコツはありますか? また、チームのメンバーに言いにくいことを伝えるときに気をつけていることがあれば、教えてください。

川村さん:自分のやっていることが、どうなのかを向き合って考える。そうすれば周りが助けてくれることもあるし。喧嘩ってそれぞれの正義がぶつかり合っているから起こることですよね。ぶつかっていると、そのうち「俺の方が間違っていたな」って思う方が折れるので、それはそれで良いと思うし、良い方に向かっていればプラスだと思う。相手と意見が合わなかった時は自分に一回自問自答して「あれちょっと言いすぎたかな」とか「あれ、これは間違ってないんだよな」とか考えてみることも大切。じゃあもう一回「俺こう思うんだけど」とか、それを周りの人に相談してみたり、巻き込むことも大事だと思います。第三者の意見も聞いてみると気付くこともある。「なんか変! 」だと思ったらまずはみんなに聞いてみて、みんなも変だと言っていたら、「自分の感覚は間違ってなかったな」って思えるし、

ある意味割り切って考えることもできる。仲直りとか割り切って考えるとか結果は色々だけど、チームのために自分も大人の対応をするべき時も来ると思う。

――では、時には大人になることが大事?

川村さん:そうですね。でも、突き通した方がいい正義とか、みんなのためになるようなことだった、突き通した方がいいこともある!

LIKIYAさん: 僕には仲直りということがあまりなくて、喧嘩をしてもいいと思うんですよ。言い合ってもいい。その上で吸収しあうことが大事かな。仲直りというよりは、学びが増えたと思えばいい。自分が話したことがもしかしたら違かったかもしれないという気付きもあるかもしれないし、そういう気付きが喧嘩をして理解し合えた時、それが仲直りだと思う。もちろん、「ゴメン」って言葉もあるかもしれないし、他の謝罪の言葉もあるかもしれないですけど、そこにお互いが理解しあって歩み寄れたら、一番いいですよね。相手の言っていることを受け止めつつ、さっきも壱馬が言ったように、そういう意見もあるんだなって受け止めてもいいと思う。ぶつかったことによって、1つお互いにわかったことができたっていうのがあるので、互いに成長している状況になっている。それが仲直りともいえるかもしれない。とにかく、前向きにとらえないと無理じゃないですかね(笑)。そうしないと、そのまま離れていくだけだと思うので。

武知さん:決してマイナスなことではないですよね。喧嘩をするってことは。お互いが理解し合おうとした結果なので。自分も持っている意見があって、それが結果合わなかっただけなので、それをどっちかに合わせるとかではなくて、歩み寄ることが僕は大事かなと。ただ、自分が思ったことは無理に取り下げる必要もない。自分が思ったことは、自分の性格があって、人格があって、自分の人生があって、出た意見。そこは無理に相手に合わせる必要もないと思います。自分の意見を持ったまま、どう相手と帳尻を合わせるか。言葉だと難しいんですけど、どう歩み寄るかが大事かなと思います。

――我慢する必要はない?

武知さん:ないですね。合わなければ合わないで、合わなくていい。今まで友達だったからとかではなくて、どうしても自分が譲れない意見があって、全く合わないのであれば、それはそれまでの関係だったと僕は思いきるタイプの人間なので、無理に自分が傷ついてしんどい思いをするのはおかしいと思います。喧嘩って相手を知ることなんでね。

吉野さん:みんながもう言ってくれましたね(笑)。

Q3 新しい環境へ飛び込む勇気と人間関係を上手く築く方法が知りたいです

――転職や上京、海外赴任など、新しい環境へと飛び込む勇気がどうにも持てません。皆さんは新しいお仕事にチャレンジするとき、どうやって自分を奮い立たせていますか? また、新しい環境へ飛び込むときに、人間関係をスムーズにするコツがあれば、教えてください。

川村さん:今やっていることを辞める勇気があってもいいと思います。その一言かな。日本の風潮というか、昔からの雰囲気的に、辞めちゃいけない感じもありますよね。継続こそ正義というようなところもあるじゃないですか。「継続は力なり」っていう言葉もそれこそあるんで、それはいいことに使ったらいいと思う。だけど合わなかったり、環境を変えたほうがいいよなって思ったりすることや場合もあるじゃないですか。だから、転職とかは、辞める勇気はあった方がいいと思います。辞めるという選択肢を排除しないほうがいい。今から積み上げないといけないこともあるし、0からのスタートになるとは思うんですけど、でも、逆算して考えて、また新しく頑張ればいいんじゃないですかね。

LIKIYAさん: 新しい環境に飛び込むことが、少しでも可能性があるものなら、いいんじゃないですかね。それに少しでも興味があると思ったなら、進めばいいと思いますし。可能性は無限にあると思うんで、壱馬が言ったように、チャレンジしてもいいんじゃないでしょうかね。あとは人間関係をスムーズにするコツか…。スムーズにしなくてもいいんじゃないですかね。ありがとうございました! で(笑)。

メンバー:(一同笑う)

吉野さん:そうだね、気楽に気楽に。

LIKIYAさん: お世話になりましたって気持ちを持ちつつ感謝で次に進めばいいと思いますよ。

吉野さん:普通でいいんですよ。

川村さん:小学校、中学校の友達って死ぬほどいたと思うんですけど、その人たちと大人になってどんくらい関わっているかっていう話じゃないですか? 環境が変わっても関わる人は関わる人で残るし、そんなこと気にしなくてもいいと思いますよ。LIKIYAさんの言う通り。自分の人生なので。

Q4 自己肯定感の高め方を教えてください

――つい周囲と比べてしまい、自分に自信が持てません。皆さんはどうやって自分に自信を持ったり、自己肯定感を高めていますか?

川村さん:質問者さんと会ったことがないから何とも言えないですけど、自信を持つための方法は努力しかないっすよ! 自分磨きとか、理想とする自分に逆算して何が必要か考えて、短所は短所で、根強くある部分もあると思うので、それとうまく付き合うこと。自分の理想とする自分に近づいていこうとしていけは、自ずと自己肯定感が高まる。で、自分を認めてあげられる。自分を好きになってあげられる瞬間ってあると思うし、周囲を比べてしまうとあれなんですけどね…。変な話、朝起きたらなりたいと思っていた人になっていましたって、瞬間なんてないじゃないですか(笑)。結局、自分の人生を生きているんですよ。その人その人で。自身が人生の主人公なので、その人からしたら、俺らは脇役だし、人の人生を生きてあげることもできないから、別に比べなくてもいいんじゃないですか?

吉野さん:自信はやった分だけつくもの。何もやんないで自信は持てるはずがない。やっぱり、時間をかけてやった分だけですよね?(武知さんの顔を見ながら)先生。

武知さん: 僕は結構チャレンジするのが好きな人間でして。ついつい自分の力量が自分自身でもわからない部分もある(笑)。ただ、僕もどちらかと言うと比べてしまいがちなんですよ。誰かと競い合うことで自分のポジションというか、自分の力の有無を確認するタイプなので、この方が言っていることはとても共感できます。自分に自信がない人は人と比べてしまいがち。比べた上での優越感とか、そこに自分の存在意義を感じると思うんですけど、やっぱりこれっていうのは、人間はたくさんいるので、キリがない! 自分と同じ人は一人もいないから、誰と比べても変わらないんですよね。結局自分しかいないので、自分を育てるには、自分の本当に好きなところとか、自分が自信を持ってやっていることを、「自信あります! 」って表現することが大事。誰かと比べたところで自分は成長しないですし、自分自身を磨くことにもならないので、自信がない時ほど、自分の自信があるものを積極的に発信したりとか、もう一度自分の自信があるものを見つめ直してみたりするのがいいと思います。…うん、そうだと思います(笑)。

メンバー:(一同笑う)

LIKIYAさん:自分の高いところと、低いところを知っておくのが一番いいんじゃないですかね。肉体的にもそうだし、メンタル的にもそうかもしれない。自分が今調子いいとか、悪いとか、それぞれ悩みがあったりすると思うんですよ。その自分の高いところを覚えておいて、それを超えていく努力をしていくしかないんじゃないですかね。自分の高いところっていうのは、自分しかわからないので。それを知っておくことですかね。

Q5 人生を楽しむのにおすすめの楽曲をズバリ!

――きっと皆さんの言葉に救われた人も多いはず。そんなそれぞれ自分の人生を楽しむためにオススメの楽曲はありますか?

川村さん 一曲じゃなくてもいいですか?

――もちろんです!

川村さん「100degrees」と「Dream On」です。

メンバー:お〜。

川村さん:ラップの部分を書かせてもらったんですけど、「100degrees」だったら、「周りのこととか関係ねー! 」くらいの感じで、周りにあるやっかみとか嫉妬とか障害とか、関係ねえっていう強気のラップをしていて。「Dream On」は信じるのは何よりも自分自身っていうところがあるんですけど、それに尽きるなと。周りの意見を聞くことも大事ですけど、結局決めるのは自分なんで。自分の感性で。人に迷惑をかけるのは、自由とは言わないですけど、自由にやりたいように生きてほしい。今、世の中で多いのはやりたくないことを嫌々やっているっていう人が多いですよね。だけどそれを選択したのは自分だよねっていう話なんですよ。「環境が…」とかは結局言い訳でしかなくて。もちろんいろいろな事情とかもあるとは思うんですけど、それ含めても言い訳かなって正直思う部分が僕はあるんで。

――それぐらい強く自分を持ってってことですね。

川村さん:自分の人生を自分で輝かせてあげないと! だから自由に。人に迷惑をかける自由ではなくて。自分の素直になってください。

LIKIYAさん: 僕は「LIVING IN THE DREAM」かな。ライブをやっていて一番感じるのが、僕この曲。

武知さん:僕も一緒です。

LIKIYAさん:なんか、僕は切羽詰まっている方に一番刺さる曲なんじゃないかな〜って。一回落ち着こうよって。深呼吸してみたら違うアイデア出てくるんじゃない? みたいな。

川村さん:へっちゃらになる感じあるもんね。

武知さん:立ち止まることが悪いことではないよって感じの曲なんです。休んでからもう一回頑張ろうよっていう気持ちになる楽曲かなと。

LIKIYAさん: 特にDメロからラストサビまでを聴いていただければわかる。

武知さん:ツアー終盤でもこれが来るんですけど「一回、落ち着いてここからがんばろ?」って自分自身に言い聞かせていますね(笑)。

吉野さん:僕は意外と「Shangri-La」かな。理想郷って意味。何も考えずに、前向きになれるというか。ダンスもそうですし。みんなで「イエーイ! 」みたいな感じになれる。ノリのいい曲! 気分を持ち上げるというのは大事ですからね。

5枚目のアルバム「ROUND&ROUND」のアルバム制作秘話♡

――ここからはアルバムの話も聞かせてください。制作過程での印象的な出来事はありますか?

川村さん:リード曲の「NO GRAVITY」のレコーディング! いつも1時間〜1時間半くらいでレコーディングできちゃうんですけど、これに関しては、普段の2、3倍はかかった。自分の感性も含めて、変化しつつあったり、自分のビジョンも再構築しつつある中だったので、ちょうどいろんな真っ只中。まじで納得いくものが作りたくて…。普段も納得いくまでやるんですけど、よりもう1ステップ上げたいと思ったから、時間をかけましたね、2日に分けて撮りました。こんなに時間がかかったのは、デビュー前の初レコーディング以来のことかも。

――では、新たな挑戦が詰まってる?

川村さん:そうですね。だから2023年が再出発というイメージになりましたね。テーマとして。2021年で「REBOOT」というアルバムを掲げて、再起動。コロナで色々と止まったけれど再起動をかけてという段階で、ファンのみなさんとの距離感も修復しつつあって、2022年はさらに再構築という感じ。自分の中のイメージですけど。ようやく、もう1ステップ上げて動き出せるという2023年。これをきっかけに! ということで再出発というイメージになりました。

吉野さん:今回は「NO GRAVITY」でボーカルもフルで踊らせていただくことになったんですよ。でも、制作過程でいうと時間があまりなかったな〜。リハも2日だけ。2回しかなくて。家で夜に動画を確認とかしながら、それくらい時間がない中で、できる限りのことを精一杯やらせていただきました。時間がないとはいえど、それくらいの熱量と気合いで、MVや曲も作らせていただいいます! よりたくさんの人に届いて欲しいですし、もっともっと自分たちも楽曲に対して、いろんなアプローチをして行きたいなと思いますね。準備をして、いいものを皆さんにお届けできれば、1ステップ上にいけるんじゃないかなと。また改めて気合が入った1枚になりました。

川村さん:それこそ自分たちの曲との付き合い方。制作過程に対しての自分たちの向き合い方。だいぶ変わった時期でしたね。

LIKIYAさん:そうですね。

――「もっとこうしたい! 」という気持ちが強くなった感じですか?

LIKIYAさん: そうですね。自分たちが音楽や、エンタテインメントを作る上で、やっぱり意見をしっかり反映させたいというところがすごく強くありまして。そういうのが強く芽生えてきた。これまでも、そうではなかったというわけではないんですけど。やっぱりグループを作る上でたくさんのスタッフさんが携わる。そこでどこまで自分たちの意見が通せるかということになると、ほとんどなかったに近かった。でも、取材でこういう質問が毎回くる。そういう時に「自分たちって本当は何を発信したいんだろう」とか、そういうことを大きく考えるようになってきていると感じる瞬間でもありましたね。今回のアルバムの制作の段階で。

――それはデビュー5周年を経て、経験の蓄積もあってさらに考えるようになりました?

LIKIYAさん:そうですね。あと、その時の自分たちの空気感もある。どこに向かいたいか、もどんどん変わっていくものでもあるじゃないですか。その瞬間に16人が描いているものと違うものが表現されちゃうと気持ちよく自分たちも押し出せない。それが合意してようやく1つの作品になるのかなというのが、本来の求める形。僕らもアーティストであり、表現者なので。向かいたい先と意見が合致していかないとストレスだったり、フラストレーションが溜まっていくこともあるので。そこは成長や時間とともに変わるものだと思うんですけどね。いろんな意見や感情などが蓄積して、どんどん形になっていくものなのかなということは思っています。

――では、まだまだ自分たちの中に伸びしろを感じていますか?

LIKIYAさん:めちゃくちゃありますね!

吉野さん:てか、これからがスタートなくらい。

川村さん:LIKIYAさんがおっしゃったように、今までは本当にそうだった。新曲に対して、どう発信するかを自分たちが意味を見出す作業が必要だったんですよ。だからそのテーマを決める段階から、スタッフさんと意見を揉んだりとか、携わり方をどんどん変えていきたい。シフトチェンジしましたね、このアルバムの期間に。

――では、ここからがアーティスト「THE RAMPAGE」が生まれるアルバムということですね。

LIKIYAさん:ここからスタートを切れるのかなという感じはします。

――たくさんの想いを込めたアルバム。オススメのポイントも教えてください。

川村さん:個人的な含みもありなんですけど、「STRAIGHT UP」は僕たちがやりたいカラーであり、曲でもあります。ラップ部分とかもがっつり書かせてもいました。書かせていただくときって、メッセージを強く入れ込めるタイミングなので、今までよりもTHE RA MPAGEとしての前向きな気持ちして、自分の最大の意図とか信念を詰め込んでいます。自分の書いたラップの最後の部分に、「We must change the world」ってあるんですけど、「俺らは世界を変えなきゃいけない」と。それくらいの意図というか、それをリリックに反映させていただいて。

吉野さん:僕、意外と「ROLL UP」っていうEDMの曲。今までもやってきましたけど、そこまで振り切ったキャッチーなのはなかったんで、皆さんがどんな反応になるのか楽しみですし、個人的にEDMって僕たちに合うんじゃないかなと感じてはいたので、これが駆け出しになるというか、楽しみな一曲ではあります!

武知さん:実はアルバム12曲中その中の9〜10曲がタイアップソングなんですよ。そう改めてすごいありがたいことにたくさんの方々のお力もお借りさせていただいていますし、それとまた反面僕たちの表現の幅がこんなにも広がっているんだというのを実感した一枚になっています。たくさんの方に聴いていただきたいです。タイアップで初めて僕たちの楽曲を聴くという方もたくさんいらっしゃると思うので、新しい方々も巻き込んで行けるように、頑張っていきたいなと強く思った1枚です。

――では、THE RAMPAGE初心者さんでも入りやすい? 

武知さん:まさにそうですね。「なんか聞いたことがあるグループだな」ぐらいでもいいので、たくさんのメンバーがいて、たくさんの楽曲があって、そういうストーリーがわかる1枚になっていると思います。幅広くたくさんの方に手にとっていただきたいなと思います。

LIKIYAさん: もうみんなが全部言ってくれた(笑)。とにかく全部オススメなんですけど、どの曲もジャンルが違うので、どんな人でも入りやすいのかな。すごくしっとりとした恋愛バラード曲があったり、EDMがあったり、豊かな楽曲が多い中で、特にタイアップもかなり入っています。きっとどこかで聴いたことがあるっていう曲が一曲はあると思うので、それをきっかけにアルバムを聴いていただいても嬉しいですね。もちろん僕らを応援していただいているファンの方々は、熱心に聴いていただいているんですけど、世界バレーもあるので。「日本を元気に」というテーマがLDHにあるなかで、今すごく大変な世の中でもあったりするから、今回のアルバムの中にいろんな気持ちや希望をしっかり落とし込んでいます。自分たちがエンタテインメントで伝えたい気持ちというか、LDHの課題でもある目標でもある「Love ,Dream&Happiness」をしっかり、僕たちなりの形に置き換えて表現しているアルバムになっていると思うので、本当に初めての人でも聴いて欲しいですね。

2023年2月22日リリース! 「ROUND & ROUND」

5枚目となるアルバム「ROUND & ROUND」は“ぐるぐる回る”という意味を持つタイトルに。今作のビジュアルはデビュー前に撮影したビジュアルをオマージュすることで“原点回帰”を表現。改めて【16人一体】となって上を目指し暴れ回るというグループの力強い決意を詰め込んだ内容になっている。CDには映画「HiGH&LOW THE WORST X」主題歌『THE POWER』、「2022世界バレー」TBS公式テーマソング『ツナゲキズナ』のシングル曲に加え、アルバムリード曲「NO GRAVITY」など、新曲4曲を含む全12曲を収録。また、豪華盤の映像には、最新ツアーの「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 “RAY OF LIGHT”」から、11/12(土)、13(日)の2日間大阪城ホールで行われた熱いライブの模様を早くも収録が決定! 通常盤のDVD、Blu-rayにはアルバムリード曲「NO GRAVITY」を含むミュージックビデオ5曲と、デビュー5周年イヤーの2022年1年間に密着した新作ドキュメンタリーも収録されています。

撮影/花村克彦 取材/亀井友里子、石津愛子、小石原悠介、チェユンヨン 構成/菅原南美

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