昨年デビュー5周年を迎え、ますます活躍の場を広げている16人組のダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」。2月22日に5枚目となるアルバム「ROUND & ROUND」をリリース! 新生活がスタートする人も多い春はすぐそこ。人生の目標や人間関係、自己肯定感についてなど、悩み多き20代の人生相談をメンバーにぶつけてみました! 本日は、陣さん、神谷健太さん、与那嶺瑠唯さん、山本彰吾さんが登場します。
THE RAMPAGE from EXILE TRIBEって?
ボーカル3人、パフォーマー13人の計16人で構成されたLDH所属のダンス&ボーカルグループ。「RAMPAGE=暴れ回る」と名付けられたこのグループは、その名のごとくステージを踊り暴れるHIPHOPテイストのパフォーマンスが一番の魅力。
今回トークしてくれたのはこの4人…!
[上から時計回りに]
陣(じん)/1994年4月28日生まれ。パフォーマー兼リーダー。Tokyo FMとbayfm78でレギュラーラジオ番組に出演中。2022年9月にはHiGH&LOWシリーズ最新作「HiGH&LOW THE WORST X」にて映画初出演。
与那嶺瑠唯(よなみねるい)/1995年8月16日生まれ。パフォーマー。独特のオーラや空気感が持ち味で、自称THE RAMPAGEの自由キャラ。韓国語習得にむけてレッスン中。
山本彰吾(やまもとしょうご)/1995年10月6日生まれ。パフォーマー。グループのライブでは構成を考えるなどクリエイティブ面で活躍。グループ派生ユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」としても活動。
神谷健太(かみやけんた)/1995年5月27日生まれ。パフォーマー。2021年放送のABCテレビ「3Bの恋人」で初のドラマ出演を果たし、演技にも挑戦中。グループ派生ユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」としても活動。
Q1 夢や目標が見つかりません…
――なかなかこれといった夢や目標が見つかりません。皆さんはどうやって天職を見つけましたか?
陣さん:僕は人付き合いをする中で変わっていくと思うんですよ。自分に何が求められているか、そして自分は何ができるか、のバランスが分かってくる。僕だったら、ダンス以外で考えると、MCをやらせてもらっていて。それは会社の人やメンバーとの普段の関わりで、僕はこういうキャラだと教えてもらって、仕事につながりました。周りの人の感覚で自分を見るっていうのがすごく大事。演技を始めたのも「できるんじゃないですか?」という声をもらったことがきっかけ。「自分としては意外だけど、やってみたい!」って。
神谷さん:単純にその人の情報量もあると思う。もっと視野を広げて、いろんなものに興味を持つのはどうですか? 例えば、テレビを観ない人だったらテレビを観てみるとか。夢を持っている人の話を聞くのもいいですよね。警察官になりたい人の話を聞いてみたら、弁護士の話が出てきたり、世界が広がったりもする。まずは、自分が生きている世界の外の情報量を増やすのがいいんじゃないですかね。夢が見つかったら、自ずと目標も見つかると思う。まずは夢を見つけることが先。
与那嶺さん:僕もそう思います。自分は何を好きかっていうのを見つけることが、夢につながることになるのかなって思います。あんまり焦ってもしょうがないんですけど、いろんな人と会ってみたり、いろんなものを見てみたりして、自分が感じるものに結び付けてもいいのかな。自分はダンスがずっと好きだったので、LDHのオーディションを受ける前から、ダンスを軸として生きていけるようになりたいなって、漠然と思っていたんです。アーティストっていう職業を知ってから、大好きなダンスで何かを届けられたり、笑顔になってもらえる喜びを得て、今の夢につながりましたね。
山本さん:夢=すごいこと、っていうイメージがあるから、「夢がないんです」っていう人がめっちゃ多いんじゃないかな。有名になりたい!も夢なんですけど、結婚したい、も夢ですし、運転できるようになりたい、も全部同じ夢。そのゴールの大小はどうでもよくて、まずは自分がやりたいことを見つけてほしい。そういう考え方でいくと、いっぱい見つかるはず!
Q2 ケンカをしてしまった時の仲直りの方法が知りたいです!
――会社や部活など、同じチームの人と喧嘩をしてしまいました。皆さんがチームのメンバーとケンカをしたとき、仲直りするコツはありますか? また、チームのメンバーに言いにくいことを伝えるときに気をつけていることがあれば、教えてください。
神谷さん:もしかすると、女性と男性だと、違うかもしれないな。俺らの場合、昼に喧嘩をして、カーッとなって、イラッとしたまま家に帰るじゃないですか。夜、一緒にご飯に行って、お酒を飲んでいたら、もう仲良くなる(笑)。
陣さん:なるべくコミュニケーションを取るようにしますよね。喧嘩をしても、一旦帰宅すると否が応でも頭を冷やすじゃないですか。自分にも悪いところがあったな、って。気まずいけれどちゃんと喋りに行って、ひと言喋ったら、もう全然気まずくない。逆に気まずいからと喋らないままだとずるずる長引くイメージが僕はあるので、なるべく話しかけるようにしています。
山本さん:幼稚園のときにやっていたことをやれるのが一番いいですよね。わーっと喧嘩して、お互いに悪かったね。はいごめんなさい、仲直り、終わり!っていうのが、一番、後を引かない。怒るっていうことは、声を荒げたり、高圧的になる瞬間がある。その点は、どっちが悪かったとしても、怒った方も悪い。だから、ごめんなさいって、握手する。っていうのができたら、一番いいイメージ。といっても、僕はあんまり怒らないんで、そういうシーンにはならないんですけれど(笑)。
与那嶺さん:自分もあんまり怒らないんですけど(笑)、喧嘩っていう意識を話し合いに変えていくのが大事。喧嘩だけど、自分たちの意見の言い合い、思っていることのキャッチボール、と思うようにする。話し合いの延長でお互いに言いたいこと言ったね、みたいな。実は、大人になると、子供みたいにわーっと言い合うことが少ないから、冷たい空気になるじゃないですか。同じ目標に向かっていけば、違う意見も出てくるので、喧嘩になることもあるとは思うんですけど、「これは話し合いなんだな」とシフトチェンジする。あとは、陣さんみたいに伝え方が上手な人から学ぶのもいいですよね。伝え方を学んでいく!
Q3 新しい環境へ飛び込む勇気と人間関係を上手く築く方法が知りたいです
――転職や上京、海外赴任など、新しい環境へと飛び込む勇気がどうにも持てません。皆さんは新しいお仕事にチャレンジするとき、どうやって自分を奮い立たせていますか? また、新しい環境へ飛び込むときに、人間関係をスムーズにするコツがあれば、教えてください。
陣さん:チャレンジしても別に死なないので大丈夫(笑)。緊張したり、時には嫌なこともあると思うんですけど、究極死なないんでね。僕に関して言うと、ひとまず30歳までは色んなことにチャレンジして失敗したいですね。30代、40代になると、きっとさらにチャレンジしづらくなる。チャレンジしないと後悔する人生になる、と思うんですよ。
神谷さん:実際にチャレンジができるかどうかで、そこへの熱量がわかる。興味はあるけれど…、程度だったら、ね。
与那嶺さん:実際にやってみないと、苦手かどうかも分からない。海外に行きたいなら、とりあえず行ってみたらいいし。そこで経験したものが別の機会で活かされるかもしれないし。応援したいですね。今まで築いてきたものを手放したくない、みたいなことはありますよね。でも、大丈夫。死なないから。例えば、僕がRAMPAGEを辞めて消防士になろうかってなったら、迷ってしまう気持ちはわかります。
陣さん:逆に、前の会社で熱意を持ってやっていたら、戻れると思うんですよ。絶対に戻してくれると思います。戻れないようだったら、今の場所は違うんじゃないかな。
山本さん:不安って、最悪の状況を想像しているから、不安っていう感情が生まれる。実際にその場になってから考えれば良いんじゃない? 実際に怖い人がいた時に考えればいい。例えば、格闘技の試合とか、思ったようにできるわけないじゃないですか。その場になって、どう対処するか考えるのが正解になっていくので。
Q4 自己肯定感の高め方を教えてください
――つい周囲と比べてしまい、自分に自信が持てません。皆さんはどうやって自分に自信を持ったり、自己肯定感を高めていますか?
陣さん:僕らも比べられる職業ですよね。
山本さん:一生、比べられています。でも、それもモチベーションになっている。
与那嶺さん:SNSでキラキラしている世界が身の回りにありすぎて、「あの子はキラキラした写真を撮っているのに、私はできない」とか、つい比べちゃうんですよね。自己肯定感っていう言葉、最近すごくよく聞きます。数年前なんて、聞いたこともなかったのにね。自分が思うのは、核となるものを知っておけば、そこまで人と比べて落ち込んだりしないんじゃないかな。自分だったら、沖縄というルーツが好き、ダンスが好き、とか。もちろん、勝負のつく世界もたくさんありますし、ランキングがつくものもたくさんあるけれど、自分がやりたいことを一貫して真っ直ぐ見つめていたら、自己肯定感は下がらないと思う。
神谷さん:もっと自分のことを知れば、良いんじゃないですかね。周囲と比べるんですよね。SNSであの人が高いものをつけていた、なんで自分はそれに対して自信を失っているのか?何を比べているのか? 第三者が見たときに、私が貧乏に見えて可哀想、と思うのか。何と比べているのか、なんで嫉妬しているのか、ちゃんと考えていったら、案外楽になれるんじゃないですか。そもそも比べる必要ある?って。
与那嶺さん:漫画の「ONE-PIECE」を読んだら、良いっすよ。とにかく、読んでください。わかります(笑)。
陣さん:確かにそうかもな。漫画から勇気をもらったりします。比べてしまうって、ある一定のところに行ったら、比べなくなると思うんですよ。例えば、僕がいま木村拓哉さんになりたいかって聞かれたら、自信がないときの自分だったらお金持ちだしカッコいいし、なりたい!って言うと思うんですよ。あんなスター、いないじゃないですか。でも、今はあの大スターになりたいかって言われると、自分のままでいい。比べなくなっているんですよ。デビューしたての頃は、グループ内でも16人もいると色んな人がいるし、比べたこともあったんですけど、今は自分の役割があるし、自分自身がどう生きるかにフォーカスを当てていきたいと思っていますね。
Q5 人生を楽しむのにおすすめの楽曲をズバリ!
――仕事や人生をもっと自分らしく楽しみたい読者のために、おすすめの1曲とその理由を教えてください!
山本さん:あれがいい。「ROUND UP feat.MIYAVI」! おバカっぽい曲調なんですけれど(笑)、唯一無二感がある新曲なんです。それを聞いて、自信をつけてほしい。主人公になれる曲です!
陣さん:「ハジマリノウタ」。まさに、歌詞の通りの楽曲。タイトルも良いじゃないですか。今まではできなかったからダメな理由なんて、一個もないわけで。これを聞いて、今からスタートしよう!と思ってほしい。明日やろうは馬鹿野郎なので、すぐにスタートしてほしい。明日始めようという人は、多分始められないと思う。
神谷さん:今日やろうは、すごい野郎(笑)!
与那嶺さん:僕は「ツナゲキズナ」です。「2022世界バレー」TBS公式テーマソングなんですけど、部活やスポーツだけじゃなくて、人生においても背中を押してくれる曲になっていると思う。皆さん、毎日頑張っていると思うので、たまには甘えらえる曲を。自分って、毎日頑張っているんだなと実感をしてあげるのも大事。この曲から感じて、今から頑張ろうって思ってもらえたら良いなと。
陣さん:今回、そういうメッセージが込められた楽曲が多いので、ぜひアルバムを聴いてみてください!
5枚目のアルバム「ROUND&ROUND」のアルバム制作秘話♡
――ここからはちょっとアルバムの話も。制作過程で印象に残っている出来事はありますか?
陣さん:表題曲「NO GRAVITY」のMV撮影は、朝5時くらいから先発チームのメイクがスタートして、すべて終わったのが19時くらいなんですけど、やましょーがその間、一回しかトイレに行ってないこと(笑)。もう、びっくりして。朝メイクしたときに1回行って、夜19時に終わったとき、「俺、一回もトイレ行ってない」って、言い出して。そんな人います?!
山本さん:体質なんです(笑)。学校のトイレには絶対に行かない、っていう人間だったので。
陣さん:すごいなって。僕はライブの中間でも、気持ち的にトイレに行きたくなるんですよ。行くようになってから、体質が変わってしまって。最近、トイレが近くなったこともあって、驚きましたね(笑)。
山本さん:逆に、行きたいときはほんまにヤバいのが来るので。さくっと「トイレ行ってきます!」っていうのはない。
与那嶺さん:表題曲「NO GRAVITY」のMV撮影で、大慶園っていうところに行ったんですよ。色んなアミューズメントが一体型になっている施設。休憩時間があって、メンバー何人かでゲームしに行ったんです。よく、パンチして威力を測る機械があるじゃないですか。6人メンバーがいて、1人ずつやっていこう!と。バーンって1人ずつやっていって、自分と翔吾、拓磨、昂秀はあんまりだったんです。LIKIYAさんがバーンってやって、良い数字を叩き出したんですよ! 最後、龍がパンチしたら、227kgっていう今までに見たことない数値を叩き出して。いつもはベイビーな感じなんですけれど逆らうのやめよ、ってなりました(笑)!
陣さん:見たかったなー。
神谷さん:そういう時間だったんだ! 朝イチだったんですけど、「その辺のものに触れるなよ」っていう雰囲気でした。実は、MV撮影のときに雨が降っていたんですけれど、映像では雨が降っていないんです。天井が空いているので、床が濡れるとめっちゃ滑るんですよ。人知れず、翔平が百発百中くらい、ずっと滑っていました。
陣さん:頑張りすぎちゃって(笑)。
神谷さん:全体を映していて、後ろの方なので、意外とあんまり見えなくて。すごい滑っているので、もしかしたら映っているんじゃないかな?
―アルバムのおすすめポイントを教えてください。
山本さん:MVはコントラストの効いた映像が好きですね。結構、真っ白な空間だから、色が欲しくなるんですよ。色が欲しいなっていうときに色が差し込むと、パフォーマンスがゴリっとヴィヴィッドに見える。
陣さん:ライブ映像が収録されている形態があります! ライブだと生感が伝わりますよね。原点回帰というコンセプトがありますし、これを機会にいろんな曲を聴き返してもらえるきっかけになったらいいですね。ボーカルの声質も変わってきていると思うので、聴き比べていただけたら!
与那嶺さん:アルバムは10形態あって、1形態ごとにコンテンツがありますし、会員になっていただいた方にはより楽しんでもらえるグッズがある。会員になると、最新ビジュアルで作られたアクスタがついています。音楽、映像、グッズまで、色んなエンタメが詰まっています!
神谷さん:コロナもようやく開けてきて、エンタメ業界もいよいよ2023年は盛り上がると思うので、その勢いに乗るTHE RAMPAGEの再スタートになるようなアルバムになったと思う。今のTHE RAMPAGEをぜひ、このアルバムを手に取っていただいて、覚えて、楽しんでいただけたら嬉しいです!
2023年2月22日リリース! 「ROUND & ROUND」
映画「HiGH&LOW THE WORST X」主題歌『THE POWER』、「2022世界バレー」TBS公式テーマソング『ツナゲキズナ』のシングル曲に加え、リード曲「NO GRAVITY」など、新曲4曲を含む全12曲を収録。全部で10形態あり、豪華盤の映像には、最新ツアーの「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2022 “RAY OF LIGHT”」から、11/12(土)、13(日)の2日間大阪城ホールで行われた熱いライブの模様を収録。通常盤のDVD、Blu-rayにはアルバムリード曲「NO GRAVITY」を含むミュージックビデオ5曲、そしてデビュー5周年イヤーの2022年1年間に密着した新作ドキュメンタリーも収録。デビュー前に撮影したビジュアルをオマージュすることで“原点回帰”を表現したビジュアルにもご注目!
撮影/花村克彦 取材/亀井友里子、石津愛子、小石原悠介、チェユンヨン 構成/菅原南美