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クスッと笑える放課後無駄話【映画:セトウツミ】池松壮亮 菅田将暉出演

とある河原、いつもの放課後、いつもの二人。 高校の学ランに身を包んだ内海想瀬戸小吉は、今日も階段に座り込んでとりとめのない話を交わしている。

特別な事件は何も起きないけれど、何気ない日々のくだらなさや可笑しみ、愛おしさが、四季の移り変わりとともにキラキラと輝く。

原作は「別冊少年チャンピオン」にて連載中の此元和津也さんの漫画。
男子高校生が主人公なのに熱い青春ドラマではなく、帰宅部の二人が延々喋るだけという設定で、「会話」の面白さで読者を惹きつける斬新な作風が人気の秘訣。

舞台の河原は作者の住む大阪の町に実在する場所で、映画も実際に現地の同じロケーションで撮影された。

第1話:「セトとウツミ」

河原の階段に腰掛けている学ラン姿の内海想(池松壮亮)瀬戸小吉(菅田将暉)、高校二年生。
二人は毎日瀬戸が塾に行くまでの一時間半をここでダラダラと喋りながら一緒に過ごす。
深刻なときに出る「神妙な面持ち」について追求する二人。しかしこの日は河原にもう一人の先客がいた。
じっと立ったまま川のほうを見つめ続けるくたびれた身なりのおじさんが気になる二人は勝手に妄想を始める。
そこへ先輩でヤンキーの鳴山(成田瑛基)がやって来て……。

第2話:「アメとムチ」 第3話:「イカクとギタイ」 第0話:「内海想の出会い」第4話:「先祖と子孫」第5話:「瀬戸小吉の憂鬱」 第6話:「出会いと別れ」 エピローグ:「樫村一期の想い」で構成

 

二人が喋っているだけの映画ですが、まったりと流れる時間の中に、若さの中にある勢い、どうしようもない退屈、どこかで感じている絶望が詰まっている。笑えて何だかしんみりとする物語。

映画『セトウツミ』
7月2日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

監督:大森立嗣 『まほろ駅前狂騒曲』『さよなら渓谷』 
原作:此元和津也 (秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)
出演:池松壮亮 菅田将暉 中条あやみ
配給: ブロードメディア・スタジオ

©此元和津也(別冊少年チャンピオン)2013
©2016映画「セトウツミ」製作委員会
2016年/カラー/アメリカンビスタ/75分

 

 

 

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