コラム

「逆さ箸」はマナー違反?知らないと超恥ずかしいお箸マナー

和食を食べるときに気になるのが、お箸の使い方。あなたが何気なくしているその箸使いは、もしかするとマナー違反かもしれません。

大人レディたるもの、美しくお箸を扱えるとすてきですよね。

そこで今回は、知らないと恥ずかしいお箸のマナーについてご紹介します。あなたは、正しくお箸を使えていますか?

 

■割り箸を割るときの注意点

外食をした際に使うことが多い割り箸。実は、割り箸の使い方にも、マナーがあることを知っていましたか? 

たとえば割り方。割り箸を割るときは、横に持って上下に静かに割ります。縦に持って、左右にお箸を割ることは、縁起が悪いとされているので、注意してくださいね!

割るときは、下から約4センチのところを持って割るようにすると、きれいに割ることができますよ。

■箸袋がある場合

お箸の使用後は、箸袋に戻します。

ただし、元通りに袋に戻すと、使用前と使用後の区別がつきにくいもの。そのため、お箸の先を半分くらい箸袋に入れて、余った袋を折り返すようにしましょう。

お箸が使用済みであることがひと目でわかりますし、見た目もきれいに収まるのですてきです。これを知っているだけでも、周囲と差がつきそうです。

■お箸のタブー10か条

ついついやってしまいがちなお箸のNGマナー。

特に気をつけたいのは、以下の10か条。普段から意識しておくようにしましょう。

(1)刺し箸
料理にお箸を突き刺して取ること。

(2)迷い箸
「何から食べようかな~」とお箸を持った手が迷っていったりきたりすること。

(3)寄せ箸
お箸で器を引き寄せること。

(4)探り箸
料理をかき回して、自分の好きなものだけを探すこと。

(5)逆さ箸
料理をとりわけるとき、逆さに持つこと。「直箸(じかばし)」は失礼にあたるのでは……という心配りも大切ですが、その場合は「取り箸」をお店の人にお願いするといいでしょう。

(6)涙箸
お箸で取った料理の汁などをポタポタと落とすこと。

(7)拾い箸
お箸とお箸で食べ物を受け渡すこと。火葬場で遺骨を拾う方法なので、縁起が悪いとされています。

(8)食いつき箸
お箸をくわえたまま、器を持つこと。

(9)指し箸
お箸で、人や物を指すこと。

(10)渡し箸
食事の途中で、器の上にお箸を渡すことは、「ごちそうさま」を意味します。お箸は箸置きに戻すようにしましょう。

 

いかがでしたか? お箸の使い方のマナー違反は、大人になるととても恥ずかしいことです。

食事中のしぐさが美しいとあなたの印象もアップします。ぜひ、今日から意識してみくださいね。

 

文/桜 美月 画像/Shutterstock(Fast&Slow、Sergey Mirono、Victor Wong、derek khamklap、Shaiith、miya227) 
参考文献/『媚びてないのにかわいいシンデレラマナー』(主婦の友インフォス情報社)

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