大人になると、学ぶ機会が少なくなる“漢字”。
スマホやパソコンですぐに調べることができるので、覚える機会も減ってしまうもの。
だからこそ、難しい漢字や読み間違いの多い漢字をさらっと読めたらかっこいいですよね!
そこで今回は、読めたらかっこいい漢字を5つご紹介。どのくらい読めるのか、チェックしてみてくださいね!
(1)頌春
新年を祝う言葉である「頌春」。
年賀状にも書かれていることが多い言葉なので、年のはじめに必ず目にしているかもしれません。
そんな「頌春」の読み方、わかるでしょうか。
正解は……
「しょうしゅん」です。
「頌」のへんにつられて、「こう」と読み間違えないように気をつけましょうね!
毎年読む機会のある漢字、正しく読めるとかっこいいですよ。
(2)着物の「八掛」
着物の裾裏にかける布地を「八掛」といいます。
しかし、着物をよく着る方は少ないかと思いますので、正しい読み方を知らない人も多いはず。
そんな「(着物の)八掛」の読み方、わかるでしょうか。
正解は……
「はっかけ」です。
最近では、京都や鎌倉旅行で着物をレンタルする女性が増えていますが、そんなとき、この「(着物の)八掛」を正しく読めたらすてきですよね。ぜひ覚えておいてくださいね。
(3)便法
本来は、便利な方法という意味の「便法」。
今は、間に合わせの便宜的な方法という意味で使われている漢字です。
思わず「びんぽう」と読んでしまいそうな漢字ですが、その読み方は誤りです。
そんな「便法」の読み方、わかるでしょうか。
正解は……
「べんぽう」です。
読めそうで読めない漢字こそ、しっかり読めるとかっこいいですよね。
(4)遡及
過去にさかのぼることを意味する「遡及」。
しんにょうの中に書かれている「朔」につられて「さくきゅう」と読んでしまいがちですが……正しい読み方、わかるでしょうか。
正解は……
「そきゅう」です。
今では、慣用読みである「さっきゅう」とも読まれていますが、本来は「そきゅう」だということを覚えておきましょうね。
(5)扁桃
ここでひとつ、食べ物にまつわる漢字を出題。
この漢字は、ダイエットに最適だといわれている、ある食べ物の漢字です。
では、この「扁桃」、なんと読むかわかるでしょうか。
想像力を働かせてみてください。
正解は……
「アーモンド」です。
「へんとう」とも読むこの漢字が、「アーモンド」であると知っているとかっこいいですよ!
みなさんは、どのくらい読めましたか? ひとつでも多く読めるようになって、漢字に強い、大人レディを目指しましょう!
文/桜井美穂子 画像/PIXTA(ピクスタ)(metamorworks、mizina、Fast&Slow、Mills、sasaki106) 参考文献/大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)