日頃から馴染みのある漢字、あなたは正しく読めていますか?
読めていないことに気づかないままだと、のちのち恥ずかしい思いをすることになるかもしれません。
そこで今回は、読めないと恥ずかしい漢字を4つご紹介。
“きっと読めるだろう”と思っていても、意外と間違えて覚えていることもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
(1)寸胴
くびれがなくて、まっすぐなことを意味する「寸胴」。
「寸胴体型」という言葉なら、日常でよく見る方も多いのではないでしょうか。
そんな「寸胴」は、「寸」という漢字につられて「すんどう」と読み誤りがち……。
正解は……
「ずんどう」なんです。
ラーメン屋などで使われている「寸胴鍋」も「ずんどうなべ」と読みますので、覚えておいてくださいね。
(2)凋落
今まで盛んであったものがおちぶれること。また、草木の葉がしぼんで落ちることを意味する「凋落」。
前者の意味では、「旧家の凋落」などと使われます。
そんな「凋落」の正しい読み方は……
「ちょうらく」です。
聞いたことはあるけれど、漢字を見てもピンとこなくて「しゅうらく」と読んでしまった……なんていうことにならないようご注意を!
(3)補填
足りない部分をそれで補充することを「補填」と言います。
ビジネスシーンで「〇〇を補填するために~」などのような会話を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
そんな「補填」の正しい読み方は……
「ほてん」です。
新入社員のコが会議で「ほちん」と読み間違えてしまい、その場の空気が凍ってしまった……なんていうエピソードも。みなさんも正しい読み方を覚えて、職場で恥ずかしい思いをしないようにしましょうね。
(4)直火
火に直接当てることを意味する「直火」。
こちらも、間違った読み方をしてしまうと恥ずかしい漢字です。
「直火」の正しい読み方は……
「じかび」です。
ここでの「直」は「じか」と読むことに注意しましょう。
読めないと恥ずかしい4つの漢字、みなさんはいくつ読めましたか? 知らず知らずのうちに間違った読み方で覚えてしまっていた人は、この機会に正しい読み方を覚えておきましょう。
文/桜井美穂子 画像/PIXTA(ピクスタ)(YAMATO、EKAKI、Fast&Slow、zon、kou、Taka) 参考文献/大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)