コラム

「痴れ言」=「ざれごと」?読めそうで読めない漢字4 つ

テレビでよく見る漢字や、日常で使う漢字のなかには、意外と読み方がわからない……ということがありますよね。

わからないままにしておくと、読まなければいけない状況になったとき恥をかくことも!?

そこで今回は、読み方を知っておきたい漢字を4つご紹介。

あなたの漢字力をぜひためしてみてくださいね。

 

(1)「人定」質問

「人定」というのは、本人であることを確認するという意味。

裁判の「人定質問」などのような使い方をします。

ニュースでも耳にする言葉なので、社会人なら読み方を知っていたい漢字ですね。

そんな「人定」、なんと読むかわかりますか?

正解は……

 

 

「じんてい」です。

「認定」という言葉があるので「にんてい」と読み間違える人が多いよう。

新聞のニュース欄でもよく目にする言葉なので、覚えておいて損はないですよ!

(2)「言質」を取る

あとの証拠となる言葉を指す「言質」。

「言質を取る」というような使い方をします。

刑事ドラマなどで聞くことが多いこの言葉、なんと読むかわかりますか?

正解は……

 

 

「げんち」です。

昨今では、誤読から生じた慣用読みである「げんしつ」「げんしち」とも読まれるようですが、本来は「げんち」という読みであると覚えておきましょう。

(3)「澄明」な大空が気持ちいい

澄み切って明るいことを意味する「澄明」。

この「澄」は「とう」とは読みません。

そんな「澄明」、なんと読むかわかりますか?

正解は……

 

 

「ちょうめい」です。

「澄」につられて「とうめい」と読み間違いやすいので、要注意です。

(4)酔っ払いの「痴れ言」

ばかげた言葉を意味する「痴れ言」。

「酔っ払いの痴れ言」などの使い方で、耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

そんな「痴れ言」、なんと読むかわかりますか?

正解は……

 

「しれごと」です。

「ざれごと」と勘違いしている方が多いかもしれませんが「ざれごと」は「戯言」と書きます。

どちらの漢字も覚えておけると完璧!?

 

あなたはいくつ読めましたか?

大人の漢字力を身につけて、自信をもって使いこなせるようになれるとすてきですね!

 

文/桜井美穂子 画像/PIXTA(ピクスタ)(プラナ、maroke、A_Team、U-taka、Ushiko、ふじよ) 参考文献/大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)

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