自分では正しく読めているつもりでも、実は読み間違えている漢字って、意外と多くあるものです。
そこで今回は“冬を感じさせる漢字”の中から、特に読み間違いが多い4つの漢字をピックアップしてご紹介します。
いくつ正解できるか、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
(1)極月
「極月」とは、文字通り「年の極まる月(12月)」を意味します。
この漢字で特に間違えやすいのが「極」の読み方。「極」を「ごく」と読むのか「きょく」と読むのか……。あなたはどちらだと思いますか?
正解は……
「ごくげつ」です。
「ごくげつ」という読みが一般的ではありますが、「ごくづき」や「きわまりづき」と呼ばれることも。あわせて覚えておくといいでしょう。
(2)雪霰
天気の名称のひとつである「雪霰」。
天気予報では、「霰」をひらがなで表記することが多いため、読めない方が多いかもしれません。
そんな「雪霰」の読み方は……
「ゆきあられ」です。
ちなみに、細かく切ったもちを、いって味をつけたお菓子である「あられ」も「霰」と書きます。
日本人なら馴染みのあるお菓子ですので、あわせて覚えておきたいですね。
(3)湯湯婆
漢字の読み方の前に、「これって人の名前?」と勘違いしやすい「湯湯婆」。
「湯湯婆」とは、寒い時期に使う暖房器具です。人によっては布団の中に忍ばせて足を温めたり、最近では肩用の湯湯婆も発売しています。
そんな「湯湯婆」ですが、正しい読み方は……
「ゆたんぽ」です。
あなたは正しく読めたでしょうか? もし普段から湯湯婆を使っているという人は、ぜひとも正解しておきたいですね。
(4)雪景
雪が一面に降り積もった景色を意味する「雪景」。
うっかり「ゆきけい」と読んでしまいそうになりますが、
正しくは……
「せっけい」です。
ちなみに「雪景色」は、「ゆきげしき」と読みます。
冬を感じさせる漢字、あなたはいくつ読めたでしょうか? 全く読み方を知らなかったというものもあれば、惜しくも間違えてしまった、はたまた全部読めたという方もいるでしょう。
もし今回読めなかった漢字があれば、ぜひこの機会に正しい読み方を覚えておいてくださいね!
文/大内千明 画像/PIXTA(ピクスタ)(tomos、KIMAGES、Yp111、ふじよ、zon)、Shutterstock(nayuki.wong) 参考文献/大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)