動物園や、ニュースなどで目にする動物たちは、普段ひらがなやカタカナで書かれていることが多いですよね。
そのため、見聞きする機会は多くても、正しい漢字を意外と知らない……なんていう人も。
そこで今回は、読めそうで読めない動物の漢字を4つピックアップしてご紹介。雑学として知っておくと何かの機会に役立つかも……!?
(1)「犀」
アフリカ大陸の一部やインドなど、暖かい地域に生息している「犀」。体毛が少ないため、寒い地域には適していないといわれている動物です。
「犀」の特徴といえば、なんといっても大きなツノ! このヒントでピンときた人がいるのではないでしょうか。
漢字で「犀」と書く動物といえば……
「さい」が正解です!
(2)「河馬」
水辺でゆったりのんびり……。そんな印象を抱きがちな「河馬」。
でも、実は見かけによらず走るのも泳ぐのもとても速い動物なんだそう。さらに、野生の「河馬」は気性が荒く、縄張りに入ってきた動物には容赦ないのだとか。
そんな意外な一面をもつ「河馬」は……
「かば」と読みます。
(3)「土竜」
「土竜」は、土のなかでトンネルを掘り、生活をする動物です。
「土竜」の目は小型で、皮膚や体毛に埋もれている場合もあり、視力はほとんど発達しないといわれています。
そのぶん、触覚が発達していて、トンネルに引っかかって落ちてきた獲物にいち早く気づいて捕獲することができるそうです。
そんな「土竜」は……
「もぐら」と読むのが正解!
(4)「栗鼠」
「鼠(ねずみ)」という漢字が入っているこちら。
文字通り、栗などの木の実が大好物で、どんぐりや野菜、果物、虫などさまざまなものを食べるといわれています。
また、モモンガやムササビなども「栗鼠」の仲間といわれているそう。
頬いっぱいに詰め込んで食事をする姿がとてもキュートな「栗鼠」は……
「りす」と読みます。
ペットとして飼ったことがある人がいるかもしれませんね。
いかがでしたか? 実際に馴染みのある動物だとしても、漢字になると読めなくなってしまう人が多いのではないでしょうか。
すぐに使う機会は少なくても、何かの会話のネタとして知っておいて損はないかも……!?
文/大内千明 画像/PIXTA(ピクスタ)(Byrdyak 、Revy、dorry、geertweggen) 参考文献/新明解国語辞典 第七版(三省堂)