会話やLINEなどで日常的に使っている言葉でも、漢字表記になると意外と読めないことが多いものです。
そのなかでも「1文字の漢字」をピックアップしてご紹介します。
いくつ読めるか、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
(1)男性に人気のパーツ?「項」
「項」は音読みで「こう」と読みますが、一方で訓読みの場合は、ひらがな3文字の“カラダの部位”を示す言葉になります。
自分からは見えない部分ですが、男性のなかには「“項”が好き」という人が少なくないようです。
そんな「項」の正しい読み方は……
「うなじ」です。
(2)生理現象のひとつ!「嚔」
生理現象のひとつであり、時期によってはこれがとくにひどくなるという人も……。
「嚔」が止まらないのは本当につらいものです。
そんな「嚔」の正しい読み方は……
「くしゃみ」です。
ちなみに「嚔」と書いて「くさめ」とも読めますが、意味は「くしゃみ」と同じです。
(3)冬の訪れを感じる「凩」
秋の終わりから冬のはじめにかけて、吹き荒れる冷たい風を「凩」と言います。
また、童謡の歌詞にもひらがな表記で使われていて、歌ったことがある人がいるかもしれませんね。
そんな「凩」の正しい読み方は……
「こがらし」。
「木枯(ら)し」と書くこともあります。
(4)ハレの日には欠かせない?「杯」
音読みでは「はい」と読みますが、訓読みでは、“お酒をついで飲む小さな器”を指します。
お正月や結婚式など、ハレの日を祝う席では、日本酒を「杯」についで飲むことがあります。
そんな「杯」の正しい読み方は……
「さかずき」です。
「杯」のほかに「盃」とも書きます。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。知識として頭の中に入れておくと、ふとした場面で役立つかもしれません。
文/大内千明 画像/PIXTA(ピクスタ)(Mills、Ushico、Fast&Slow、ryanking999) 、shutterstock(Bugtiger)