スーパーでは、ひらがな・カタカナ表記で売られていることが多い食材。
漢字にすると正しく読めますか?
今回は、読めそうで読めない食材を5つご紹介します。
(1)「牛蒡」
食物繊維が豊富で、サラダなどにも使われる「牛蒡」。
煮物や炊き込みご飯など、和食には欠かせない食材です。
「牛蒡」の正しい読み方は……
「ごぼう」です。
漢字の印象からは名前がなかなか想像しにくいため、読めない人が多いのでしょう。
(2)「菠薐草」
鉄分を多く含む食材で、和え物やおひたし、ポタージュスープなどさまざまな料理に使われています。
そんな「菠薐草」の正しい読み方は……
「ほうれんそう」です。
ちなみに「法連草」という漢字表記もありますが、「菠薐草」も「法蓮草」もどちらも正しい表記とされているそうです。
(3)「辣韮」
「辣韮」は、独特のにおいとピリっとした辛味が特徴的な食材です。
スーパーなどで売られているものの多くは甘酢漬けで、生の「辣韭」はそれほど流通していないと言います。
栄養価が高く、“畑の薬”とも呼ばれているそう。
もうピンときた方もいるでしょうか。「辣韭」の正しい読み方は……
「らっきょう」です。
「辣韮」のほかに「辣韭」または「薤」と表記されることもあります。
(4)「青梗菜」
「青」と「菜」という文字が含まれていることから、何となく「青菜の一種かな」とイメージした人もいるのではないでしょうか。
文字通り「青梗菜」は青菜の一種で、中国から伝来された食材です。
中華料理だけではなく、和え物や煮物としても使われ、バリエーションは豊富。
そんな「青梗菜」ですが……
「ちんげんさい」と読みます。
(5)「胡瓜」
この漢字は、読める方が多いのではないでしょうか。
主にサラダで食べることが多いのですが、漬物やおつまみになったり……。
食卓に欠かせない食材のひとつです。
そんな「胡瓜」の正しい読み方は……
「きゅうり」です。
「青梗菜」や「牛蒡」など、スーパーでよく見かけるような食材も、漢字表記になるととたんに読めなくなってしまうものです。
間違いやすいからこそ、読めると一目置かれることも……。分からなかった漢字があれば、ぜひこの機会に覚えておきましょう!
文/大内千明 画像/Shutterstock(metamorworks、kai keisuke、Brent Hofacker、pepmint、inewsfoto、erkanupan)