社会人3年目ともなると、後輩に指導する場面が出てきますよね。
先輩や上司の立場になってみて初めて、後輩を育てる難しさを知ることでしょう。なかには、ひとクセある後輩に頭を悩ませているコもいるみたいで……。
そこで、今回は、困った後輩エピソ-ドを5つご紹介します。
(1)他人に仕事を投げて飲みに行く
先輩からお願いされた以上は、自分が責任をもって進める。これは仕事の基本です。
しかし、なかにはお願いされている仕事を他の人に任せ、自分はさっさと飲みに行くという身勝手な後輩もいるようです。
先輩としては「せっかく〇〇さんに任せたのに、意味がない」と思いつつ、結局、お願いした自分がやるはめに……。
自分が注意してもあまり効果がなく、度々このようなことが繰り返されるようであれば、より上の立場の方に指摘してもらえるよう相談してみるのもいいかもしれませんね。
(2)人の机まで占領する
会社で働いている以上、周囲に迷惑をかけないように気を遣うのは基本マナーです。
とくにデスクの上は、いくら自分の席とはいえ自由に使っていいわけではありません。できれば、書類はきれいに保管しておいてほしいところですが……後輩たちのなかには、隣のデスクまで自分の場所だと勘違いし、一向に片づけないコがいるようです。
また、机の上に書籍や大事な会議資料をどんどん山積みにしていたため、ある日、雪崩状態になり隣の机にまで崩れ落ちる……といったケースも!
「仕事がデキる人ほど、整理整頓上手!」なのは気のせいではないはず。
もし肝心なときに大切な資料が見つからないほどであれば、先輩としてしっかり指摘するようにしましょう。
(3)香水のにおいがキツすぎて仕事に集中できない
職場での身だしなみは“相手に失礼のないこと”が肝心。とくに「におい」に関しては、十分に気をつけなければいけません。
女子にとって香水は気分をアゲるためのアイテムですが、キツいにおいに気づいていない後輩もなかにはいるようで……。
「においが強い香水は苦手」「長時間嗅ぐと気分が悪くなる」という人は少なくありません。
香りがキツイと、周囲はなかなか仕事に集中できなくなってしまいますよね。
あまりにも気になる場合には、本人の同期のコにさりげなく伝えてもらうようにしたりするのも手かもしれませんね。
(4)お願いごとをするたびに深いため息をつく
新人の頃は、どうしても先輩から指導される機会が多くなります。最初から完璧に仕事をこなせるわけではありません。
先輩たちも同じように失敗をし、乗り越えてきているからこそ、時間を割いて一生懸命に説明をしてくれるのです。そんななかでも、指導されるたびに「はぁ」とため息をつく人がいるようです。
おそらく「指摘してもらってよかった」ではなく「どうして私ばかり、うるさく言われなきゃいけないの?」と思っているのでしょう。
指摘されるたびにふてくされていたら、さすがに周りの空気が悪くなりそうですよね。
(5)あえて個別に話しているのに、大声すぎて周りに筒抜け
後輩を思って、別室に案内し、相談をもちかけているのに……本人は指導されるのが納得いかないのか、大声で反論。
別室とはいえ、声が大きければ周りに筒抜けです。
感情的になってしまうのは仕方がなくても、先輩だっていつもニコニコ受け止められません。
当事者だけではなく、一緒に働いている人たちも嫌な思いをします。後輩たちも、いつか先輩になったとき同じように苦労をするのかも!?
職場には、いろいろな価値観をもっている人たちが集まっています。自分にとっては「正解」と思っていることが相手に通じないときも多々あるでしょう。
後輩も入ってきて、立場が変わりつつあるなら、ときには毅然とした態度で注意をすることも必要です。
それと同時に、自分も先輩たちにとって嫌な後輩や扱いづらい後輩にならないよう、気をつけましょう!
文/山口 恵理香 画像/PIXTA(ピクスタ)(Fast&Slow、nonpii、happyphoto、metamorworks、Ushico、muu)